数あるダイエット方法の中で実際に効果的な方法はどれなのか?

By mahmoud99725

「ダイエット」と一口に言ってもさまざまな種類が存在し、その効果や過程もさまざまです。そんな数あるダイエット方法の中で効果的なものはどれなのかをまとめたムービー「Which Diets Actually Work?」が公開されています。

Which Diets Actually Work? - YouTube


世の中にはさまざまなダイエット方法がありますが、これらの中で「科学的に効果のあるものはどれか?」をまとめたのがこのムービー。


体重は摂取したカロリーと燃焼したカロリーのバランスで成り立っています。よって、カロリーを多く摂取すれば体重は増加していき、カロリーを多く燃焼すれば体重は減少していきます。


◆カロリー制限ダイエット


1日の決められた摂取カロリー以内なら好きなだけ食べてOKで、何を食べてカロリーを摂取しようとかまわないというのが「カロリー制限ダイエット」。


しかし、健康面を考えればそういった考えが間違っているのは明らか。食べ物の栄養的価値について考えることは非常に重要なことで、もしもそういったバランスを考えなければ心臓病や栄養不足など、慢性的な健康被害に遭う可能性は高まります。


◆最適な栄養を考えたカロリー制限ダイエット(CRONダイエット)
CRONダイエットは、一般的に1日の必要栄養量からカロリー摂取量を20%減らすというものです。例えば、リンゴを丸々1個食べる場合、CRONダイエットではほとんどの栄養素を含んでいる皮の部分を優先して食べます。


もしも適切かつ過度にならないようにカロリー制限を行えたなら、これは安全かつ効果的に体重を減らすことにつながります。


◆炭水化物制限ダイエット


サウスビーチ・ダイエット」「アトキンスダイエット」「ゾーンダイエット」などは、「炭水化物は理想の体形を作り出す際に敵となるものである」という考えを持つ炭水化物制限ダイエットです。


これらの炭水化物制限ダイエットは、「炭水化物を燃焼するよりも多く摂取すると、肝臓がそれらの炭水化物を脂肪に変えてしまう」という考えを主張しています。しかし、大抵の健康的な人や適切な運動を行っている人ならば、炭水化物はグルコースまで分解されて体中の細胞にエネルギーとして運ばれるだけで、脂肪になることはほとんどありません。


細胞にエネルギーとして運ばれなかった過剰なグルコースも、体がインスリンを使ってグリコーゲンとし、肝臓や筋肉に蓄積します。このグリコーゲンは、体内でグルコースが足りなくなった際に分解され、再利用されます。


しかし、炭水化物の中でもハチミツや果物、砂糖などの「糖類」は、穀物や野菜などの「炭水化物」よりも容易に脂肪になってしまうそうです。必要以上のエネルギーを摂取し、さらにそれらが糖類から摂取したものの場合、燃焼しきれなかったカロリーは簡単に脂肪になってしまうというわけ。


炭水化物ダイエットは最初に極端な制限を行うことがあります。その制限というのは、パンやパスタといったデンプン質を摂取せず、フルーツ由来のものも含めた糖質の摂取やアルコールの摂取も禁じるというものです。これらの強力な副作用により、炭水化物ダイエットを行った人には便秘やドライマウス、口臭が臭くなる、疲労、めまい、吐き気などの症状が出ます。


研究によると、炭水化物を制限するとカロリー制限と比べて最初に素早く体重が減少するのですが、これは恐らく水分不足によるもので、食事制限がなくなると元に戻ってしまうことが多いとのこと。


アトキンスダイエットは高脂肪・高タンパク質のものからカロリーを摂取することを促進するダイエット方法です。これは、肉やチーズ、クリーム、バターなどの摂取を推奨されているということになるのですが、多くの医者は悪玉コレステロールを増やして心臓病のリスクを上げることを心配しています。


つまり、炭水化物ダイエットは危険かつ健康的なものではないわけです。また、ニンジンやスイートポテト、リンゴのような食べ物を制限することは、体にとって重要な微量養素やビタミンを摂取する機会を制限することにもつながります。足りない栄養素をサプリメントで補おうという人もいるかもしれませんが、自然食品以外からでは体が効率的にビタミンやミネラル、微量養素などを吸収することはできないのであまり推奨されるべきダイエット方法ではないようです。


◆高タンパク質ダイエット


高タンパク質ダイエットの主な原理は、「体内で分解しやすいだけでなくエネルギーとしても優秀な食べ物」である炭水化物よりもタンパク質の豊富な食べ物を摂取するというもの。高タンパク質ダイエットの場合、炭水化物よりも消化の遅いタンパク質を摂取するので腹持ちがよく、1日の食事量が減るというわけ。


パレオダイエット
1万年前に農業が誕生し、人間の食事は狩猟民族の頃の肉や野生の果物、野菜、木の実などを主としたものから、穀物を主としたものに大きく変化しました。その結果、「人間の体は穀物や乳製品、パンなどの加工食品を消化するようにデザインされていない」と主張する人々が現れました。それがパレオダイエットを支持する人々です。


穀物は炎症に関する健康問題にも関係していると主張する人もいます。しかし、こういった主張の大部分はセリアック病患者以外には当てはまらない事実に反するものだそうです。


パレオダイエットは穀物と豆類の摂取を断つので、腸を健康な状態に保つために必要な栄養素である食物繊維が不足してしまいます。また、食物繊維が不足気味になってしまうため、おならが臭くなるという副作用があります。


◆断食系ダイエット


すぐに細くなりたい場合、キャベツスープだけで7日間過ごす、という方法もアリかもしれません。また、午前中は塩水、日中は水・メープルシロップ・レモン・唐辛子、夜はお通じの良くなるお茶しか飲んではいけないという「マスタークレンズダイエット」も有名です。しかし、これらのダイエット方法は極端に不健康なものであることは間違いありません。


人間の体重のほとんどは水分からくるものであり、これらを極端に失いすぎれば、めまいや疲労、脱水症状、吐き気などに襲われることとなります。


また、マスタークレンズダイエットを行えば舌が白くなることがあります。これは、体の中から毒素が抜けていることを示すサインと思われがちですが、実際にはイースト菌が口内に伝染した印だそうです。


また、こういった断食系のダイエットを行って体重を減らしても、体重がリバウンドすることは目に見えているとのこと。

◆その他のクレイジーなダイエット


スープやジュースに綿を漬けて食べることで満腹感を得るというダイエット方法は、ほとんど栄養を摂取できず、腸閉塞を引き起こす可能性があるので推奨されません。


また、睡眠しまくって食べ物をなるべく食べないというダイエット方法もあるかもしれません。眠っている際は食べ物を摂取できないので、最初は体重が減るかもしれませんが、代謝速度が遅くなり、カロリーを消費しづらい体になってしまう可能性があります。そして、再び食事を始めれば、体重はすぐに戻ってしまうことでしょう。


ある研究者が6年にわたって被験者の体重の変化について追跡調査を行ったところ、7ヵ月で一気に痩せたという被験者のほとんどがその後数年をかけて体重を戻していったことが明らかになっています。また、体重が戻ってしまった被験者の代謝は悪くなっており、ある男性は1日あたりの代謝が標準値よりも800カロリーも少なくなってしまっていたそうです。これは6年間での変化を調査した結果なので、さらに長いスパンでみるとより大きな影響を人体の新陳代謝に起こしている可能性もあります。


驚くべきことに、どのダイエット方法を駆使しようと、97%の人が3年以内にリバウンドしているという結果も出ています。つまり、体重を減らしたい場合、適切な食事量とモチベーションをキープし、段階的に意識と体形を変えていく必要があるというわけです。

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