レビュー

Nintendo SwitchやMacBookも充電可能なUSB PD対応の超大容量26800mAhモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」レビュー


Ankerから最大100Vの電圧で急速充電を可能にするUSB電源供給規格「USB Power Delivery(USB PD)」対応ポートを備え、モバイル機器はもちろん、Nintendo SwitchやMacBookまで充電してしまう超大容量26800mAhモバイルバッテリー「PowerCore+ 26800 PD」と、出力だけでなく入力もQuick Charge3.0に対応した「PowerCore Speed 20000 QC」のアップグレードモデル「PowerCore Speed 20000」が2017年8月14日(月)から登場しています。もはや「モバイルバッテリー」の垣根を越えそうな高性能バッテリーの実物がGIGAZINE編集部に届いたので、実際に使って試してみました。

編集部に届いた「PowerCore+ 26800 PD」と「PowerCore Speed 20000 QC」がコレ。


さっそく開封していきます。


◆Anker PowerCore+ 26800 PD
コレがPowerCore+ 26800 PD。本体に加えて急速充電器、USBケーブル(USB-C/USB-C)、USBケーブル(USB-A/Micro-USB)、専用トラベルポーチが付属しています。


PowerCore+ 26800 PDの本体はこんな感じ。従来のブラックベースのデザインは踏襲していますが、「モバイルバッテリー……?」と戸惑ってしまうほどのサイズ感。


手に持ってみるとこれくらいで、26800mAhという大容量を搭載しているだけあり、ずっしりと重みを感じます。


電源ボタンを押すとバッテリーの残り残量をLEDインジケータで確認可能。


入出力はUSB 3.0ポート×2、USB PDポート×1。USB 3.0ポートは両方ともAnkerの独自高速充電技術「PowerIQ」に対応しており、モバイル機器を素早く充電できます。


なお、入出力のスペックは以下の通り。USB 3.0ポートの出力が「5V=3A(最大3A)」、USB PDポートの出力が「5V=3A、9V=3A、15V=2A、20V=1.5A」で、USB PDポートの入力が「5V=3A、9V=3A」となっています。


裏面にロゴやボタンは何もなし。


重量は実測で581g。寸法は約180×80×24mmです。


USB PDポートでNexus 5Xを充電したところ、Quick Charge 2.0対応の充電器で充電した時と同じように、「急速充電中」と表示されました。


USB PDポートを使えばモバイル機器だけでなく、USB PD対応充電器が必要なNintendo Switchの充電も可能。ただし「TVモード」のようにNintendo SwitchがHDMI接続されている時は充電できないそうです。また、容量の目安としては、iPhone 7を10回以上、タブレット端末を2回以上、MacBookおよびMacBook Pro(13インチ)を1回以上充電できるとのこと。


USB PDポートから本体を急速充電するために必要なUSB-C急速充電器は、バッテリーに寄せたデザイン。


USB-C急速充電器からUSB PDポートに挿し込めば、26800mAhの容量をわずか4.5時間で満タンにできるとのこと。USBケーブル2本挿しという強引な方式でバッテリーを急速充電可能な「PowerCore II 20000」が、20000mAhを6時間以内に充電するという性能であることを考えると、USB PD対応のPowerCore+ 26800 PDはスマートかつより高速にバッテリーを充電できることがわかります。


専用のトラベルポーチに入れるとこんな感じ。


ポーチは本体を入れても入り口に少し余裕があるので、USBケーブルをいっしょに入れて持ち運ぶことも可能です。


◆Anker PowerCore Speed 20000 QC
続いて「PowerCore Speed 20000 QC」を開封。中には本体とトラベルポーチ、Micro-USBケーブルが入っていました。


入出力は出力用USBポート×2(左PowerIQ/右Quick Charge 3.0)、入力用Micro-USBポート。


入出力のスペックは以下の通り。QC 3.0入力が「5-7V/2A、7-9V/2A、9-12V/1.5A」で、QC 3.0出力が「5-8V/3A、8-10V/2.4A、10-12V/2A」。通常時の出力が「5V/2A」です。


正面には「Anker」のロゴとLEDインジケータ。


側面のボタンを押すとバッテリーの残容量を確認できます。


背面にはQuick Charge 3.0のロゴが入っていました。


重量は実測で359gとなり、寸法は約166×62×22mmでした。前モデルから比べて容量そのままで30%のコンパクト化に成功しているとのこと。


手に持ってみたところ。PowerCore+ 26800 PDに比べるとスリム&コンパクトな印象で、さほど重みも感じません。


クレジットカードサイズの「PowerCore 10000」と「PowerCore Speed 20000 QC」「PowerCore+ 26800 PD」を並べると、それぞれのサイズ感がわかります。


Quick Charge 2.0対応のNextbit RobinをQuick Chargeポートでしたところ、問題なく「急速充電中」と表示されました。PowerCore Speed 20000 QCは出力だけでなく入力もQuick Charge 3.0に対応しているのがポイント。このようにQuick Charge対応のスマートフォンを急速充電できるだけでなく、Quick Charge対応の充電器からバッテリー本体を充電すると、前モデルの2倍高速となる約5時間40分で充電可能とのこと。なお、容量の目安としてはiPhone 7を約7回、Galaxy S8を4回以上、2017年発売のiPad Pro(9.7インチ)を約2回充電可能だそうです。


トラベルポーチに入れるとこんな感じ。


本体を入れると内部にあまり余裕はなくなりますが、バッテリーと重ねてUSBケーブルを収納可能です。


なお、「Anker PowerCore+ 26800 PD」の価格は税込9999円。

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また、「PowerCore Speed 20000」の価格は税込4599円です。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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