ブラック企業かどうかわかる「ブラック・ブラック企業」、厚生労働省発表の労働基準関連法令違反企業を検索可能

by Sara

日本の社会の大きな問題の1つが「長時間労働」。これは海外にはほとんど見られないもので、「過労死」は英語やフランス語でもそのまま「Karoshi」という言葉になっているほど。厚生労働省ではその対策の一環として、労働基準関連法令に違反した企業の公表を行っています。そのデータを分類し、都道府県・公表年月・違反法条別に可視化したサイトが「ブラック・ブラック企業」です。

ブラック・ブラック企業 | Structure and Representation
http://structure-and-representation.com/works/blackCorporate/


サイトはブラック企業のデータを扱っているということからか、黒い背景に濃い灰色の文字が使われていてちょっと見づらいかも。現在公開されているデータは2016年10月から2017年6月に公表された分です。

都道府県別で見ると、トップは大阪府と愛知県の29件。続いて北海道が24件、福岡県が18件で、東京都は16件。


公表年別だと、平成29年分が278件、平成28年分が115件。


公表月は3月が99件で最多。


違反法条は労働安全衛生法が268件、労働安全衛生規則が223件でトップ2。2つ以上に違反している企業も多々ありました。


中身を見てみると労働安全衛生法・労働安全衛生規則違反だと「スレート屋根上に歩み板等を設けることなく労働者に高さ約8mの高所作業を行わせたもの」「休業4日以上を要する労働災害が発生したのに、遅滞なく労働者死傷病報告書を提出しなかったもの」「車両系建設機械(コンクリート圧砕機)をその主たる用途以外の作業に使用したもの」など、労働者の安全に対する配慮がなされていなかった事例が報告されています。

また、労働基準法違反だと「労働者7名に、1か月間の時間外労働の割増賃金合計約96万円を支払わなかったもの」「労働者8名に、36協定の延長時間を超える違法な時間外・休日労働を行わせたもの」「外国人技能実習生を含む労働者7名に、違法な時間外労働を行わせたもの」など、労働の時間や賃金にまつわる問題が報告されています。

元となるデータは厚生労働省の「長時間労働削減に向けた取組」にてPDFで公開されています。

労働基準関係法令違反に係る公表事案 [387KB]
(PDFファイル)http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf


これを整形したCSVファイルを有志が作成し、GitHubで公開しています。

GitHub - nyampire/jp_labor_act_illegal_list: CSV list of illegal companies from Ministry of Health, Labour and Welfare, Japan
https://github.com/nyampire/jp_labor_act_illegal_list

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