地震からゾンビ発生まで、あらゆる世界の終末に対処できる「非常用バックパック」の作り方


災害時の備えとして「非常用持ち出し袋」を用意することができますが、災害に遭っていなければどんなものを用意すればいいのか難しいもの。そんな中、地震・火災・津波・核戦争・ゾンビの出現など、ありとあらゆる災害に対応可能な最強の「非常用バックパック」の作り方がムービーで指南されています。

How to Pack for the Apocalypse | OOO with Brent Rose - YouTube


男性が倉庫のようなところに座り込み、「あの事件から3カ月が経ってしまった。僕はこの貯蔵庫で人生を終えるわけにはいかない」と恋人宛に手紙を書いています。


「死への恐怖よりも、あなたに二度と触れることができないことの方がつらいのです」


世界の終末から避難していた男性が外の世界で目にしたものとは……


というわけで、冒頭のオープニングを演じていたのは俳優のブレント・ローズさん。アウトドアに詳しいそうで、あらゆる災害に対処可能なサバイバルグッズを選出し、バックパックに詰め込んで最強の非常用持出し袋を作るというわけです。


考えられる災害には地震やハリケーン


洪水や津波


火災などの自然災害に加え……


ゾンビの発生まで考慮されているとのこと。


◆バックパック
まず、最も重要となる入れ物のバックパック選びから。ローズさんの個人的なオススメはGREGORY(グレゴリー)の「バルトロ75」。


大容量で必要なものを全部詰め込むことができるほか、ヒップパッドやサスペンションも付いているので、持ち運びにも適しているとのこと。身体が小さい人や子どもなら、低容量の「バルトロ65」にするのもアリ。


◆シェルター
災害に備えるにあたって、丈夫でしっかりとプライベートを確保できることから、テントは簡易的なものではなく、オーソドックスな組み立て方式のテントを選ぶ方がいいとのこと。ローズさんのオススメはREIの「REI Half Dome 2 Plus Tent」。


慣れればテントを組み立てるまで4分以内で完了するようです。


また、野外でも快適な睡眠環境を得るために必要なのが持ち運び用マットレス。ローズさんは年間を通して使えて空気で膨らませるタイプの「NeoAir All Season」を推奨しています。


実際に膨らませて寝袋で寝るとこんな感じ。固くて冷たい地面やコンクリートでもぐっすり眠れそうです。


寝袋はMarmot(マーモット)の「Plasma 30」が超軽量かつ超小型で、保温性も高い至高の一品とのこと。ただし値段が異常に高いことが欠点とのこと。


予算を抑えたい場合は、Plasma 30より大きくて重くなるものの、「Cosmic 20」がコストパフォーマンスに優れているそうです。


◆飲用水
サバイバルにおいて清潔な飲用水を確保することは最優先事項です。ローズさんの一番のオススメは、汚れだけでなく病原菌まで除去できるMSRの高性能浄水器「Guardian」。丈夫で持ち運びできるサイズなので、ゾンビなどが出現して水が汚染されていても、清潔な飲用水を確保できるようになります。


ポンプのようにレバーを上下させると、汚染された水を吸い取って浄水する仕組み。泥水がきれいな水になって出てきているのがわかります。


ただしGuardianもかなり高価なのですが、バイオハザードに備える必要がないのであれば、廉価なVapurの「MicroFilter Bottle」でも、清潔な水を確保することが可能です。


サバイバルにおいて、人間は1日3リットルの水を確保する必要があります。Platypus(プラティパス)の「Big Zip LP」を用意しておけば、3リットルの水を貯めて持ち歩くことが可能。バックパックのハイドレーションポケットにぶら下げて、移動しながらホースから水分補給が可能になります。


また、バックパックのサイドポケットに入れる予備用の水分を入れるボトルとして、丈夫で軽量なNALGENE(ナルゲン)の「広口0.5L」などを持ち歩くといいそうです。


◆食糧&調理用品
持ち運ぶ食糧はドライビーンズや米など、長期保存の効くものを選ぶのがいいそうですが、予算に余裕があるなら「フリーズドライ食品」が便利。お湯をかけるだけで栄養価の高い食事を得ることができます。


