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新型iPhoneの情報を次々とリークする人物が情報ソースや新型iPhoneについて語る


毎年夏頃になると、その年の9月に発表される新型iPhoneの情報をリークする記事やツイートがネット上に多く登場しますが、その中身はまさに玉石混淆といったところで、正しいものや間違っているもの、中にはとてもありえないものが見受けられることもあります。そんな中、精度の高いリーク情報を発信しているTwitterアカウント「@OnLeaks」を運営している人物がBusiness Insiderのインタビューに答え、どのように情報を入手しているのか、そして2016年9月にも発表とみられている新型iPhoneの予測について語っています。

Onleaks' Steve Hemmerstoffer interview about iPhone leaks - Business Insider
http://www.businessinsider.com/onleaks-steve-hemmerstoffer-interview-about-iphone-leaks-2016-7

インタービューを受けたのは、@OnLeaksの中の人でテック系の情報ブログサイトNOWHEREELSEの編集者であるSteve Hemmerstoffer氏です。同氏のブログやツイートでは、発表前のiPhoneやAndroid機の情報がリークされ、しかもその中身が正確だとして多くのフォロワーを集めています。


Business InsiderはHemmerstoffer氏に対し、一体どのようにして情報を入手しているのか、そして集めた情報をもとにHemmerstoffer氏が考える2016年版の新型iPhoneの姿について尋ねています。

まず自身の職業について尋ねられ、Hemmerstoffer氏は自身をNowhereelse.frのエディターであると説明。このサイトの運営にはもう10年以上も携わっているそうです。このブログサイトでは数年前から、他所のサイトで集めてきた情報をもとに独自のリーク記事を掲載してきたとのことで、徐々に評判を呼ぶことに。すると、Hemmerstoffer氏のもとに情報を直接提供する者も現れ出すようになり、今では独自の情報ソースも確保するようになってきているとのこと。


徐々に知名度が高まり、アクセス数も拡大を続けたNowhereelse.frですが、ドメイン名を見るとわかるようにフランス語で書かれたサイトだったため、情報の発信には限界があった模様。そのため、Hemmerstoffer氏は新たにTwitterアカウント「@OnLeaks」を2015年初頭に開設して、リーク情報を英語で発信するようにしたそうです。

本来流出してはならないリーク情報ということで、その真偽の確認が非常に重要になってきます。どのようにして偽の情報と本当の情報を見極めるのかについて尋ねられたHemmerstoffer氏は「その方法はいくつかありますが、『経験』と『常識』に勝るものはありません」と語っています。毎日2~3時間を情報の収集に充てるというHemmerstoffer氏は、情報の多くを中国のWeiboから見つけ出しているとのこと。今ではひと目見ただけで本物か偽物かを見分けられるようになったというHemmerstoffer氏ですが、よく情報を精査する時に用いるのが、Googleの画像検索だそうです。


新たな画像を発見した場合、Hemmerstoffer氏はその画像をGoogleで画像検索してみるとのこと。そうすると類似の画像が発見されることもあり、実は元画像をPhotoshopで加工しただけのニセモノだった、ということがわかることも多いそうです。また、画像検索することでその画像の一次ソースを見つけることもでき、情報の確度がさらにアップするケースもよくあるとのこと。

そんなHemmerstoffer氏が考える、ニセモノを見抜くための3つの方法は以下のとおり。

1:「常識」をもとに、そのようなリーク情報が本物である可能性を考える

2:Googleの画像検索を使って、類似の画像がないか、また、画像が加工されたものでないかを確認。

3:そして画像の一次ソースにたどり着き、信頼性がどの程度あるのかを確認することで、情報の精度を判断する

また、Hemmerstoffer氏のもとには、実際のサプライヤーの中にいる人物からの情報が寄せられることもあるとのことですが、功名心のようなものを動機にして情報の横流しを行っている者が多いそうです。また、そのような理由とは別に、製造上の問題を解決するために、技術者が純粋な考えで図面などをアップロードして質問を行うようなケースもあるとのこと。いずれの場合も、リークしたことが判明すると担当者が替えられたり、会社から追い出されることになるため、これらの経路からの継続的な情報入手は容易ではないようです。

Business Insiderの「情報提供者にはお金を支払っている?」という質問に対し、Hemmerstoffer氏は「それはセンシティブな問題なので、答えたくありません……」と回答を拒否したとのこと。

最後に、2016年9月に登場すると予測される新型iPhoneについて尋ねられたHemmerstoffer氏は「すでに広がっている噂ですが、念のために言っておくと、次のiPhoneはiPhone 6sに非常に近いものになるでしょう。変更点はカメラセンサーの性能向上や、背面の白いラインの変更、そしてヘッドホンジャックの廃止などが挙げられます」と語っています。

これらの情報はすでに耳にした人も多いものですが、OnLeaksを運営ししているHemmerstoffer氏が語ったということで、さらにその信頼度は高いものになったと考えることができそう。なお、さらに先の大型バージョンアップとなる「iPhone」は、iPhoneの登場から10周年を迎える2017年に発表されるだろうと語っていました。

Why an #iPhone7 that look virtually identical to the iPhone 6s makes perfect sense, in my opinion... pic.twitter.com/AhN7aTZ6BT

— Steve Hemmerstoffer (@stagueve)


Hemmerstoffer氏のYouTubeチャンネルでは、iPhone 7で採用されるとみられるボディ形状のCG映像も公開されていました。

iPhone 7: January VS March testing stage units - YouTube

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in メモ,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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