ハードウェア

空飛ぶドローンにアップグレードパーツの代わりに防寒用セーターを着せる「Drone Sweaters」


夏のジリジリ暑い時期も雪がしんしん降り積もる冬の時期も裸一貫で空を飛ぶのがドローンですが、そんなドローンに寒い冬の時期くらいはセーターを着て暖かくなってもらおうというのが「Drone Sweaters」です。「ドローン専用セーター」といういかにも実用性ゼロっぽい製品ですが、実際はドローンを使う人々からの要望を元に誕生したものだそうです。

Drone Sweaters
https://www.dronesweaters.com/


Your drone looks chilly, does it want this sweater? - The Verge
http://www.theverge.com/2016/12/26/14083008/drone-sweaters-custom-customize-why

ドローン用のセーター「Drone Sweaters」を考案したのはアメリカのサンフランシスコを拠点に活動する芸術家のダニエル・バスキンさん。バスキンさんはこれまでに触れる冥王星のタペストリー「Pluto Tapestry」や三輪車を使った移動販売所「Peddler Pop-Ups」、クラウドストレージならぬ雲貯蔵システムの「#PhysicalCloud」、アボカド用ステッカーの「Custom Avocados」、ステッカー作成サービスの「Signmaker.nyc」などを作ってきた人物です。

海外ニュースサイトのThe Vergeがバスキンさんにコメントを求めたところ、「最初はジョークや芸術の一部として始めたのですが、実際にドローンを使っている人々が『あまりに寒い冬の時期には電池寿命に問題が生じる』と語っているのを耳にしました。そこで、私はドローン用のセーターにポケットをつけ、そこにポータブルヒーターを入れることで、ドローン全体の温度を上げるような仕組みができないかと考えました。これはとても斬新な見た目ですが、実際には有用なものだと思います」というコメントが返ってきたそうです。

そんなドローン用のセーター「Drone Sweaters」はこんな感じ。パッと見は小さい子ども用のキュートなセーターのようにも見えますが……


こんな感じでドローンが着用するセーターになっています。


別アングルから見るとこんな感じ。ドローンのプロペラや本体に付いているカメラなどにはセーターがかからないようになっています。


これは各ドローンごとにしっかり採寸してセーターが作られているから。


他にも赤色のニットセーターや……


ウールセーターなどさまざまなセーターが用意されています。


バスキンさんによると「ウールはとても暖かく、最良の絶縁材料のひとつですが、『どのくらいの頻度で洗濯する必要があるか』や『ドローンがウールでむずむずして不快にならないか』などを考慮に入れて使用する必要があります。洗濯可能なウールと、綿やアクリル繊維を合わせるのがベストの選択になるかもしれません」とのことで、セーターを編む際には使用する素材にもかなりこだわりを持って選んだことが伺えます。


なお、ドローン用のセーターは189ドル(約2万2000円)で購入することもできます。

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in ハードウェア, Posted by logu_ii

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