ディープラーニングを駆使してAIがトリックオアトリートなホラー画像を自動生成する「Nightmare Machine」
「AIが人間を怖がらせることはできるのか?」というシンプルな疑問からスタートした、ディープラーニングのアルゴリズムを駆使してホラー画像を自動生成する人工知能(AI)が「Nightmare Machine」です。開発したのはなんとマサチューセッツ工科大学の学生や准教授たちで、想像以上にグロテスクな幽霊に取り憑かれたかのような写真を生成することに成功しています。
Nightmare Machine
http://nightmare.mit.edu/
Nightmare Machineのトップページには「恐ろしいコンテンツを含んでいる」という警告文が表示されています。
Nightmare Machineが自動生成した画像は「Haunted Faces(霊にとりつかれた顔)」と「Haunted Places(幽霊の出そうな場所)」の2種類。
「Haunted Faces」のステップ1がコレ。最先端のディープラーニングアルゴリズムを駆使して作成した画像です。
ステップ1で作成した画像に「おびえ」の要素をプラスしたのが以下の画像。たしかに微妙に個々の画像に変化が加えられています。
さらに変化を加えたステップ3が一応の完成形のようです。
Nightmare Machineが作成した「Haunted Faces」が怖いか怖くないかを以下のページで判断すると、アルゴリズムの精度向上に役立つそうです。
Nightmare Machine: Help us create the most scary
続いて、同様のアルゴリズムを用いて「幽霊の出そうな場所」などの恐ろしげな雰囲気を持つ場所について学習し、実在する有名な土地をそれぞれのテーマ風に加工したのが以下の画像。
◆幽霊屋敷風
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城
イタリア・ローマにあるコロッセオ
ロシア・モスクワの聖ワシリイ大聖堂
◆ホラー映画風
アメリカの自由の女神像
フランス・パリのエッフェル塔
日本の東京タワー
◆大量殺害現場風
インドのタージ・マハル
スペイン・バルセロナのカサミラ
イタリア・ローマにあるコロッセオ
◆毒に侵された街風
タンザニアのキリマンジャロ
インドのタージ・マハル
アメリカのキャピトル・ヒル
◆ゴーストタウン風
オーストラリアのシドニー・オペラハウス
イギリスのストーンヘンジ
シリアのパルミラ
◆地獄風
スペイン・マドリードにある宮殿
ロンドンのタワーブリッジ
パリのルーブル美術館
◆触手を持つ怪物イメージ
カリフォルニアのゴールデンゲートブリッジ
イタリアのピサの斜塔
ローマにあるコロッセオ
◆宇宙人の侵略イメージ
ニューヨーク
ローマにあるコロッセオ
シリアのパルミラ
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