レビュー

無料で実在する魔道書を電子書籍としてダウンロードできる「Grimoires Library & E-Books」

By Plashing Vole

中世後期から19世紀までヨーロッパで流行した魔術の手引書や指南書はグリモワールと呼ばれていて、そこに登場する魔法が日本のアニメ作品に取り入れられるなどして、魔道書の中には日本でも知名度があるものがあります。その実在する魔道書を電子書籍として無料でダウンロードできるサービス「Grimoires Library & E-Books」が登場しているので、実際に魔道書をダウンロードしてみました。

Grimoires Library & E-Books
http://www.hermetics.org/library/Library_Grimoires.html

上記URLを開くと表示されるGrimoires Library & E-Booksのページ中段に列挙されているのがダウンロード可能な魔道書。


ここに表示されている11冊の魔道書は古代イスラエルの王だったソロモン王に由来するもの。この中から日本でも認知度がある「ソロモンの大いなる鍵 パート1」をクリックします。


クリックすると電子書籍がPDFでブラウザ上で展開されます。ソロモンの大いなる鍵はもともとヘブライ語で書かれていたのですが、電子書籍では現代英語に訳されています。


右上にあるダウンロードのアイコンをクリックし、表示されたポップアップウィンドウの「OK」をクリックするとダウンロード可能。


ソロモンの大いなる鍵パート1には魔法言語と魔法言語を作った天使の名前をつづった表なども記載されており、眺めているだけでも興味をそそられます。


今度は「術士アブラメリンの聖なる魔術の書1」をダウンロードしてみます。


術士アブラメリンの聖なる魔術の書は天使や悪魔を呼出しさまざまな願いを叶える方法を記した魔道書の1つ。


さまざまな願望を叶えるための護符の図が術士アブラメリンの聖なる魔術の書に収録されています。


もともと英語で書かれた書籍ではないため、文中には数多くの脚注が振られていて、その全ては書籍の最後ので確認可能。


なお、日本の魔道書ファンの間でもGrimoires Library & E-Booksは知られている模様。

ファンタジー資料としてのオススメ1冊はレメゲントの中の”Goetia”https://t.co/5RNd6lZHzU (pdf)
アレイスター・クロウリー編集のこの本にはソロモン王が使役した72のデーモンの秘印(画像)や各種魔法陣、呪文が記載されています。 pic.twitter.com/ZViWBXeunh

— tenpurasoba (@tenpurasoba4)


中世ヨーロッパとファンタジーを愛するというtenpurasobaさんがオススメのGoetiaがコレ。表紙から強烈なインパクトです。


これはソロモン王が仕えたデーモンの秘印と、デーモンの詳細について。


これは魔方陣です。Grimoires Library & E-Booksでダウンロードできる魔道書は、興味を引かれる絵や図が多数収録されており、英語がわからない人でもある程度楽しめそう。また、ファンタジー好きならこれを機に英語の勉強もしてみても良さそうです。

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