IntelのCore Xシリーズのフルスペック正式発表、最上位のCore i9-7980XE発売が前倒しされることに


Intelがハイエンドデスクトップ向けCPU「Core X」シリーズのフルスペックを発表。周波数や価格、発売時期などが明らかにされました。最上位モデルのCore i9-7980XEの登場は当初の予定よりも前倒しされるようです。

Intel Unveils Full Intel® Core™ X-series Processor Family Specs
https://newsroom.intel.com/news/intel-unveils-full-intel-core-x-series-processor-family-specs-14-18-core-processors-available-starting-september/

COMPUTEX TAIPEI 2017で発表されたCore Xシリーズは、最上位モデルが18コア/36スレッドでシリーズ名も上位モデルは「Core i9」になるなど、大きな反響を得ました。先行して10コア/20スレッドの「Core i9-7900X」などの下位モデルが販売されていたCore Xシリーズの、最上位モデルまで含めたフルラインナップが公開されました。


注目のCore i9シリーズでは、18コア/36スレッドの「Core i9-7980XE」がベースクロック2.6GHz、16コア/32スレッドの「Core i9-7960X」がベースクロック2.8GHz、14コア/28スレッドの「Core i9-7940X」がベースクロック3.1GHz、12コア/24スレッドの「Core i9-7920X」がベースクロック2.9GHzで、いずれのモデルもブーストクロックは4.4GHz、PCI-Expressが44レーンとなっています。TDPはCore i9-7940X以上では165Wにアップしており、Core i9シリーズは、Core i9-7920Xまでの下位モデルとCore i9-7940X以上の上位モデルに分けられそうです。


コア数が増えると発熱処理が難しくなるといわれるCore Xシリーズは、予想通りコア数が増えるにしたがってベースクロックが下がっています。ただし、12コアモデルのCore i9-7920Xのベースクロックが2.9GHzなのに対して、14コアとよりコア数の多いCore i9-7940Xのベースクロックは3.1GHzとアップしていることから、Core i9-7940X以上の上位モデルは、グリスではなくソルダリング仕様に変更されているのではないかという期待を抱かせます。

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Core i9の上位モデルの価格は、Core i9-7980XEが1999ドル(約22万1000円)、Core i9-7960Xが1699ドル(約18万8000円)、Core i9-7940Xが1399ドル(約15万5000円)、Core i9-7920Xが1100ドル(約12万2000円)で、発売日はCore i9-7920Xが2017年8月28日、Core i9-7940X以上のモデルが2017年9月25日になりました。2017年10月以降と言われていたCore i9上位モデルの発売日は若干早まりました。

上位モデルの発売が前倒しされたのは、ライバルAMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」が8月10日に発売されることが原因であることは明らかです。16コア/32スレッドのRyzen Threadripper 1950Xが999ドル(約11万円)で発売されるなど、コストパフォーマンスでIntel CPUを圧倒するRyzen ThreadripperにIntelは対抗せざるを得ないというわけです。

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クロックあたりの命令実行数(IPC)とブーストクロックで優位性を持つIntelのCore i9シリーズと、圧倒的な低価格メニーコアのRyzen Threadripperという対照的な位置付けですが、それぞれのCPUがハイエンドデスクトップユーザーからどのような評価を受けるのかは興味深いところです。なお、モデルナンバーだけで見ると、IntelのCore i9は「7980」と「伸びしろ」がほとんどないのに対して、Ryzen Threadripperは「1950」と、まだまだ伸びしろがあるようにも見えます。IntelのCore i9-7900Xを圧倒するといわれるAMDのRyzen Threadripper 1950Xのパフォーマンスを、新登場の上位モデルCore i9シリーズが上回ってくれば、さらなる高性能Ryzen Threadripperが登場する可能性はなきにしもあらずです。

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