デザイン

周期表の元素が何に使われているのかをイラストで示した「The Periodic Table of the Elements, in Pictures and Words」


元素を原子番号順に並べた「周期表」といえば、「水兵リーベ僕の船……」と謎の呪文で丸暗記した経験のある人は多いはず。しかし、そんな無味乾燥でつまらないものだと学生時代には何の興味も持てなかった周期表に、各元素がどんな用途で使われているのかを示すイラストと、簡単な特徴解説がプラスされたインフォグラフィック「The Periodic Table of the Elements, in Pictures and Words」を見れば、化学への興味がふつふつとわいてくるかもしれません。

elements.wlonk.com
http://elements.wlonk.com/ElementsTable.htm

これがイラスト&解説付きの周期表「The Periodic Table of the Elements, in Pictures and Words」です。各元素のカードにマウスカーソルを当てると、周期表上部の余白に解説カードが3枚分表示される仕組みです。


解説カード1には、元素記号や原子番号に加えて、その元素がどのような用途に使われているのかがイラスト付きで説明されます。


解説カード1の上部に表示されるアイコンの説明はこんな感じ。固体・液体・気体や、人体の構成要素、磁性の有無、放射性の有無などがアイコンで表示されます。


また、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガス、遷移金属、レアアースなど、性質別のグループも表示されます。


さっそく原子番号「1」の「水素(H)」にマウスカーソルを合わせてみると、カードに説明が表示されました。水素は「Sun and Stars(太陽や星)」の構成要素で、宇宙の物質の90%を占める存在だとのこと。周期表の第1族に属していますが、アルカリ金属には分類されない独立した存在の元素です。


次に原子番号「2」の「ヘリウム(He)」。ヘリウムは風船に使われる、水素に次いで2番目に軽い気体です。最外殻電子が8個で閉殻しているため、他の原子と反応しない、非常に安定した気体だとのこと。


原子番号「3」の「リチウム(Li)」は、バッテリーによく使われる金属。最も軽い金属であるリチウムは、非常に反応しやすいアルカリ金属であるため自然界では単体としては存在しません。水に浮かべると火花を出しながら「燃える」という特徴を持ちます。


原子番号「8」の「酸素(O)」は空中に21%も含まれる気体。クラーク数は約50で、地表付近には最も多く存在する元素です。


原子番号「13」の「アルミニウム(Al)」は、航空機材料に用いられています。軽く加工性も良いものの、腐食するともろくなってしまいます。


原子番号「53」の「ヨウ素(I)」は、消毒液に含まれています。液体に溶けたヨウ素は濃い紫色をしており、傷の消毒やのどの病気に効果的。ヨウ素は反応性が高く、アルカリ金属とさえ反応して塩(えん)を生成します。


原子番号「56」の「バリウム(Ba)」はレントゲン検査でおなじみの金属。純粋なバリウムは非常に柔らかくもろい性質を持ちます。


原子番号「79」の「(Au)」は、宝飾品に使われます。色の付いた金属の金は、展性をもち金箔にしたりメッキしたりできます。また、熱と電気の伝導性が高いという特徴もあります。


原子番号「92」の「ウラン(U)」は、原子力発電所で核燃料として使われます。


原子番号「55」の「セシウム(Cs)」は、原子時計やGPSに使われているとのこと。


原子番号「70」の「イッテルビウム(Yb)は、ファイバーレーザーに用いられます。スカンジウムイットリウムと化学特性が似ており分離するのが難しいとのこと。


イラストと簡単な説明で元素の特性を解説する「The Periodic Table of the Elements, in Pictures and Words」を見れば、なじみのある元素もそうでない元素も楽しく学習できそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
シリコンよりも高速&省電力なカーボンナノチューブでできたトランジスタの開発に成功 - GIGAZINE

世界で初めて「時間結晶」の生成に成功 - GIGAZINE

ヘリウムの世界的供給不足は今後も続き、25年後には枯渇する危険性も - GIGAZINE

宇宙を形成する謎の超物質「暗黒物質(ダークマター)」とは? - GIGAZINE

「地球は何歳か?」というテーマをめぐって展開された大科学者たちの大激論の歴史 - GIGAZINE

ノーベル賞受賞者の研究の暗黒面 - GIGAZINE

in サイエンス,   デザイン, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.