世界で最も健康的とされた10カ国では朝食に何を食べているのか?

by Ricardo Mejia

「世界で最も健康的な国々」をBloombergが調査した結果、ピザやパスタといった炭水化物たっぷりの料理で有名なイタリアが1位に輝きました。この調査は各国の寿命や高血圧・喫煙率・栄養失調・水の清潔さなどを調べたもので、イタリア以外にはアイスランド・スイス・シンガポール・日本などが上位にランクイン、アメリカは世界第34位という結果になっています。「朝食は1日の中で最も大切な食事」と言われることもあるということで、ランキング上位の国は朝食として何を食べているのか?ということを見てみました。

What the world's healthiest countries eat for breakfast - Business Insider
http://www.businessinsider.com/what-the-worlds-healthiest-countries-eat-for-breakfast-2017-4

10 Healthy Breakfast Ideas from Around the World | Eat This Not That
http://www.eatthis.com/breakfast-around-the-world

What People in the Healthiest Countries in the World Eat for Breakfast | HuffPost
http://www.huffingtonpost.com/entry/what-people-in-the-healthiest-countries-in-the-world-eat-for-breakfast_us_582f4bb2e4b058ce7aaade74

◆1位:イタリア
イタリアで朝食として何が食べられているのかは都市によって異なりますが、中心となっているのはペイストリーと呼ばれるパン菓子。甘いパンをカプチーノやエスプレッソと一緒に食べるのが一般的とのこと。ナポリではパイ生地の中にアーモンドクリームやカスタードクリーム、リコッタチーズなどを入れた「スフォリアテッレ」、ローマではイタリア版ドーナツの「チャンベラ」が朝食としてよく食べられますが、ジェノヴァでは塩気のある「フォカッチャ」がエスプレッソと一緒に食べられます。

by Marzia Bertelli

◆2位:アイスランド
アイスランドで朝食としてよく食べられるのは「スキール」と呼ばれるヨーグルト。このヨーグルトはギリシャヨーグルトと同じく、ろ過して乳清を取り除いたものです。スキールを核果類やグラノラ、蒸したオーツ麦と混ぜたものを、ジャム・アイスランド産バター・生クリームをつけたトーストや、Pönnukökur(ピョンヌキョクール)と呼ばれるクレープ状のパンケーキと食べるそうです。

by Viv Lynch

スキールやギリシャヨーグルトは水分が抜かれているので濃厚で、タンパク質を多く含むのが特徴です。プレーンであれば無糖や微糖であることがほとんどなので、朝から砂糖を取りすぎることもありません。

◆3位:スイス
スイスでは、1900年頃に医師のマクシミリアン・ビルヒャー=ベンナー氏によって考案された「ミューズリー」が朝食としてよく食べられているとのこと。ミューズリーはシリアルの一種で、オーツ麦のフレーク・レモンジュース・コンデンスミルク・すりりんご・ヘーゼルナッツ・アーモンドが使用されています。また、スイスでは凝った食べ物よりも効率的な食べ物が好まれる傾向にあり、ペイストリーやバターパンにコーヒーもしくは紅茶を合わせる形の朝食もよく食べられます。

by ox-and-fern

◆4位:シンガポール
シンガポールの朝食の種類は多岐にわたるそうですが、その中でも麺類が多いとのこと。麺はスープの中に入っているパターンと、スープなしのパターンがありますが、揚げ麺が食べられることはほとんどありません。

by Jean-François Chénier

一方で中国系ではないシンガポール人は、パンにカヤジャムを塗った「カヤトースト」や薄焼きパン「ロティ・プラタ」、ココナツミルクで炊いたご飯をおかずと一緒にたべる「ナシレマッ」、蒸しパン「プチュプリン」などを朝食として食べることもあるそうです。

by Richard Lee

◆5位:オーストラリア
かつてオーストラリアではイギリスの伝統的な朝食「イングリッシュ・ブレックファスト」が食べられていたそうですが、ここ20年でそれが変化し、コーヒーを中心にした朝食になっているとのこと。

イングリッシュ・ブレックファストがどんなものなのかは、以下の記事から読むことができます。

これが本場ロンドンで味わうイギリスの伝統的な朝食「イングリッシュ・ブレックファスト」 - GIGAZINE


ただし好まれているのはスターバックスで提供されるようなドリップコーヒーではなく、小さなカフェなどで提供されるエスプレッソ類。また甘いパン菓子だけを食べるのではなく、アボカドがのったトーストやミューズリー、卵料理など、炭水化物以外のものも取られる傾向にあるようです。もちろん、ベジマイトも人気です。

by Carolyn Coles

ブランチの習慣はあまりありませんが、休日は外に朝食を食べにいったり、午後にパブに出かけたりすることがあるとのこと。

◆6位:スペイン
スペインの朝食は非常にシンプルで、「コーヒーとパン」。スライスしたパンをトーストしてトマト・ガーリック・オリーブオイルのソースを塗る「パ・アム・トゥマカット」は定番で、チュロスやポラスといったドーナツの一種も人気です。

by ___steph___

◆7位:日本
日本の朝食については「日本では、伝統的な朝食から西洋的な朝食まで、あらゆるものが食べられます。伝統的な朝食としてはご飯・みそ汁・納豆・焼き魚・漬け物・卵などがあります。ただ正直なところ伝統的な朝食は手間がかかるのでトーストやペイストリー、目玉焼きなどもよく見られます」と説明されていました。

by Hoops_McCann

◆8位:スウェーデン
スウェーデン人にとって、朝食は非常に大切なもの。多くの栄養素を含むタンパク源として卵が食べられることが多く、卵を朝食として食べることで、病気と闘える健康的な体を作るそうです。フィールミョルクと呼ばれる酸味の強いヨーグルトも朝食として人気で、腸内細菌に働きかけるとされています。フィールミョルクを甘味を入れないミューズリーにかけてブル-ベリーやコケモモと一緒にたべたり、ライ麦やサワードウを使ったパンにハムやキュウリをのせるオープンサンドも食べられるそうです。

by Maria Eklind

◆9位:イスラエル
イスラエルではトマトソースの上に卵を割り落として焼いた「シャクシューカ」という料理が朝食として食されることが多いとのこと。その際、トマトや赤玉ネギ、パセリ、コリアンダー、キュウリを細かく切ってコショウと一緒に混ぜたサラダ「Salat Katzutz」が添えられていることも。一方で、チーズ・オリーブ・ヨーグルトなどが食べられることもあるそうです。

by albyantoniazzi

◆10位:ルクセンブルク
ルクセンブルクではバターパンにチーズかジャムを合わせるのが一般的。子どもはシリアルを食べることが多く、サンドイッチはフルーツと一緒に学校に持っていってお弁当として食べるそうです。

by Jennifer Pack

なお、「世界で最も健康的な国はどこか?」という調査は24/7 Wall St.という会社も行っており、そのランキングにはイタリアやスペインがなくカタール・ノルウェー・オーストリアといった国がランクインしていましたが、日本・ルクセンブルク・オーストラリア・スウェーデン・シンガポール・アイスランド・スイスといった国々のランクインは同じ。重複している国々を見てみると、多くが甘いパンなどに加え、炭水化物以外の食べ物を摂取しているようでした。

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