スタンドアロンの「新型Oculus」、VRに手の動きを加えるコントローラー「Oculus Touch」など、Oculus Connect 3で発表されたものまとめ


現地時間で2016年10月5日から7日までの3日間、アメリカ・カリフォルニア州のサンノゼでOculus VRの開発者向けカンファレンス「Oculus Connect 3」が開催されています。カンファレンスでは、Oculus VRのVRヘッドセットRiftとは異なりPCレスで動作可能な新しいVRヘッドセット「Santa Cruz」の発表や、待望のVR用コントローラー「Oculus Touch」の発売日の公表、他にもOculus Riftの最低動作環境が引き下げになるなど、注目情報目白押しな発表になったようです。

OC3 Reveals: Touch Launch, Santa Cruz Prototype, Min Spec, 400+ Mobile VR Apps, and More | Oculus
https://www.oculus.com/blog/oc3-reveals/

Oculus lowers minimum Rift specs using “asynchronous spacewarp” tech | Ars Technica
http://arstechnica.com/gaming/2016/10/oculus-lowers-minimum-rift-specs-using-asynchronous-spacewarp-tech/

◆Riftの最小動作環境が変更
新技術のAPI「Asynchronous Spacewarp」を採用することで、Riftの最小動作環境が引き下げになります。「Asynchronous Spacewarp」を採用することで推奨を下回る45fpsの動作でも表示を90fpsに補完できるようになったため、これまでの最小動作環境はGPUがNVIDIA GeForce GTX 970、CPUがCore i5-6400となっていたのですが、今後はGPUがNVIDIA GeForce GTX 960、CPUがCore i3-6100となります。


◆PCなしで単体動作可能な新しいVRヘッドセット「Santa Cruz」
単体動作可能な新しいVRヘッドセット「Santa Cruz」のプロトタイプも公開されました。同VRヘッドセットは、「高性能なPCと有線接続するRiftのようなハイエンドVRヘッドセット」と、「スマートフォンと連携するGear VRのようなエントリーモデルのモバイル向けVRヘッドセット」の中間を狙った、「PCなしの無線プレイが可能でハイクオリティなVR体験が可能なVRヘッドセット」になるとのこと。

実際にプロトタイプのSanta CruzでVR体験を行っているムービーも公開されています。

Introducing the Santa Cruz Prototype - YouTube


男性が手に持っているのがSanta Cruz。見た目はRiftと似ていますが、装着した際に後頭部に位置する部分にユニットが存在します。


装着した状態で見るとこう。


Santa CruzでのVR体験がスタート。本体からはケーブルなどが伸びておらず、単体で動作していることがわかります。


体験しているVR映像が画面右に表示されました。建物の上から外を見下ろしているようです。


そのまま装着者がてくてく歩くとVR映像の視点も移動。Santa Cruzは専用の外部センサーなどがなくてもユーザーの移動をトラッキングできるようになっています。これはVRヘッドセット側のカメラを使って周辺環境を認識することで可能になっているとのこと。


◆Oculus Touch
まずは、Riftで待ち望まれていた専用コントローラー「Oculus Touch」の予約開始日が10月10日になることが明かされました。販売価格は199ドル(約2万円)で、12月6日から発送開始となるようです。Oculus Touchには「VR Sports Challenge」と「The Unspoken」というVRゲームが同梱されており、新しいコンテンツを購入しなくてもVRゲームが楽しめるようになっています。

また、Oculus.comでRiftの予約もしくは購入を行ったユーザーの場合、Oculus Touchの予約が自動で行われる模様。そのままOculus Touchをゲットしたい場合は、現地時間で10月27日の11時59分までにOculusアカウントで手続きを行う必要があります。

リリース時のOculus Touch対応コンテンツの数は35タイトルを越えるそうで、これまでにないより没入感の高いVR体験ができるようになりそう。Oculus Touchがより自由かつ直感的な操作でゲームを楽しめる新しいコントローラーであることは以下のムービーを見ればわかります。

Oculus Touch - New Controls For New Experiences - YouTube


VRゲームの中で実際の手と同じような間隔で操作ができるコントローラーは、「仮想現実にいる」という没入感を非常に高めてくれます。HTC Viveはハンドコントローラーが同梱されており、もうすぐ登場するPlayStation VRもハンドコントローラーによる操作が可能。Oculusも競合するVRヘッドセットに並ぶことになります。

なお、実際にハンドコントローラーを使っている様子は以下の記事にあるムービーを見るとよく分かります。

自宅で美しくも過酷なエベレスト登頂を体験できる「EVEREST VR」プレイレビュー - GIGAZINE


◆モバイルエコシステムの拡張
Gear VRやモバイル向けVRヘッドセットでは、現在400以上のアプリが使用可能となっています。これをさらに拡張していくため、Oculus VRは同社がモバイル向けアプリの開発者に提供している「Mobile SDK」に、より専用アプリを作りやすくなるような新しい追加を行ったことも発表。新しい追加としては、ユニバーサルメニューを使うことでFacebook LiveのブロードキャストをGear VRアプリから可能になるなどです。

◆Oculus Avatars
VRとの親和性が高そうな新しいプラットフォーム「Oculus Avatars」も発表されました。さまざまなテクスチャーのアバターを駆使してデジタル世界にもう1人の自分を作り出すことが可能で、リリース時期は2017年初頭とされています。

「Oculus Avatars」がどんなものなのかを、海外メディアのThe Vergeが体験しており、以下のムービーを見ればそのレスポンスの良さを実感できます。

Oculus Avatars: first look - YouTube


◆Oculus PartiesとOculus Rooms
最大8人とボイスチャットで話をしながらVR体験ができる「Oculus Parties」と、友達とVR部屋でムービーを見たり同じアプリを起動したりができる「Oculus Rooms」も発表。2つの新しいサービスはGear VR向けには近日中に公開予定ですが、Rift向けのものは2017年初頭にリリースとなる見込みです。


◆Oculus Earphones for Rift
Rift向けの新しいイヤホン「Oculus Earphones」も発表されました。予約受付は10月10日で、価格は49ドル(約5100円)。発送は12月6日からとなります。


◆SingSpace
VRで思う存分カラオケが楽しめる「SingSpace」が2017年の4月に登場予定です。

Karaoke in VR: SingSpace from Harmonix - YouTube

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