「Apple Watchを閣僚が着用すること」が禁止に
2016年6月に国民投票でEU離脱派が勝利したイギリスではキャメロン首相が辞任を表明。後を受けてテリーザ・メイ氏が新たな首相に就任しましたが、メイ政権では閣僚のApple Watch着用が禁止されているそうです。
Apple Watches banned from Cabinet after ministers warned devices could be vulnerable to hacking
http://www.telegraph.co.uk/news/2016/10/09/apple-watches-banned-from-cabinet-after-ministers-warned-devices/
The Telegraphによると、着用禁止はApple Watchがロシアのスパイにハッキングされて、盗聴されることを警戒してのことだそうです。
以前は閣僚のスマートウォッチ着用は特には禁止されていなかったようで、閣僚の中にはスマートウォッチを着用したまま公務を行う人もいました。第1次キャメロン政権下で当初は教育相、のちに庶民院幹事長に転じたマイケル・ゴーヴ氏には、閣僚会議が行われているときにスマートウォッチを使ってメールの確認をしようとしたところ、誤操作してしまい、ビヨンセの曲を流してしまったというエピソードがあります。
ゴーヴ氏の話は笑い話で済ませられますが、スマートウォッチのハッキングを警戒するのは決して大げさなことではなく、2015年7月にヒューレット・パッカードが行った調査では、テスト対象となった10個のスマートウォッチすべてに脆弱性が見つかったと報告されています。
スマートウオッチにもハッキングのリスク 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www2.afpbb.com/articles/-/3055394
なお、「Apple Watch」が着用禁止になったとのことですが、その他のスマートウォッチがOKなのかどうかは不明です。
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