頭で考えるだけで操作することが可能になるVRヘッドセット「Vive」向け開発キットをNeurableが発表


脳波を読み取るセンサーを用いることで人間の「心」を読み取る装置を開発するNeurableが、HTC製VRヘッドセット「Vive」向けの開発キットを発表しました。この装置を使えば、まるで映画「スター・ウォーズ」でルーク・スカイウォーカーがフォースを使ってライトセーバーを手に取ったように、頭で考えるだけで画面内のメニューを操作することが可能になり、ゲームをはじめとするコンテンツの在り方に新しい可能性を広げることになりそうです。

Developers | Neurable INC
http://www.neurable.com/developers

Announcing the world’s first brain-computer interface for virtual reality
https://medium.com/neurable/announcing-the-worlds-first-brain-computer-interface-for-virtual-reality-a3110db62607

Neurableが発表したのは、HTC Viveのヘッドストラップと交換することで脳波センサーを装着できるハードウェアと、ゲーム開発に使うことができるSDK(ソフトウェア開発キット)です。


センサーは頭部全体をぐるっと覆うように配置されています。


それぞれのセンサーには電極が取り付けられており、これらを頭皮に接触させて微弱な脳波信号を読み取るようになっています。


装着した様子はこんな感じ。Neurableはこの装置によって、まるでルーク・スカイウォーカーがフォースを使うように、VR(仮想現実)およびAR(拡張現実)の世界で念力のような手に入れることが可能になるとしています。


また、画面に表示されているメニューを見たり、頭で考えるだけで操作することが可能になるとも。従来のヘッドセットの場合、リモコンやコントローラーなどでメニューを選択するなどの行為が必要でしたが、ヘッドセットを装着しているとコントローラーがどこにあるか見つからず、結局はヘッドセットを外して探したあげく、再びヘッドセット装着、といった不便な状況に陥ることも。そんな不便さを解消できるばかりか、文字どおり考えるだけで・直感のままにコンテンツを操作できるようになる可能性を秘めています。


Neurableでは独自の機械学習プラットフォームを用いて脳波を操作へと変換させるアルゴリズムを開発しているとのこと。また、世界的に有名なゲームエンジン「Unity」に対応したSDKを提供することで、ゲームの世界に脳波コントローラーを導入できるようになっています。この装置は記事作成時点ではクローズドベータ段階となっており、Neurableのサイトからアクセスすることで利用を申し込めるようになっています。

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