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105歳のおじいちゃんライダーが自転車で「1時間で22.547km走行」の世界記録を樹立


105歳のフランス人男性ロベール・マルシャン氏が、自転車で1時間に走れる距離を計測する「アワーレコード」で22.547kmという世界新記録を樹立しました。100歳を超えるライダーが記録に挑戦したことも驚きですが、マルシャン氏は3年前に続いて2度目の世界記録樹立という偉業を成し遂げています。

105-Year-Old Cyclist Rides 14 Miles In An Hour En Route To A World Record : The Two-Way : NPR
http://www.npr.org/sections/thetwo-way/2017/01/04/508213332/105-year-old-cyclist-rides-14-miles-in-an-hour-en-route-to-a-world-record

フランス・パリの郊外にある街サン=カンタン・アン・イヴリーヌにあるヴェロドローム(自転車競技場)で実施された新記録挑戦で、マルシャン氏は1時間のタイムアタックで22.547kmを走りきり、「105歳以上」のカテゴリーにおける最高記録を樹立しました。マルシャン氏は2014年にも当時の最高齢カテゴリーである「100歳以上」で26.927kmという記録を樹立しており、これで2度目の「世界記録樹立」ということになりました。

黄色と紫色が基調のジャージに身を包み、ピンク色が映えるヘルメットを被って記録に挑戦するマルシャン氏。およそ105歳とは思えないキレイなフォームで、平均時速で約22.5kmというのは一般的なライダーと比較してもまったく遜色ないものといえそう。


当日は会場に多くの報道陣も訪れ、マルシャン氏の記録達成の瞬間を見守っていた様子。


使用されたコースは、プロの競技も行われる本格的なヴェロドローム。大きな角度がつけられたバンクのあるコースを、マルシャン氏は1時間で92周を走りきっています。ちなみに、現役プロ選手が挑んだアワーレコードの人類最速記録は、2015年にイギリスのブラッドリー・ウィギンス選手が樹立した54.526kmというもの。


記録達成後のコメントでマルシャン氏は「残り10分を示すサインを見逃してしまった。それがなければ、もっと速く走って良い記録を残せたかもしれないね。次の挑戦者が出てくるのを待っているよ」と語っており、まだまだ余裕があったことを感じさせつつ、次なるチャレンジャーの登場を心待ちにしている様子。


マルシャン氏が偉業を達成した秘訣について尋ねられた、コーチで友人でもあるジェラール・ミストレール氏は「フルーツと野菜を食べ、タバコは吸わずワインは時おり飲むだけ、そして毎日9時には眠りにつき、毎日エクササイズを行っている」と答えています。マルシャン氏は「私はチャンピオンになるためにここに来たわけではない。私がここに来たのは、105歳になっても自転車に乗れることを証明するためだよ」と語っています。

マルシャン氏のチャレンジの様子は、TIMEが配信した以下のライブ中継で全編を見ることができます。

105-year-old cyclist Robert Marchand attempts to break his own world record for most kilometers in one hour

TIMEさんの投稿 2017年1月4日

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in メモ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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