地理大好き人間が世界一周をするとこれだけの地図が手元に残る


地図をずっと眺めているのが好きでした。曲がりくねった道の先、海に浮かぶ小さな島、そこはどんな場所かと想像すると胸が高鳴ります。旅に出たくなります。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンは地理もチリも大好きです。南北に細長いチリの行政区分は北から順に州が振り分けられています。ダルマ落としの胴体のようでした。それだけで興奮できます。

◆地理が好き
日本なら東京と大阪、ロシアならモスクワとペルテブルグ、メキシコならメキシコシティとグアダラハラ、ギリシアならアテネとテッサロニキ、ガーナならアクラとクマシ、1番だけじゃなく2番の都市も好きだったりします。


コソボと群馬県の形ってそっくりじゃありません?前橋(県庁所在地)と高崎、プリシュティナ(首都)とプリズレンと、第一と第二の都市が張り合っているのも同じ。

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平成の大合併でだいぶ変わりましたが、沖縄の石垣島なら石垣市、宮古島なら平良市、鹿児島の奄美大島なら名瀬市、種子島なら西之表市、長崎県の五島列島なら福江市、兵庫県の淡路島なら洲本市、新潟県の佐渡島なら両津市など存在感を放つ離島の市が好きでした。同様に大分の日田市、岐阜の高山市、福島の会津若松市のように、盆地にある“孤立無援”の市も好きでした。


インドネシアのボルネオ島とフィリピンの間に、北はパラワン島、南はスールー諸島(いずれもフィリピン領)という2つのルートは大きな島と島を繋ぐ橋のようで見惚れてしまいます。


このような感じで、私はけっこうな地理大好き人間なのです。

◆きっかけ
そもそもきっかけは小学校の授業でした。小学校4年生の社会の時間、白地図の日本地図に都道府県を埋めていくという問題がありました。鳥取県と島根県との位置に悩みながらも、クラスで唯一全問正解。だから調子に乗って地理関係が得意となりました。地図を眺めるのは好きでした。中学校の頃は国名と首都名を覚えるのにはまっていました。スリランカの首都「スリジャヤワルダナプラコッテ」も覚えました。

海外への憧れもありました。だから、自転車世界一周という夢を選んだのかもしれません。

◆世界一周と地図
自転車世界一周では150カ国と13万1214.54kmと世界を思う存分に回りました。

旅の序盤は地図を見ながら走っていました。現地の地図は旅を進めるにあたってなくてはならないものでした。西アフリカでガーミンのGPSを手に入れると地図は必須でなくなりましたが、それでも、全体の距離感をつかむのには紙の地図が適していました。また、旅の思い出となるので集めてもいました。一カ国一地図という目安でした。

そうやって、集めた世界各地の地図がこちら。


冊子タイプの地図はこのようになります。


タイで使っていた地図はしっかりとした作りでかなりのお気に入りでした。


英語表記もあるので助かります。タイ文字は読めません。国道も地方道も網羅しており、標高差も色分けしてある優れもの。タイの走行距が150カ国中7位の3168.58kmとなったのもこの便利な地図が一因。


折りたたみ式の大判地図もたくさんありました。こうした地図を大きく広げて覗き込んでいるときにこそ、旅の中にいると実感できます。


アフリカにはたくさんの国があるのですが、ミシュランマップの北西、北東、南の3冊で十分というのがチャリダー界隈の認識。私はマニアなのでモロッコ版も購入しました。ただ、ミシュランマップという先入観もあってアフリカでは地図探しを忘れていました。西アフリカは地図どころか物がなかったですが、東アフリカや南アフリカなら自国産の地図があったかもしれません。


走行に使う道路地図も大事なのですが、その国の形がひと目で分かる地図もコレクションしていました。


カフカス地方にあるアルメニアは山岳国家でいくつもの大きな峠を越えました。かなり苦労したからこそ、標高がひと目で分かる地形図が欲しくなりました。このゴツゴツとした岩肌こそアルメニアなのです。


第2カ国目だった東ティモールはどこを探しても地図が見つかりません。もしやと思って旅行代理店で訊いてみると、中華系のオーナーがこの立派な地図を取り出してくれました。しかも、タダで譲ってくれました。捨てることなんてできません。地図の数だけ思い出が残っています。


東ティモールから西ティモールに入ったらインドネシアでした。ここでも地図が見つかりません。仕方がないので手元にあったガイドブックのコピーを見ながら進みました。距離感が全くつかめなくて大変でした。


