「ベーシックインカム」で誰でも平等に毎月お金がもらえるとどうなるかを仮想体験できる「Swift Demand」


デジタル時代の通貨として機能する仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」が史上最高値をつけるなど、再び盛り上がりを見せています。中央集権的ではないので国によってコントロールされることがない仮想通貨としての特性によって加速度的に普及しつつあるビットコインのような概念に対し、さらに誰もが無条件に一定額を得られる社会保障制度の「ベーシックインカム」をデジタル世界に再現しようとする壮大なコンセプトを持つ中央集権的な仮想通貨「Swift Demand(スウィフトディマンド)」が登場しました。登録すれば誰でもコインをもらえます。

Swiftdemand
https://www.swiftdemand.com/

Swift Demandはベーシックインカムをデジタル世界に再現する仮想通貨システムです。登録すればだれでも毎日100コインがもらえる仕組みです。Swift Demandのコインは他人に送金することが可能。つまり、物やサービスの対価としてコインを支払うことで、実際の通貨と同じように使えます。

ということで、さっそくサインアップしてコインをゲットしてみます。公式サイトの「Sign Up」をクリック。


「First Name」に名前、「Last Name」に名字、仮想通貨を送金するのに使うIDとして「Swift ID」に好きな英数字、「Email」に自分のメールアドレス、「Password」に6文字以上のパスワードを入力後、もう一度同じパスワードを「Confirm Password」に入力し、最後に「Sign Up」をクリック。


こんな感じで自分のSwift Demandページが表示されました。スタート時点での「Coin Balance(預金高)」はゼロ。右上の「#」付きで表示されているのがコインの送受信に使うSwift IDです。


さっそくコインをゲットします。「Claim」をクリック。


無事、100コインをゲットして「Coin Balance」が「100」になりました。なお、下の時間は次に100コインをゲットできる時間をカウントダウンしたもの。時間がくれば、再度「Claim」ボタンをクリックして、再び100コインをゲットできます。また、登録したメールアドレスに届いた確認メールでアサインするとさらに100コインをゲットできます。


コインを送金するには、「Swift ID」と「送るコインの数」を入力して、「Send」をクリックするだけと極めて簡単。


なお、Swift Demandに友人を招待すると500コインをゲットすることも可能。「Rreferral Link」のURLをメールなどで送り、送られた人がそのリンクからSwift Demandに登録すると500コインをゲットできる仕組みで、登録人数が500万人になるまで紹介でコインをゲットできます。


Swift Demandは生きているだけで無条件に与えられるベーシックインカム制度と同様であることから、定期的にサイトにログインして生存を示す「Claim(獲得)」という作業が必要です。Swift Demandは毎日100コインを無条件でゲットできますがClaim作業なしにゲットできるコインには限度があり、記事作成時点では1日にゲットできるコインの7倍の「700コイン」が「Collect Your Coins」に貯まると毎日の配給がストップします。つまり、毎日100コインもらいたいならば最低でも7日に1度はClaim作業が必要になります。

Swift Demandのコインの送金コストは送信するコインの3%ですが、参加者の増え具合によって柔軟に変更される予定。個人間の送金は将来、無料になる可能性もあるとのこと。

個人アカウントだけでなく、お店が決済に使用するためのベンダーアカウントも用意されています。ベンダーアカウントは個人アカウントと違ってコインの配給は受けられません。しかし、今後、用意されるSwift DemandのAPIをオンラインサービスに導入することで、PayPal決済のように決済にSwift Demandコインを使えるようになる予定。なお、そのお店が信用できるかどうかの格付け表示も行われる予定です。

ビットコインは反中央集権的なシステムで、送金したビットコインを取り戻すすべがなかったのに対して、中央集権的なシステムのSwift Demandではチャージバックシステムが導入される予定。トラブルの責任の所在に応じてチャージバックされ、お店に責任があるのに払い戻すコインが足りない場合はアカウントが停止されるなどのペナルティが科されます。

世界規模でベーシックインカムシステムをデジタル空間に作るという壮大な計画のSwift Demandですが、先進国と途上国では物価に違いがあるため同じコインを配給すれば、相対的に先進国では与えられるコインの価値が低くなるという構造的な問題があります。そこで、国民一人当たりのGDPに応じてクラス分けされ、同じクラスの人には同じ種類のコインが与えられるとのこと。クラスの違うコインを「両替」することは可能ですが、為替レートは自由市場にゆだねられることになります。

現実世界でも導入の可否が議論されているベーシックインカムを、仮想世界で実現するという試みの「Swift Demand」が機能するのか、非常に興味深いところです。

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