ハードウェア

ドローンの映像を一人称視点で見ることができ、ホームシアターにもなるヘッドセット「SkyView」


数々のドローン(マルチコプター)を販売しているメーカー・Yuneec(ユニーク)から、ドローンで撮影した映像を迫力のFPV(一人称視点)で見ることができるというヘッドセット「SkyView」が登場しました。

Overview - Yuneec
https://yuneec.com/ja/products/typhoon/skyview/overview.html

Yuneec's SkyView drone goggles double as a private home theater
https://www.engadget.com/2016/08/04/yuneec-skyview-fpv-goggles/

SkyViewは頭の上からすっぽりかぶるタイプのヘッドセット型ディスプレイで、外観はOculus RiftHTC ViveのようなVRヘッドセットとソックリ。VRヘッドセットのような頭の動きをトラッキングする機能はなく、表示に徹しているために価格が249.99ドル(約2万5000円)とリーズナブルに抑えられているのが大きなポイントといえそう。


内部には、5インチ/720pディスプレイを内蔵。アスペクト比は16:9、視野角は75.5度となっており、迫力のある映像を体験可能。メガネを使用している人でも問題なく装着できるよう設計されているのがうれしいところ。Oculus Riftなどのようなレンズを介さず、ディスプレイを直接見るタイプとなっているようです。


SkyViewは、Yuneecが販売しているハイエンドタイプのドローン「Typhoon H」と「Tornado H920」にも対応しており、空撮映像をリアルタイムで体験できるとのこと。


映像の入力にはHDMI端子を用いていることから、ゲーム機やHDDレコーダーなどと接続することで、ドローン向けの用途だけでなく自分専用のホームシアターのように使うことも可能。先述のようにヘッドトラッキング機能は搭載していないので、VRヘッドセットのように360度を見渡すといった使い方はできませんが、目の前に広がる自分専用のスクリーンを3万円以下でゲットできるリーズナブルさはポイントが高いといえそうです。

なお、SkyViewへの入力はHDMI端子を用いるようになっているのですが、ドローンからのカメラ映像の転送には5.8GHz帯の電波を使用しているため、日本国内での使用には許可が必要な点に留意する必要があります。また、操縦者はドローンを目視できる状態で飛ばさなければならない点にも要注意です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ドローンの世界選手権「Drone Racing League」は観客がスマホやVRヘッドセットでレースに参加可能なリアルライブイベントになる - GIGAZINE

まんまゲームの世界、ドローンの大迫力ハイスピードなナイトレース - GIGAZINE

ドローンレースの実態をものすごい臨場感で見られるムービーが公開、問題を抱えつつ広がりを見せるレースの現状とは? - GIGAZINE

マインクラフトがWindows 10でのリリース1周年で記念マップを配布、Oculus Rift対応も間近 - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.