ハードウェア

精子の数を自宅でカウントできるデバイス「Trak」


医療機関に頼ることなく自宅で簡単に精子の数をカウントでき、不妊治療に役立てることができるデバイスが「Trak」です。Trakはアメリカ食品医療品局(FDA)に認可され、2016年10月からの市販に向けて公式サイトで予約受付が始まっています。

Homepage - Trak: Male Fertility Testing System
https://trakfertility.com/


Trakは、プロペラのような形をした使い捨てカートリッジを小型の遠心分離機に装着して、精子の数を自宅で簡単に数えることができるデバイス。


使い方は、カートリッジに精液を数滴入れて、遠心分離機にセットするだけです。遠心分離機がカートリッジを高速で回転させることで、精細胞と液体を分離することができます。


カートリッジの先端には目盛りがついているので、ユーザーが目視で精子の数をカウントすることができます。1mlの精液に精子が5500万個以上存在すると妊娠しやすく、1500万個以下の場合は不妊治療について医師に相談するべきとのこと。


精子数と生活サイクルをアプリで記録することで、不妊治療に役立てることもできます。


Trakを開発したSandstone Diagnosticsは、1989年から2005年にかけて男性の精子数が平均で32%も減少しているという研究結果を受けて、「不妊に関する世間の認知を是正したい」という思いからTrakの開発にあたったとのこと。


Trak自体は数年前に発表されていましたが、アメリカ食品医療品局(FDA)の認可を受けたのは2016年6月のこと。Sandstone DiagnosticsのCEOであるGreg Sommer氏は、「FDAの認可は我が社にとって記念すべき出来事です」と語っています。

XXXXX SHOWCASES NEW PRODUCT AT THE 2ND ANNUAL SIERRA NEVADA INNOVATION CHALLENGE - Sandstone-Dx-FDA-clearance.pdf
(PDFファイル)http://www.sandstonediagnostics.com/wp-content/uploads/2016/06/Sandstone-Dx-FDA-clearance.pdf


Trakは2016年10月から販売される予定で、遠心分離機、カートリッジ4個、検査用のアクセサリー、ガイドブック付きで価格は159.99ドル(約1万6400円)。以下の公式ページから予約を行うことが可能で、予約画面の国一覧に日本も含まれているため、日本への出荷にも対応しているとみられます。

・関連記事
セックスについて知られざる14の真実 - GIGAZINE

スマホや携帯電話のせいで精子の質が落ちている可能性があるとの研究報告 - GIGAZINE

精子を人工的に作り出すことに成功したと研究者が発表、しかし疑いの声も - GIGAZINE

精子の90%は右回りに泳ぐということが明らかに - GIGAZINE

男性器の機能を増強する食べ物7つ - GIGAZINE

コンドームの代替になるかもしれない「射精のオンオフスイッチ」 - GIGAZINE

なぜ男性用ピルなどの効果的な男性用避妊手法の開発は進まないのか? - GIGAZINE

ピル・コンドーム・膣外射精など、避妊法別の「失敗率」をグラフ化するとこうなる - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by darkhorse_log