AirbnbやUberなどのシェアリング・エコノミーでどれぐらいの副収入を人々は1ヶ月に得ているのか?

by Elaine Casap

アメリカ人のうち24%はシェアリング・エコノミーのプラットフォームを使って副収入を得ているという調査結果が2016年に示されていることからもわかるように、旅行プラットフォームの「Airbnb」や、お買い物代行サービス「Pstmates」といったサービスを利用する人は年々増加しています。では実際のところ、これらのサービスを使って副収入を得ている人は、どれくらいの額を稼いでいるのか?ということが調査されました。

Sharing Economy: How Much Are People Really Making From It?
https://www.earnest.com/blog/sharing-economy-income-data/

調査を行ったのは、「可能性がある」と考える人々に低金利のローンを提供する「Earnest」という会社。Earnestはローンの申請者がどのようにしてシェアリング・エコノミーのプラットフォームを使って副収入を得ているのかを、過去2年間にローンを申請してきた人それぞれについて、12~27カ月間の給与情報を分析することで割り出しました。

調査の結果、副収入を得ている人のうち85%は月々の収入が500ドル(約5万5000円)よりも少ないということ、そして、調査対象となった複数のプラットフォームのうち利用者の収入が最も多いのは旅行プラットフォームの「Airbnb」であることが判明しました。

各プラットフォームごとの平均収入、および月々の収入の中央値は以下のとおり。Airbnbが平均月収・中央値ともに最高額で、その後にお手伝いのマーケットプレイス「TaskRabbit」、配車サービスの「Lyft」と「Uber」、食事の配達プラットフォーム「DoorDash」、買い物代行サービス「Postmates」、オンラインショッピングサイト「Etsy」、小規模のオンラインマーケット「Fiverr」、カーシェアリングサービス「Getaround」が続いています。Airbnbユーザーの平均月収は2位のプラットフォームユーザーの3倍近く高い924ドル(約10万2000円)でした。


LyftやUberで副収入を得ている人は、377ドル(約4万2000円)と364ドル(約4万円)となっており、だいたい同じくらいの金額。また、Lyftで運転手をしている人はUberで運転手をしていることも多かったとのこと。もちろんこれらは平均値なので、ユーザーによって収入の差は大きく、Airbnbホストで言うなら月収1万ドル(約110万円)の副収入を得ている人もいれば月収200ドル(約2万2000円)の人もいたそうです。

各プラットフォームの利用者が得ている月収をさらに細かくみてみると、プラットフォームによって収入額に差があるところと、そうでないところがあるのがよくわかります。Airbnbは収入額に特にばらつきがありますが、DoorDash、Etsy、Fiverrの利用者に約5万5000円以上の収入を得ている人はほとんどいません。


また、Getaround、Postmates、Lyft、TaskRabbit、UberについてもAirbnbほど高収入層は存在しませんでした。


さらに全てのプラットフォームのユーザーのデータを総合してみるとこんな感じ。0~99ドル(約1万1000円)の収入の層が最も多く54.7%、その次に多いのが100~499ドル(約1万1000~5万5000円円)の層で31.2%、3番目に多いのが500~999ドル(約5万5000~11万円)の層で7.7%となっています。つまり、全体的に見てみると84%以上の人々が月収5万5000円以下となっているわけです。


全体的には「84%以上の人々が月収5万5000円以下」という結果が出ましたが、Getaround・Fiverr・Etsyなどについては95%以上の人が月収5万5000円以下であることもわかっています。月収5万5000円以上の人が占める割合をランキングにすると以下のとおり。


「シェアリング・エコノミーで副収入」という言葉を耳にすることも増えていますが、実際のところ、まとまった金額を副収入として得ている人々はごく少数であるという結果となっていました。なお、今回の調査では、収入を得るために調査対象となった人々がどれくらいの時間を費やしているのかはわかっていないとのことです。

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