肝心のお湯を作るための調理用品も必要です。MSRの「ALPINIST 2 システム」は、雪を溶かす作業から、基本的な食事作りに対応する2人用クックセットで、鍋、蓋、断熱マグ×2、ディープディッシュプレートS×2、TALONポットハンドルがひとつの鍋の中に収納可能。


ついでに、作ったご飯を食べるためにSea to Summitの「Spork」もオススメされています。


2本のSporkがALPINIST 2 システムの中に収納できるとのこと。


◆コンロ
ローズさんは鍋を加熱するコンロとしてMSRの「Dragonfly」を愛用しているとのこと。


専用のガスボンベもありますが、ガソリンなどさまざまな燃料で火をつけることができ、火力調節も可能。折りたたんでバックパックにも簡単に入れられます。


コンロに着火するには火を付ける道具が必要ですが、最も簡単なのはどこでも手に入るライター。


さらにバックアップとしてUCO gearの「Titan Stormproof Matches」のような防水マッチを用意しておけば、ライターのガスが切れても対応可能。


マグネシウムを削って火を起こす緊急着火器「ファイヤースターター」があれば、マッチがなくなっても火花を起こしてコンロに着火できます。


使い方はマグネシウムバーをナイフで削って粉を出し……


ナイフをスライドするだけ。イチからたき火などを行う際にも使えそうです。


◆ナイフ
サバイバルを生き抜くにあたって1本は持っておきたいナイフ。ローズさんのオススメはGERBER(ガーバー)の「Big Rock」とのこと。


ナイフがあれば簡単なものをカットできるだけでなく、柄の部分でガラスを砕くなど、サバイバルの生存率を上昇させてくれます。


もっと価格を抑えたい場合は、Morakniv(モーラナイフ)の「Companion knife」が筆頭候補。数千円という価格ながら、切れ味は鋭く、軽量だそうです。


◆ライト
ローズさんが愛用しているヘッドライトはPrinceton Tec(プリンストンテック)の「SYNC」。ダイヤルを回転させるだけで赤色や点滅などを切り替えられ、操作性に優れているとのこと。


予備用のペンライトのチョイスは、Maglite(マグライト)の「Mini Maglite LED」。


どんなポケットにも入れられる小型ライトながら、高い輝度を持っているのが特徴。LEDなのでバッテリーの持ちもいいそうです。


充電式の明るいハンドライトとして出てきたのが「VIPERTEK VTS-195」。


なんとライトを付けるだけでなく、スタンガンの機能も搭載しています。ローズさんは「信じて下さい。本当に、本当に痛いです」と述べています。


どれくらい効果があるのかについては、YouTubeを見ればいろいろでてきます。


◆護身用具
スタンガンで護身用具が出てきたオマケとして、スリングショットを入れておくことも推奨されています。これがあれば遠くから外敵にダメージを与えられるだけでなく、簡単な狩りもできるとのこと。


Hurricane Mako Telescopic Rod」は折りたたみ式の釣り竿ですが、丈夫なので警棒のように殴ることもできるそうです。


◆燃料の木材確保
長期的なサバイバルを生き抜くには、自然にある木材をゲットして燃料として使う必要が出てきます。ちょっとした枝などを刈り取るにはガーバーの手斧である「Bear Grylls Survival Hatchet」が便利。とても丈夫で切れ味は鋭く、刃の背を使ってハンマーのように使うこともできるとのこと。


丸太などを切るには電動のチェーンソーや巨大なオノが必要なものですが、「SaberCut Chainsaw」なら男性1人でも丸太を切断可能。


こんな感じで木の幹に引っかけて、左右の手を交互に引けばチェーンソーとして機能します。


また、ナイフ・ドライバー・ペンチなどを格納したLeathermanの十徳ナイフ「Wave」をポケットに忍ばせておけば、手持ちのコンロが壊れた時などにサクっと対応可能。


