警備員より安く済む「警備ロボット」を自動車配車サービスのUberが雇用


オンライン自動車配車サービスのUberが警備員の代わりに決められた場所をパトロールする卵型の警備ロボット「K5」を導入したことが報じられました。

Uber hired a robot to patrol its parking lot and it’s way cheaper than a security guard | Fusion
http://fusion.net/story/321329/knightscope-security-robot-uber-parking-lot/

Uberが購入したというロボットはシリコンバレーのスタートアップであるKnightscopeが製造・販売しているもので、サイズは1.524メートル、重量は約136kgの卵のような形をしたロボットです。360度撮影可能なHDカメラ・サーマルカメラ・レーザーレンジファインダー・天候センサー・ナンバープレート認識カメラ・マイク4台・人間の識別機能などを搭載しており、決められたエリアを警備員の代わりに駐車場などを24時間パトロールすることができます。

実際にK5がパトロールをしている様子は以下のムービーを見るとよくわかります。

Data is Never Big Enough - YouTube


K5はテーザー銃や銃火器などを装備していませんが、もし異常が検知された場合は、周囲の状況を記録しながら人間の警備員に向けて警報を発信します。これらのデータは警察に通報する時に提出できるとのこと。Knightscopeはロボットを販売ではなくレンタルしており、1台あたりのコストは1時間あたり約7ドル(約700円)です。顧客は一度に2台借りることが多く、1台を充電中にもう1台を稼働させることで、24時間の警備が可能になるとのこと。

Knightscopeのマーケティング部門のステイシー・スティーブンズ副社長は「人間の警備員を雇用すると1時間あたり25ドル~35ドル(約2500円~3500円)が必要ですが、Knightscopeのロボットを導入すれば、1人分の警備員の給料より安価で24時間365日のパトロールを行うことができます」と説明しています。スティーブンズ氏によると、すでに大手警備会社2社がKnightscopeとの契約に同意しているそうです。


スティーブンズ氏は「最近の顧客の中にUberがいる」と述べているのですが、この件を報じたニュースサイト・Fusionによる「なぜ警備ロボットを雇用したのか」という質問にUberは返答していないとのことです。Uberがどんなトラブルを想定して警備ロボットを導入したのかは不明ですが、Uberは自動運転タクシーの開発にも注力していると言われているなど、ロボットと人間の雇用替えを着々と進めているのかも。

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