iPhone 7にヘッドホンジャックを得るためにドリルで穴を開けてはいけない

iPhone 7シリーズからヘッドホンジャックが廃止され、付属の「Lightning - 3.5mmアダプタ」を使わないとオーディオジャック端子のイヤホンを使用できなくなりました。これに対してYouTubeではiPhone 7にドリルで穴を空けてヘッドホンジャックを作るというムービーがアップロードされ、公開から数日で600万回以上も再生されているのですが、CNETが「iPhone 7にドリルで穴を空けてはいけない」と注意喚起しています。

Don't drill a 'headphone jack' into your new iPhone 7 - CNET
https://www.cnet.com/news/dont-drill-a-headphone-jack-into-your-new-iphone-7/

「iPhone 7でヘッドホンジャックを手に入れる秘密のハック」と題されたムービーは以下から見ることができます。

Secret Hack To Get Headphone Jack on the iPhone 7 - YouTube


ムービーを公開したTechRax氏が「iPhone 7からオーディオジャックがなくなったことにみんな文句を言ってるぜ。iPhone 7で音楽を聞くなら変換アダプタか、落として誰かに踏まれる運命にある159ドル(税抜1万6800円)のAirPodsを買わなきゃだめなんだ」と説明しています。

「そこで俺は超シンプルにヘッドホンジャックを作る方法を見つけたぜ」と言いながら、なんと万力で固定したiPhone 7にドリルで穴を空け始めました。

電源すら落とさずに深くまでドリルが入っていきました。

その穴に部品を詰め込むとかではなく、「これで新しく3.5mmオーディオジャックが完成したぜ」とTechRax氏は説明。

「あとはイヤホンをつなげてお気に入りの音楽を再生すればゴキゲンさ！」と音楽が鳴り始めましたが、当然のごとくスピーカーから音楽が聞こえるだけ。決してイヤホンからは音楽は流れていません。

「ドリルで空けた穴にイヤホン端子を突っ込んだiPhone 7」をテーブルに置いてノリノリのところでムービーは終了。

CNETはこのムービーを「真顔のジョーク」としており、決して挑戦しないよう注意を促しています。YouTubeのコメント欄には「みんな聞いてくれ。ムービーと逆側に穴を空けてしまって動かないんだけど、もう片方にも穴を空けるべき？」「外でイヤホン付けてたらみんなにも聞こえてたんだけどなぜ？」のようにジョークで同調する内容が多く投稿されていますが、一部では「どれくらいの人が信じてやってしまうのかな」など、ジョークとわからずに実行してしまうことを心配する声もありました。オーディオジャックが必要でもドリルは使わないようにしてください。