ロボット化が進む最新のAmazonの出荷倉庫「フルフィルメントセンター」で商品が出荷される様子


Amazonのフルフィルメントセンターと聞くと、広大な倉庫内を多くの人が歩き回って商品を集める……という光景が連想されることが多いと思われますが、2012年から作業ロボットの導入を進めてきたAmazonのフルフィルメントセンターでは人間のかわりに自動制御されるロボットが動きまわるように変化しています。そんな最新のAmazonの最新フルフィルメントセンターをCNNが取材した様子が公開されています。

Amazon only needs a minute of human labor to ship your next package - Oct. 6, 2016
http://money.cnn.com/2016/10/06/technology/amazon-warehouse-robots/index.html

背の高い商品ラックが並ぶ様子。黄色い棚は小さな区画に区切られており、それぞれの中に商品が納められています。


この棚の下にもぐり、棚ごと全体を持ち上げて移動させているのが、Amazonが2012年に買収した「Kiva」のロボット。360度自由自在に動ける車輪を備え、倉庫内を走り回っています。ロボットの導入により棚の置き位置の自由度が飛躍的に向上し、倉庫全体の商品の集積率が飛躍的に向上したそうです。


かつては倉庫内を歩き回っていた作業スタッフ「ピッカー」は、今ではKivaが商品を届けてくる「ピッキングステーション」で待機するのみ。コンピューターの指示に従って棚から商品を取り出し、次の「パッキングステーション」に送るために注文の商品を揃えます。


ピッカーが集めた商品は箱に入れられてローラー台の上を移動し、箱詰めを行うパッキングステーションへと送られます。フルフィルメントセンター全体のローラー台の長さは8マイル(約13km)にも及ぶとのこと。


パッキングステーションでは、客からの注文に応じた箱の大きさがコンピューターによって自動で選ばれ、作業者は指定された箱を取って梱包を行います。この時、使用するガムテープの長さも指定されており、作業者は機械が吐き出したガムテープを手にとって貼り付けるだけ。人が判断するのは「緩衝材をどれだけ使うか」だけで、商品のピッキングから梱包して出荷されるまで、人の手が商品に触れる時間は60秒以下とのこと。


このようにして箱詰めされた商品は、再びローラー台でトラックへと運ばれます。この流れも自動化されており、目的のトラック位置までくると、自動でラインから降ろされるようになっています。


こんな様子でロボットによる自動化が進められているAmazonのフルフィルメントセンターですが、必ずしも従業員数が削減されているというわけでもないそうです。アメリカのボルチモアにあるこのフルフィルメントセンターでは3000人の従業員が働いているほか、Amazon全体では2015年だけで7万6700人の従業員を採用しており、2016年上半期だけでもすでに3万8100人が新たに採用されているとのことです。

実際に数々のロボットが動いている様子は、以下のムービーで見ることができます。

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