3辺ベゼルレスで比類なき高級感を持つXiaomiのフラッグシップ6.4インチ大画面スマホ「Mi MIX」レビュー


上・左右のベゼルを極限まで細くした3辺ベゼルレスデザインを採用することで画面占有率を91.3%まで高めることに成功したXiaomiのフラッグシップ機が「Mi MIX」です。これまでの「高性能なのに圧倒的に安い」という従来のXiaomiのスマートフォンとは路線を変えて、iPhoneやPixel、Galaxy Sシリーズなど他社のフラッグシップモデルがひしめく高価格市場に打って出ました。Xiaomiが考える最高のスマートフォンがどのようなものなのか、じっくりと試してみました。

Mi MIX - Mi Global Home
http://www.mi.com/en/mix/

◆外観チェック
Xiaomi Mi MIXはかなり大きめの黒い箱に入っています。


側面がぱたりと開き……


中から「mi」ロゴの付いた黒い箱が出てきました。


側面を展開するとMi MIX本体が登場。


箱の内部は3層になっており、スマートフォン本体や付属品が小分けされています。


黒地に金色の文字で書かれた説明。基本的には素っ気なかった従来のXiaomi製スマートフォンの包装とは明らかに違う雰囲気です。


中身はMi MIX本体、ACアダプター、Type-CのUSBケーブル、簡単な説明書となっています。


さっそくディスプレイに貼られた保護フィルムをはがします。


Mi MIXは6.4インチ(2040×1080)の液晶ディスプレイを搭載するファブレット。


手にして感じるのは「驚くほどの高級感」。フルセラミックの筐体にはメッキ加工が施されています。側面から背面だけでなくボタンまでメッキ加工されており、ディスプレイのガラスとの一体感も抜群。


背面のカメラや指紋認証センサーは、縁のリングが金メッキ加工されているのは6GBメモリ/256GBストレージを搭載する最上位モデル「Mi MIX 18K」のみ。どこか宝石を思わせるような豪華さを感じます。


しかし、6.4インチのファブレットで全面ガラス&メッキ加工の筐体を裸で使うのはなかなか勇気が要るもの。デザイン性の良さが失われるのを覚悟で、表面に保護フィルムを貼り、カバーを装着するのが無難かもしれません。


ちなみに以下のムービーではMi MIXのスクラッチテストを敢行しており、意外にも傷つきにくいことが明らかになっています。

The Bezel-less Mi Mix - BEND TEST and Ceramic Scratch Test - YouTube


天面にはイヤホンジャック。


左側面にはSIMカードスロット。


底面にはスピーカー、Type-CのUSBポート、マイク。


右側面には画像の左から電源ボタン、ボリュームボタン。


なお、フロントカメラは右下についています。


表面の上部にはスピーカーや近接センサーはなし。Mi MIXは、スピーカーの代わりに画面を振動させて音を出す「cantilever piezoelectric ceramic acoustic technology(カンチレバー式ピエゾ素子セラミックアコースティックテクノロジー」を採用しています。また、ディスプレイ内に埋め込んだ「Ultrasonic proximity sensor」という超音波センサーが近接センサーの代わりを果たしています。


背面はフラット。


1600万画素のリアカメラはiPhone 7のような出っ張りはありません。リアカメラの下には指紋認証センサーを搭載しています。


「MIX DESIGNED BY MI」の文字。


・大きさ比較
5.5インチディスプレイのiPhone 7 Plusと並べると、Mi MIXがわずかに大きいという程度。Mi MIXは3辺ベゼルレスのデザインのおかげで6.4インチという大画面にもかかわらずコンパクトに仕上がっているのがよくわかります。


なお、厚さはiPhone 7 Plusが7.3mmでMi MIXが7.9mmと、Mi MIXの方がわずかに厚めです。


◆使ってみた
・ディスプレイ
Mi MIXの最大の特長は、上・左右のベゼルが極限まで狭い3辺ベゼルレスデザインになっているところ。6.4インチ(2040×1080)の液晶ディスプレイの画素密度は363ppi。なお、ベゼルレスデザインを採用している上にエッジがわずかに丸みを帯びた2.5Dガラスなので、保護用ガラスフィルムは画面の端まで覆えないという状態になってしまいます。


縦1920ピクセルとソフトキーの縦120ピクセル分で縦2040ピクセルという、17:9の画面比を持ちます。


両サイドのベゼルがほとんどないデザインのおかげで横幅は5.5インチクラスと同等。手の中にすっぽりと大画面を入れられます。


画面占有率は驚異の91.3%。無料アプリ「Yahoo!カーナビ」を表示するとこんな感じ。


・スペック・ベンチマーク
Mi MIXはAndroid 6.0 Marshmallowを搭載するAndroid端末です。しかし、Xiaomi独自のMIUIによって、ドロワーアイコンのないiOSライクなボタン配置になっています。