◆救急セット
ローズさんのお気に入りの「Backpacker Plus Multiday First-Aid Kit」は、4人を5日間にわたって応急処置するのに必要なアイテムがバッグに詰まっています。専用バッグには別途、ツメ切りなどを入れるスペースもあるそうです。


普段飲んでいる薬がある場合は、サバイバルになってからでは遅いので、常備して切らさないよう心がけることも大切。ジップロックなどにまとめておけば、逃げる時にサッとバックパックに詰めることができます。


◆その他
スマートフォンは電話やメールで救助を求められ、アプリで道を確認できるなど、忘れてはならない存在です。そんなスマートフォンに今からでも入れておくべきなアプリが、Androidなら「バックカントリー・ナビゲーターのTOPO GPS」。


iOSなら「Gaia GPS」。どちらも地図をダウンロードしておけば、オフライン環境でも使える地図アプリとなっています。


また、地図アプリの定番である「Googleマップ」も、ホームエリアの地図をダウンロードしてオフラインで使える機能があります。


アプリはバッテリーが切れると使えなくなってしまうので、紙の地図とともにコンパスを用意する必要もあるとのこと。コンパスはBruntonの「TruArc 5」がかさばらないのでオススメとのこと。右側にはルーペもついています。ただし、コンパスを使うのは慣れが必要なので、ローズさんは「災害が起きる前に必ず練習しておくべき」と警告しています。


サバイバルに関する情報が詰まったアプリ「SAS Survival Guide(iOS/Android)」もローズさんのお気に入りで、ダウンロードしておくべきだそうです。


モバイルバッテリーのオススメはAnkerの「PowerCore+ 13400」。2つのポートを持ち、スマートフォンを約6回充電できます。


モバイルバッテリーを充電するには、ソーラー最大出力7Wの高出力ソーラーパネル「Nomad 7 Plus Solar Panel」を持ち運べばOK。


折りたためばめちゃくちゃコンパクトで、バックパックにぶら下げながら太陽光発電も可能。


さまざまな用途に使えるダクトテープ「Gorilla Tape 1」と、洗濯ひもとしても、誰かを救助するためにも使える丈夫なひも「パラコード」もバックパックに入れておきましょう。


ほかにもコンパクトで吸水性が高く、肌触りが良いという「PackTowl personal」や……


手回し式のハンドラジオ


日焼け止めクリームや虫よけスプレー、消毒用ハンドジェル、多目的石けん、旅行用歯ブラシなどがバックパックに詰め込まれ……


最後にサバイバル先で子どもを作ってしまわないように、コンドームまで準備されました。


あとは大量の乾電池


緊急連絡先リスト


サングラス


トイレットペーパーと排泄物用シャベル


念のために現金まで。


上着は寒さをしのぐ防寒着と……


防水のレインジャケットなど、2種類を用意しておきましょう。


さらに帽子や……


登山靴


厚手の登山用靴下もバックパックの中へ。


ここまでにローズさんがオススメしたサバイバルグッズが、すべてバックパックひとつにまとめられるわけです。


というわけで冒頭のオープニングに戻り、サバイバル用のバックパックを背負って貯蔵庫から外の世界へ飛び出したローズさん。一体外の世界がどうなっていたのかは、ムービーを最後まで見るとわかります。

・関連記事
ジャングルで暮らす人必見、木と土と石と自分の手だけで家を作る方法が公開中 - GIGAZINE

文明崩壊や終末に備えて世界中の種子をバックアップして保存する知られざる巨大施設「Svalbard Seed Vault」内部に潜入レポート - GIGAZINE

サバイバルに必要な全ての機能を詰め込んだ究極の万能サバイバルナイフ「MSK-1」 - GIGAZINE

カバンやキーケースに付けられて突然のサバイバルにも対応できる超小型ナイフ「X-Blade Pocket」レビュー - GIGAZINE

ブレスレットなのに火がおこせて簡易テントも張れるサバイバル向けツール「Paracord Bracelet」とキーチェーン「Paracord Keychain」 - GIGAZINE

高度1万メートルに放り出されたときに何をすればいいのかが分かるサバイバルガイド - GIGAZINE

388

in 動画, Posted by darkhorse_log