廃棄された船が腐食していく廃虚のような雰囲気の「船の墓場」をドローンで空撮した映像が公開中

アメリカ・ニューヨーク市に属しながらも「忘れられた街」と形容されるスタテン島には「船の墓場」と呼ばれる場所が存在します。うち捨てられた船が集まり、廃虚のような独特な雰囲気を放つ船の墓場周辺をドローンで空撮された見応えある映像がYouTubeで公開中です。

Skeletons of Staten Island - DJI Phantom Drone - YouTube


草むらの中からドローンが離陸。

飛行を続けていると……

「船の墓場」が見えてきます。

真上から見るとこんな感じ。

鉄骨の船の上に土が積もり、植物の種が落ち、緑が広がっているところも。

別の場所では タイヤが散乱しています。

アーサー・キルという海峡にうち捨てられた船の数は、100隻にものぼると見られています。

近寄ってみると以下のような感じ。

人工物である船が沈む水面には青空がうつっており、幻想的な光景となっています。

ドローンは別の場所へ。

船が捨てられた場所の周囲は無人というわけではなく、ちゃんと人が住んでいる模様。車も走っています。

密集する廃船。

また、スタテン島の「船の墓場」をドローン撮影した映像はほかにもあります。以下は少し低い位置を飛んで撮影しているので、上記のムービーとはまた違った雰囲気となっていました。

Arthur Kill Ship Graveyard - abandoned - Drone View - Staten Island, NY - Blade Chroma 1080p - YouTube


低い位置から撮影される船の墓場は、幻想的な雰囲気が抑えめで、より臨場感のある映像になっています。

なお、この船の墓場は、船に使われている金属などを再利用するためにDONJON MARINEという会社によって運営されているもの。浅瀬に横たわる船の中には歴史的な価値のあるものも存在するため、「偶発的にできた海洋ミュージアム」と呼ばれることもあるそうです。