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自作PCファンには垂涎の「COMPUTEX TAIPEI 2017」PCパーツ関連ブース一挙まとめ


世界最大級のITトレンドショー「COMPUTEX TAIPEI 2017」では、地元台湾メーカーを中心に、自作PCファンなら一度は目にしたことがあるメーカーが一堂に会して新製品やぶっ飛んだデモPCを展示していました。自作PCファンが興味津々なPCパーツメーカーを中心に振り返ります。

台湾国際コンピューター見本市 Computex Taipei
http://www.taitra.gr.jp/event/computex/

台北世界貿易センター(TWTC)ホール1に例年と同じく巨大なブースを構えるGIGABYTE。


「GB-EKi3M-7100」という薄型のPC。第7世代Intel Coreプロセッサー「Core i3-7100U」を搭載するマシンは、ケース全体が巨大なヒートシンクになっており、ファンレス・無音で稼働します。


バックパネル・フロントパネルに多彩な端子を搭載。ネットワークはIntel製のギガビットLANです。


縦長のBRIX「BNi7HG6-1060」。サイズは110mm×110mm×220mmで、立方体を2つ縦に積み上げたような形状。CPUはIntel Core i7-7700HQ、DDR4のSO-DIMMは2スロット搭載。ストレージは2.5インチSSD/HDDとM.2の両フォームファクタに対応。


その名の通り、内部にはNVIDIAのGeForce GTX 1060を搭載しています。


無線LANにも対応。


2.6リットルの小型マシンですがVRコンテンツに対応します。


他にもX299対応のゲーミングPCやマザーボードを展示していました。

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グランドハイアットに個別ブースを構えるNVIDIAはスーパーコンピューター「DGX-1」を展示していました。


巨大なヒートシンクの下にはTESLA P100が8つ隠れています。


ここからは南港国際展示場の各ブース。MSIは今年も「ゲーミング」を前面に押し出していました。


X299マザーボード「X299 GAMING PRO CARBON AC」


CPU・VRM周りは水冷化されています。


バックパネルI/O


SATAポートは8つ、U.2ポートも確認できます。


拡張スロットの間に、ヒートシンクカバーが付属したM.2スロットも搭載しています。


なお、MSIの新型バックパックPCは、着実な進化を見せていました。

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例年にも増して、変態度が高かったASRock。


ブース最前列に空母PCを展示。


Z270マザーボードを搭載していました。


COMPUTEX初日の2017年5月30日時点ではIntelから新型チップセットX299については未発表でしたが、ASRockはX299マザーを6種類も陳列。これは「X299 Professional Gaming i9」。この時点でIntelの最上位CPU「Core i9」シリーズが登場することがバレバレになっていました。


「X299 Killer SLI/AC」


「X299 Taichi」


「X299 OC Formula」


「X299 Gaming K6」


極めつけはMini-ITXサイズの「X299E-ITX/AC」


Mini-ITXマザーボードですがIntelのギガビットLANがデュアルなど、手抜きはなし。なお、バックパネルI/Oの後ろに垂直に伸びている板は、M.2スロットです。


クアッドチャンネルにこだわったためか、SO-DIMM×4という変態仕様。Mini-ITXでCore i9の18コア/36スレッドを動かすという夢は叶うのか、興味深いところです。


ASRockは他にもGTX 1080を搭載する小型PCやグラフィックボードを13枚接続可能なマザーボードなど、面白い製品を多数そろえていました。

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キューブベアボーンPCで有名なShuttleはなぜか温泉のようなブース。


今年もかき氷を配っていました。


Shuttleの小型PCは、大画面ディスプレイ搭載の自動販売機や……


スマホ写真のプリンターなどにも内蔵されているとのこと。


「SZ270R9」というZ270チップセット採用の小型ベアボーンPCも展示されていました。


ゲーミングPC専用の巨大ブースを設置していたAcer。


中ではゲーミングPCが大量に展示されていました。


VR体験コーナーも非常に充実しており活況を呈していました。


中には、MicrosoftのMixed Reality HMDの展示もあり。


MRでどのようなことが実現するのかの説明が行われていました。


これは「Ryzen 7 1700X」をCPUに採用したデスクトップPC「Aspire GX-281」。Intelを脅かす存在に返り咲いたAMD対応ゲーミングPCも続々登場するようです。


