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拡張現実で遠くにいる人とまるで目の前にいるかのように話ができる「Mobile Holoportation」


MicrosoftのAR(拡張現実)ヘッドセット「HoloLens」は、Oculus RiftやHTC ViveなどのVR(仮想現実)ヘッドセットとは異なり、現実世界にデジタルデータを重ねて表示することが可能なデバイス。そんなHoloLensを使って遠隔地にいる人と実際に会って話をするかのようにコミュニケーションをとることができる技術が「Holoportation」です。これには使用者の3Dモデルを作り出すために複数台のカメラを用いる必要があったのですが、外出先でもどこでもHoloportationが使えるようになる「Mobile Holoportation」をMicrosoftが発表しました。

Mobile Holoportation - YouTube


「Holoportationはあなたをリビングルームから……」


「世界中のどこにでも連れて行ってくれる技術です」


「しかし、仮に家に居ない場合はどうしたら良いのでしょうか?」


はんだごてで何かを作る様子と……


何か巨大な電子機器を積んだ自動車が映し出されます。


車内にはモニターも用意されており、何かの装置がセットされているようです。


「Holoportationはモバイルに対応しました」


車内の何かのボタンをポチっと押します。


すると、車内に座っている男性が……


遠隔地のHoloLensを装着した人と実際に会って話をするかのようにコミュニケーションをとることが可能になるわけです。


Microsoftは遠隔地からのHoloportation実現のため、映し出されるホログラムの品質を維持しながら、必要な帯域幅を97%も削減することに成功したそうです。なお、Holoportationを行うには最低でも2台のカメラが必要で、台数が多ければ多いほど作成する3Dモデルの品質が向上するそうです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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