IoT市場が2023年には20兆円超の巨大市場に成長すると予測される

By Pictures of Money

さまざまな産業や市場の調査レポートを公開しているReportsnReportsが、IoTデバイスの普及により、IoT市場は2023年には1950億ドル(約22兆円)にまで成長するという予測を公開しています。

Internet of Things (IoT) Market Shares, Strategies, and Forecasts, Worldwide, 2017 to 2023 : ReportsnReports
http://www.reportsnreports.com/reports/944711-internet-of-things-iot-market-shares-strategies-and-forecasts-worldwide-2017-to-2023.html

IoT's Market Projected to Grow From $16B (2016) to $195 Billion (2023) - Tech Ladder
https://thetechladder.com/story/iots-market-projected-grow-16b-2016-195-billion-2023/

2016年のIoT市場は、スマート家電・スマートフォン・輸送機器などの増加に伴い「データ収集用の通信インフラストラクチャーの需要が高まった」ことから、160億ドル(約1兆8000億円)という市場規模にまで成長しました。さらに、ReportsnReportsによると、IoT市場は2023年までに2016年時の10倍以上となる1950億ドル(約22兆円)にまで成長すると予測されています。

◆そもそもIoTデバイスはどれくらい存在するのか?
ICTアドバイザリ企業のGartnerは2015年に「2016年には64億台以上のIoTデバイスがインターネットに接続しており、この数は今後10年間で指数関数的に上昇していく」というレポートを公開しました。また、アメリカのTV産業に関わる業界団体・NCTAも、2014年にIoTの普及予測グラフを公開しています。グラフでは2016年時点でIoTが約229億台にまで増加し、さらに2020年には500億台以上のIoTデバイスが登場すると予測しています。GartnerとNCTAの調査レポートがはじき出した数字はそれぞれ異なりますが、どちらも「指数関数的にIoTデバイスの普及が進んでいく」と予測しています。COMPUTEX TAIPEI 2016で多くの企業がIoT関連の展示を行っていたことからも、その注目度は明らか。


◆そもそもIoTとは何を指すのか?
より高度なスマートデバイスほど、意志決定を行うために多くのデータを必要とします。そんな高度なスマートデバイスが増加する昨今、センサーや外部データを収集するための装置の需要が高まっており、これをIoTが担うことでIoT市場は成長を続けてきました。加速度センサーや温度センサー、GPSなど時・場所・物によってさまざまなセンサーが求められています。

以下のグラフは、IoT関連コンテンツを取り扱うPostscapesが公開した「IoTとは何か?」がわかるインフォグラフィックのひとつで、IoTが加速度センサーや温度センサーの他にもさまざまな種類のセンサーとなっていることがよくわかります。


◆IoTはどの分野に需要があるのか?
さらに、以下は2014年にGartnerが公開した「IoT半導体がどの分野から収益をあげているのか?」を示したグラフ。青色が消費者、緑色が自動車産業、オレンジ色が工業、水色がその他を示しており、グラフがスタートしている2013年はIoT市場のほとんどを消費者が占めているのですが、時間と共に自動車や工業関連で需要が伸びていくと予測されています。


◆データをビジネスを結び付けるためにIoTが求められている
IoTの普及により、多くのものがインターネットでつながるようになれば、企業はさまざまなものを遠隔操作するようになります。ここで大事になるのが、「現場で端末を正確に制御する」ということ。そのためにはより正確なデータを収集・分析する必要があり、より高精度なIoTやそれを支えるエコシステムが求められるようになります。


安定したIoTエコシステムを実現するには、それをサポートするしっかりとしたインフラが存在する必要があります。しかし、通信インフラへの膨大な投資がIoT市場の成長を支えることにつながるのかどうかは現在のところわかっていません。

また、IoTはサイバーセキュリティに関する問題も抱えています。iNeighborhoodsの創業者であるデイビッド・サンデル氏によれば、セキュリティはデバイスの数が増えるにつれてますます重要な問題になってくると語っており、一部のIoTアプリケーションがリアルタイムで患者情報などの機密情報を取り扱う事例もあるため、今後IoTのセキュリティ面が大きな焦点となることは明らか。

なお、既にIoTデバイスの脆弱なセキュリティ面を狙ったハッキング被害が起きています。

毎秒1テラビットという史上空前のDDoS攻撃が発生、攻撃元はハッキングされた14万5000台ものウェブカメラ - GIGAZINE

・関連記事
MicrosoftもIoT推し、ドローンから店舗用品まであらゆるモノをインターネット&クラウドへとつなげるCOMPUTEX TAIPEI 2016ブース - GIGAZINE

Amazonの音声認識「Alexa」は世界のIoTを席巻し「スマートフォンの次」のプラットフォームの覇者となりつつある - GIGAZINE

バッテリーなしで無線通信できるIoTに最適な技術「WiFi Backscatter」とは? - GIGAZINE

毎秒1テラビットという史上空前のDDoS攻撃が発生、攻撃元はハッキングされた14万5000台ものウェブカメラ - GIGAZINE

中国製のネットワーク端末にバックドアの存在が発覚、IoT時代の大問題になる可能性 - GIGAZINE

89

in モバイル,  ハードウェア, Posted by logu_ii