Google検索が「人気のサイト」として海賊版サイトを表示してしまう


検索結果からゲームを10分間プレイできたり、検索結果に求人情報が掲載されたりと、Google検索は常に進化を続けています。そんなGoogleは検索ワードに対する「人気のサイト」を表示する試みを行っていたのですが、一部のワードに対する人気のサイトとして海賊版コンテンツを配信するサイトを表示してしまっていたと指摘されています。

Handy: Google Highlights 'Best Torrent Sites' in Search Results - TorrentFreak
https://torrentfreak.com/handy-google-highlights-best-torrent-sites-in-search-results-170709/

Google search now casually highlights ‘best torrent sites’ - The Verge
https://www.theverge.com/2017/7/10/15949066/google-search-best-torrent-sites-highlight

「人気のトレントサイトが突如使用不可能になる」ということはよくあることで、その度にトレントサイトのユーザーは代替サイトを探す羽目になります。その際、多くのユーザーは検索エンジンとしてGoogleを使用すると思われますが、そのGoogleで「best torrent sites」や「torrent sites」と検索すると、検索結果の1番上に「人気のサイト」として人気の高いトレントサイトが表示されるようになっています。


ここに表示される候補はGoogleのエンジニアが手作業で分類しているわけではなく、自動化されたプロセスにより選出されたものが表示されていると思われます。カジュアルユーザーならばGoogle検索のトップに表示されているので「お目当てのサイトを見つけやすくなる」と感じるかもしれませんが、サイトのオーナーなどが同じように喜ぶかどうかは別問題であるとTorrentFreakは指摘しています。

なぜなら、こういったトレントサイトが海賊版のコンテンツを提供していることは多くのユーザーが知っているところであり、ストリーミングサイトなどとは異なるグレーな存在であるからです。

さらに、ストリーミングサービスを検索しようとした場合、huluやNetflixなどのごくまっとうな有料サービスと並んで、海賊版コンテンツを配信するストリーミングサイトのPutlockerなども同じように表示されるそうです。表示はサイト名とロゴのみであり、サービスについて知らないユーザーからすれば完全に同列のものとして扱われていように見えます。


ただし、Googleが検索結果に海賊版サイトを表示したのはこれが初めてのことではなく、IMDbなどの映像コンテンツデータベースによるレビューの横に、映画の海賊版サイトによるレビューを表示したこともあります。また、TorrentFreakによれば検索結果の1番上に「人気のサイト」が表示されるのはGoogle.comのみで、Google.co.jpなどのローカライズ版にはまだ実装されていない機能とのこと。

なお、The Vergeがこの件についてGoogleに問い合わせたところ、「現在作業中である」というコメントのみが返ってきたそうで、間もなく何かしらのアップデートが行われるとみられています。

・関連記事
Googleが検索結果から個人の医療記録に関する情報を削除 - GIGAZINE

Googleが検索結果に求人情報の掲載を開始 - GIGAZINE

Google検索で他社よりもGoogle製品の広告が優先的に表示されていたことが調査により判明 - GIGAZINE

Googleが検索結果からゲームを10分間プレイできる機能&ゲーム録画APIを実装へ - GIGAZINE

Google検索からわかる2016年の急上昇ワード・話題のニュース・映画・ドラマなど検索ランキングまとめが公開中 - GIGAZINE

Googleが2015年の検索ランキングを発表、急上昇ワード・2015年最大の出来事は? - GIGAZINE

59

in ネットサービス, Posted by logu_ii