アプリ「CPU X」を使ってスペックを確認してみます。SoCはQualcommのSnapdragon 821(4コア2.35GHz)で、GPUはAdreno 530。


6GBのLPDDR4メモリ、256GBのUFS2.0ストレージを搭載。もはやノートPCかと見間違えるほど容量たっぷりのメモリ・ストレージで、2016年モデルスマートフォンの最高峰というスペックを誇ります。なお、バッテリーは4400mAhとたっぷり。


Antutu Benchmark」でベンチマーク測定してみると、総合スコアは15万点オーバー。現行モデルのハイエンドAndroidスマートフォンは総じてひっかかりもなくヌルヌル快適に動くので、性能の違いはベンチマーク上のスコアでしか測れないのが正直なところです。


・Quick ball(クイックボール)
ベゼルレスとはいえ6.4インチ大画面を持つMi MIXは、片手で操作する場合、対角部分に親指が届くことはほぼ絶望的。片手操作での煩わしさはいなめません。そこで、Xiaomiは「クイックボール」と呼ばれる補助ボタンを用意しています。

矢印部分にうっすら見えるのがクイックボール。


このクイックボールをタップすると、「戻る」「スクリーンショット」「ホーム」などの機能を持つボタンが半円状に現れます。親指の届く範囲に各種操作ができるショートカットボタンを5つ配置することで、快適な片手操作が可能になるという仕組み。


クイックボールで片手操作が快適になる様子は以下のムービーで確認できます。

Xiaomi Mi MIXの「Quick ball」を使えば6インチオーバーも片手で快適な操作が可能 - YouTube


クイックボールは画面の左端・右端に自由に位置を変更できるので、左右どちらの手でも使えます。


クイックボタンで現れる5つのショートカットボタンはカスタマイズすることが可能。設定アプリの「Additional setting」をタップ。


「Quick ball」をタップ。


「Select shortcuts」をタップ。


あとは、変更したいボタンをタップして、ショートカットを変更すればOK。なお、左の「つまみ」アイコンをドラッグしてショートカットの並び順を変更することも可能です。


ショートカットには「データ通信のON/OFF」「画面の自動回転のON/OFF」などの各種操作以外にも、アプリを指定することも可能です。


ちなみに片手操作をしやすくするために画面の表示サイズを小さくする「片手モード」という、大画面ディスプレイの良さをなくしてしまう本末転倒な機能も一応、Xiaomi Mi MIXは搭載しています。


・カメラ
Mi MIXはF値2.0のレンズの1600万画素リアカメラを搭載しています。机に置いた「きのこの山VSたけのこの里 オセロ ゲーム3」を撮影するとこんな感じ。画質は可もなく不可もなく。


Mi MIXは3辺ベゼルレスデザインのために500万画素のフロントカメラは右下にあります。


このため、一般的なスマートフォンと同じ感覚で自撮りすると下からのアングルになってしまいます。


ということで、画面の自動回転をONの状態で本体を上下逆さまにして撮影すると……


うまく自撮りできました。とはいえ、毎回本体を持ち替えるのはわずらわしいので、自撮りが大好きな人には不便と言えそうです。


・デュアルシム・デュアルスタンバイ(DSDS)
Mi MIXはデュアルSIMスロットを搭載しており、2枚のナノSIMカードを装着可能です。もちろんXiaomi Mi 5Xiaomi Mi Note 2と同様に、2枚のSIMの同時待ち受けに対応するDSDS機能を備えています。


2つの番号で着信できるだけでなく、電話をかけるときにどちらのSIMカードの番号を使うのか選ぶことも可能です。


◆まとめ
Mi MIXを使ってみると、美しいデザインには不便な面があることに気付きます。鏡面のボディは指紋が付くのは避けられず、カバーを装着しないとすぐに汚れてしまいます。とはいえ汚れを拭き取るのが面倒になってカバーをつけると美しさが損なわれるという、非常に悩ましい問題がつきまといます。


また、フラットで指紋認証センサーと同じサイズのリアカメラは、間違ってタッチしてしまうことも多く、「位置をもう少し上にできなかったのか……」と感じます。


しかし、性能が頭打ちしつつあるスマートフォンでは、他のスマートフォンとは一味違う「何か」がなければ見向きされないのも事実。Mi MIXは、手の中に「現行スマートフォンで最高の性能」「タブレット並みの大画面」「3辺ベゼルレスの美しさ」を詰め込んだXiaomi渾身の野心作で、一定のユーザーをしっかりと惹きつける魅力を持ったスマートフォンと言えそうです。


Mi MIX(6GBメモリ/256GBストレージモデル)は、日本への発送に対応しているGearBestで7万390円(送料無料)で販売中。さらに、決済前にクーポン「MIXS」を適応すると7万1948円で購入できます。

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