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Appleが見捨てたI/O規格の数々を1枚の図にするとこうなる

By William Hook

新型MacBookにはI/O関連ポートがUSB TypeCポートしかありませんが、次期iPhoneでも「イヤホンジャックが消滅する」と噂されているように、Appleは他のIT企業よりも一足早くI/Oポートを切り捨ててきた歴史があります。

The ultimate Apple I/O death chart | The Verge
http://www.theverge.com/2016/6/29/12054410/apple-tech-death-chart-headphone-jack-ports-usb-c


フロッピーやSCSIから、光学ドライブにVGAまで、これまでAppleはさまざまなI/O規格を「他の競合メーカーよりも早く」、自社製品から撤廃してきました。海外ニュースサイトThe Vergeの記者はこれに目をつけ、Appleが新しいI/O規格を採用して撤廃するまでの期間を、1枚の画像にまとめています。

以下の図は縦軸がI/O規格、横軸は時間を表しており、オレンジ色の四角が新しいI/O規格を採用したタイミング、iMacやMacBookなどのAppleプロダクトのアイコンがI/O規格を初めて撤廃したタイミング、紫色の四角がI/O規格を採用する端末の出荷が終わったタイミングです。以下の図を見るとわかる通り、Appleは実に9種類ものI/O規格から完全に撤退しており、新型MacBookに至ってはUSBポートすら搭載していません。現在も使用されているHDMI・Thunderbolt・Lightning・USB TypeCといった規格は、どれも2010年以降になって採用された新しい規格である点も特徴的。


Appleが自社プロダクトにUSBポートを採用したのは1998年で、過去18年間これをMacBookやiMacなどに採用してきました。しかし、2015年にリリースされたMacBookではUSBポートの代わりにUSB TypeCポートが採用されており、Appleが今後どちらの規格を支持していくかは明らかです。また、iMacが採用を取りやめたADB・SCSI・フロッピーといった規格が、軒並み現在ではほとんど使われなくなった点も指摘しています。

なお、1984年のMacintosh誕生から現在に至るまでのあらゆるAppleプロダクトの採用I/O規格をまとめたスプレッドシートが公開されています。

Apple IO Death Chart

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in ハードウェア, Posted by logu_ii

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