ベトナムとインドネシアはちゃぶ台を覆い尽くすほどの巨大な地図を購入していました。数多くの島から成り立つインドネシアの地図は宝探しをするかのようにマイナーな島を探しては物思いに耽ることができるのでたまりません。


イランの地図も超特大でした。


ただし、地図はペルシア文字につき読めません。でも、雰囲気に惹かれたんですよね。


国の地図だけでなく市街地図もいくつか残っていました。こちらはこちらで地図の見方があって楽しかったり。


スウェーデンのヨーテボリ(Goteborg)の市街地図。西洋の街といった感じの地図でした。


・地図が足りない?
こんな感じで手元にある大量の地図を整理していたのですがメキシコ、ペルー、スイスあたりの地図が見当たりません。「捨てちゃったのか」としょんぼりしますが、部屋を探すともう一つダンボールを発見。アメリカ大陸縦断まるまるとヨーロッパ周遊の半分くらいの荷物が詰まっていました。残りの地図もそこにありました。「もう一回遊べるドン!」という気分です。

旅の思い出が詰まったダンボール。


これだけの量の地図が埋もれていました。


中国走行時は省ごとに冊子タイプの地図を購入していました。それとは別に中国全土を網羅した地図も手元に残っています。


メキシコ、ペルー、スイスの地図も見つかってひと安心。そういえば、2回目のヨーロッパでイギリス版とフランス版のミシュランマップも買っていました。


折りたたみ式の大判地図を全部積み重ねるとこのくらいの高さになります。


ひとまず、一つに集めてコンテナボックスに封印。いつかゲストハウスを作るときにでも活用したいのですが、どうなることやら。好きなだけ地図を眺めることができる場所を作ってみたいという構想はあります。


◆観光案内所を活用
海外では本屋、ガソリンスタンド、お土産物屋などで地図を購入していました。もう一つ、現地の観光案内所(ツーリストインフォメーション)も忘れてはいけません。観光案内所に立ち寄ると無料で地図が手に入ったりします。

観光案内所で手に入る各国の無料地図。


ジョージア(グルジア)の地図は、なんと日本語版がありました。転売する人でもいるのか、裏面に「販売禁止」と書いてあります。


市販品かと見間違いそうになるスロベニアの地図。


アメリカは州ごとに地図を手に入れていました。


世界で一番すごいフリーマップは、こちらのトルコの地図でした。非の打ち所がない完璧な地図にドキドキが止まりませんでした。


チリにもフリーマップがありました。こちらはコペック(Copec)というガソリンスタンドで入手できます。


こちらも無料とは思えないほどに精度の高い地図でした。無料と引き換えにチリ全土にあるコペックのガソリンスタンドがマークしてあります。


◆コピーのすすめ
コレクターの人は同じものであっても「保存用」「実用」と複数購入します。同じように地図もコピーして保存用と実用で分けると便利でした。屋外での地図の使用は、雨が降ると濡れてしまったり風が強いとぐしゃぐしゃになったりと気を使います。折りたたみ式の大判地図は頻繁に広げると折り目が傷んで破けたりもします。そういう理由から地図を手に入れたらまずはコピーでした。そうやってコピーした地図をメインに使っていました。

ペルーの地図。


このようにコピーしておけば大元が傷むことありません。


◆おすすめの地図
スマホにタブレット端末、デジタル化した今ならアプリで十分かもしれません。それでも紙の地図があった方が旅は盛り上がります。テントの中で安宿のベッドで、次はどこへ行こうと地図を眺めている時間が好きでした。至福のひとときでした。

旅で地図を持ち歩くなら昭文社の「コンパクト世界地図帳」がおすすめです。A5サイズでコンパクトながらも高校の地図帳なみの精度はあります。ヨーロッパや東南アジアといった人気観光先は更に細かい地図が載っていました。


2009年~2014年まで使用していました。


見よ、ひたすらにトルコの海岸線を駆け抜けた情熱。このように走ったルートをラインマーカーで引くと旅の説明にも役立ちます。


家に常備しておくなら昭文社の「なるほど知図帳」がおすすめでした。高校の地図帳をパワーアップした感じで、より深いレベルで地図の世界に没頭できました。地図だけでなくグラフやイラストを用いた世界を知るための資料ページも必見。


地図についてだいぶ語ってしまいました。長かった旅は終わってしまいましたが、これからも地図を眺めていきたいものです。日本でも世界でもまだまだ行きたいところはたくさんあります。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
Facebookページ https://www.facebook.com/chariderman/
DMM講演依頼 https://kouenirai.dmm.com/speaker/takuya-shuto/
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in コラム, Posted by logc_nt