幅10メートル・高さ2メートルの超巨大マイクロプロセッサを自作してしまった猛者が登場


コンピューターの中で基本的な演算処理を行う、コンピューターの心臓部に当たる半導体チップが「マイクロプロセッサ」です。PCやスマートフォンなどさまざまな電子機器の心臓部であるマイクロプロセッサのダイサイズは、数十平方ミリメートル程度から数百平方ミリメートル程度といわれていますが、その小さなマイクロプロセッサを幅10メートル・高さ2メートルの超巨大な自作コンピューターで再現した猛者がいます。

Megaprocessor
http://www.megaprocessor.com/


Huge home-built computer used for Tetris - BBC News
http://www.bbc.com/news/technology-36711989


幅10メートル・高さ2メートルという巨大なマイクロプロセッサ「Megaprocessor」を組み立てたのは、電子工学エンジニアのヤコブ・ニューマン氏。2012年から組み立てをスタートしたというMegaprocessorには、なんと4万個のトランジスタ、1万個のLEDライトが使用されており。、総重量はなんと500kgもあります。

これが巨大マイクロプロセッサMegaprocessor。製作費用は5万3000ドル(約540万円)です。


ニューマン氏は、これほど巨大なマイクロプロセッサを製作した理由について、「トランジスタについて学んでいた際に、マイクロプロセッサが実際にどのように動作しているのかを視覚的に見てみたいと思ったから」と語っています。そのため、Megaprocessorには至る所にLEDが組み込まれており、マイクロプロセッサとして動作させると全身を発光させて、タスクを実行中であることを示すそうです。なお、Megaprocessorではテトリスをプレイしている、とニューマン氏。

ニューマン氏は、「皆さんが使用しているPCに搭載されているマイクロプロセッサは、私が組み立てたものよりも100万倍優れたものです。しかし、私のマイクロプロセッサはよりプリティーですね」とBBCのインタビューに答えています。他にも、「私のマイクロプロセッサは通常のものよりも1万倍多くのLEDを備えている」ともコメント。


ニューマン氏は自身が組み立てたMegaprocessorが、教育用のツールとして使用されることを望んでおり、夏には自宅で一般公開を行う予定です。ニューマン氏はMegaprocessorについて、「私がこれを売ることはないと思う」と語り、さらに「私の夢は博物館や教育関連の研究施設に展示し、人々の研究に役立てることです」とも話しています。

実際にMegaprocessorが動作している様子を見ることができるムービーもあり、「実際にMegaprocessorでテトリスをプレイするのがいかに困難かわかる」とBBC Newsは伝えています。

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in ハードウェア, Posted by logu_ii