ハードウェア

Nintendo SwitchのVR対応や3DSの今後について任天堂の君島社長がインタビューで明かす


任天堂が2017年3月にリリース予定の次世代ハード「Nintendo Switch」は、2016年10月に公式ページ公式ムービーが初めて公開されましたが、その多くは謎に包まれたままです。謎のベールに包まれたNintendo Switchについて、任天堂代表取締役社長の君島達己氏が海外メディアのBloombergのインタビューを受け、Nintendo SwitchのVR対応やNintendo Switchの登場により今後の展開が気になるニンテンドー3DSについて答えています。

Nintendo's Big Switch: Q&A With President Tatsumi Kimishima - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2016-10-28/nintendo-s-big-switch-q-a-with-president-tatsumi-kimishima

君島氏はNintendo Switchという据え置き/携帯のハイブリッド型ゲーム機を開発した理由について、「Nintendo Switchを3DSやWii Uの単なる後継機にしたくありませんでした。オリジナルのコンセプトは『我々はどのような新しい体験を作りだせるのか?』ということ。そして今回披露したのが、据え置き機でありつつも、外に持ち出して他のプレイヤーとプレイできるという方向性です」と回答しました。


Nintendo Switchは外に持ち出せる携帯ゲーム機としての機能を持ち合わせており、すでに発売中のニンテンドー3DSと機能が似ている点があります。君島氏によれば、ニンテンドー3DSは発売から時間が経過した今でも成長を続けており、ビジネス面でも勢いは維持しているとのこと。「ニンテンドー3DSは、Nintendo Switchに飲み込まれるということではなく、むしろニンテンドー3DSとしての道を進んでいくと我々は考えています」と話しています。


また、PlayStation VROculus RiftHTC Viveの登場により盛り上がるVRについても君島氏は意見を述べています。君島氏は「我々はVRに興味がないということはなく、大きな興味を抱いています。VRは新しいゲーム体験を提供できますが、VRが提供できる新しいゲーム体験は、ソフトウェアとそれをどのようにプレイするのかによります。VRはゲーム以外の体験にも新しい方法を示しますし、その部分は我々も楽しみにしているところです」と話し、さらに「Nintendo SwitchはVR対応になるか?」という質問に対して「可能性があるかどうかという点については、『ない』と言い切れません。VR対応のゲームについては我々も考慮しなければならない部分でありますが、システムの仕様によりけりです」と答えました。

Nintendo Switchの公式ムービーは、記事作成時点で日本語版が視聴回数約340万回、英語版が約1900万回も再生されており、視聴者からの反応も上々。君島氏も「正直に言うと大変驚いている」と述べました。Nintendo Switchのローンチタイトルやスペックの詳細などについては、2017年1月に行われるプレゼンテーションで明らかにするとのことでです。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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