今年のMicrosoftのブースは2階建て。


ロケットのようなPC「IPASON - UFO Gaming Desktop」が飾られていました。


MR用の簡易ヘッドセットも3機種展示されていました。


BIOSTARのブース。


注目は、X299チップセット対応マザーボード「RACING X299 GT9」


Cooler Masterブース。


アーティストがブース内で作品作りをしていました。


25周年記念に、往年のフルタワーPCケース「COSMOS」「COSMOS II」に25th Anniversaryモデルが登場。


両サイドパネルが強化ガラスに変更されています。


そして、3代目COSMOSとして「COSMOS C700P」も展示されてました。


「Heat Column Concept Cooler」という円盤のようなCPUクーラー。


非常に面白い形状をしています。


ZOTACのブースでは……


バックパックPCによるVR体験コーナーが盛況。


また、本格水冷化されたGTX 1080Tiが多数展示されていました。


全長211mmという短いGTX 1080 Tiが「EXTERNAL GRAPHICS DOCK」で外付けGPU化されており、デモが行われていました。


PC関連ブースの中に混ざって、TeslaがCOMPUTEXに登場。


Model Sや……


Model Xを展示していました。


Chaintechという日本ではあまりなじみのない台湾メーカーのブース。


デザイン性の良いGTX 1080 Tiグラフィックボードを多数、展示してました。


「iGame X299 Vulca X」というマザーボードは、白・黒2種類あり。


G.SKILLのブースでは……


今年もオーバークロック大会を実施。


V-Clolorというメーカー。


メモリやSSDをドレスアップしています。


今年も巨大なブースを構えるIN WIN。


「WINBOT」という透明の球体PCを展示。


所々、隙間が空いています。


木を使った「806」


同じく木を使った「Gaming Cube A1」


右サイドパネル。


思わず天板を物置にしたくなります。


SilverStoneブースでは……


機械時計のようなテイストのModPC「FTZ01」が展示されていました。


アナログの温度計。


メタリックな水冷チューブは……


背面にまでつながっています。


「RL07」というフロントパネルの形状が特徴的なPCケースも参考出展されていました。


去年に比べるとブースが大幅に縮小したBitspower。


マザーボードや……


グラフィックボード用の水冷パーツを展示していました。


PCケースのLIAN LI


机自体がPCケースという「DK-05」


天板がガラスで、中にドレスアップされたPCパーツが見えます。


「PC-07S」というケースが印象に残りました。サイドパネルは強化ガラス。


幅148mmなのに高さと奥行きはともに500mm以上と、非常に薄型のケースです。


be quiet!のブース。


巨大なPCケースには……


「SONY」


カセットテープの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」デザインのPCケースです。


ボリュームボタンも可動式。


中身は水冷化されていました。


例年、南港国際展示場入り口付近の特等席だったThermaltakeですが、今年はちょっと離れた場所に規模を縮小したブースを構えていました。


入り口に大々的に展示されていたのが「Level 20 Titanium」というPCケース。


あの伝説的なBMWデザインのケース「Level 10」の後継機で、強化ガラスを採用し水冷化可能なようにブラッシュアップされています。


ブロック分けされたケースを水冷チューブが通っています。


「Tower 900」を改造したというThermalMike氏の作品。


楽しげな水冷チューブ。


モチーフはドンキーコングです……が、微妙なマリオとドンキーコング。


これがピーチ姫……!?


相変わらずぶっ飛んだデザインのPCケースも多数展示されていました。このケースは、「Core X71」をベースにしているそうですが、もはや原形を留めていません。


新興の中国メーカー「JONSBO」は、市販化目前のPCケースを多数展示していました。


「C4」という比較的コンパクトなATXケース。シンプルな形に強化ガラスという組み合わせは人気ケース「U4」と同じようなコンセプト。


「UMX5」という溝がついた金属筐体が特徴的なケース。


幅は224mmなので、比較的省スペースです。


「MOD1」というケース。フロントパネル部分のデザインは、IN WINのS-Frameに似ていなくもありません。


天面や……


右サイドパネルまで強化ガラス。裏配線の美しさまで問われそう。


隙間だらけで、完全な見せる「ケース」となっています。


Mini-ITXサイズの縮小版「MOD1-MINI」もあり。


CPUクーラーまで強化ガラス&LED仕様となっていました。

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in 取材,   ハードウェア,   ゲーム,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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