中国のために機密情報を盗んだスパイ容疑の元IBM従業員が罪を認める

by Eric Sonstroem

IBMの元ソフトウェアエンジニアが社外秘のソースコードを盗んだとして逮捕・起訴されていた事件で、連邦検察官は元エンジニアが罪を認めたことを発表しました。

Ex-IBM Employee Guilty of Stealing Secrets for China | Fortune.com
http://fortune.com/2017/05/21/ibm-employee-theft-secrets-china/


IBM Employee, Linux Kernel Hacker, Charged with Spying for China | Digital Guardian
https://digitalguardian.com/blog/ibm-employee-linux-kernel-hacker-charged-spying-china

Chinese National Charged for Stealing Source Code from Former Employer with Intent to Benefit Chinese Government | OPA | Department of Justice
https://www.justice.gov/opa/pr/chinese-national-charged-stealing-source-code-former-employer-intent-benefit-chinese


被告はIBMで2010年11月から2014年5月まで、汎用ファイルシステム「IBM General Parallel File System」の開発者として働いていました。退職後、投資家と組んでストレージ技術での起業を目指していましたが、この技術で用いられるソフトウェアのソースコードにはIBMから盗まれたものが使用されていました。

このとき組んでいた投資家は実は身分を隠したFBI捜査官で、被告はおとり捜査にかかる形で2015年12月に逮捕されました。被告は中国の国家衛生計画生育委員会に利益をもたらすため、IBMのソースコードをコピーして所有していたとのこと。

被告は最大で禁錮15年の経済スパイ3件と、最大で禁錮10年の企業秘密窃盗3件の罪に問われていましたが、2017年5月19日(金)に、IBMからソースコードを盗んだことを認めました。

この件について弁護を担当しているLeanne Marek弁護士、およびIBMはコメントを断っているとのこと。判決は2017年10月13日(金)に下される予定です。

ちなみに、この種の産業スパイ・経済スパイ事件が多発していることから、アメリカと中国は2015年9月にサイバースペースで経済スパイを行わないことに同意しています。

The U.S. and China agree not to conduct economic espionage in cyberspace - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/world/national-security/the-us-and-china-agree-not-to-conduct-economic-espionage-in-cyberspace/2015/09/25/1c03f4b8-63a2-11e5-8e9e-dce8a2a2a679_story.html

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