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【訃報】元・世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ氏、死去


元・世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリさんが死去しました。74歳でした。

「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と言われたアリの華麗なボクシングスタイルは、以下のムービーを見れば一発で分かります。

Top 10 Muhammad Ali Best Knockouts HD - YouTube


アリは、1942年にカシアス・クレイとしてケンタッキー州に生まれ、1960年にローマオリンピックでアメリカ代表としてライトヘビー級に出場。見事、金メダルを獲得しました。しかし、帰国後、黒人であることを理由にレストランでの食事を拒絶されたため、金メダルを川に投げ捨てたという逸話が知られています。

オリンピック後すぐにプロへ転向。1964年に当時、無敵を誇ったソニー・リストンを倒しヘビー級タイトルを奪取。リストンとの再戦では、1R、2分12秒に右ストレート一発でリストンをマットに沈め、最強の座を欲しいままにします。なお、1964年にネーション・オブ・イスラムに加入後、「モハメド・アリ」に改名しています。

リストンを沈めたアリ。ボクシング史上最も有名なシーンの一つ。


その後も、元ヘビー級王者のフロイド・パターソンやヘンリー・クーパーの挑戦を退けます。


プロ入り後、無敗街道をひた走るアリでしたが、ベトナム戦争への反対と自身の信仰を理由に徴兵を拒否。1967年にヘビー級王座を剥奪され、ボクシングライセンスも停止されました。このときアリが言い放った、「俺を『ニガー』と呼ぶベトコンはいない。彼らには何の恨みもない。彼らを殺す理由がない」という発言は、黒人差別が根強く残るアメリカ社会を映し出す言葉として大きな反響を起こしました。

1971年に東京オリンピック金メダリストで当時の世界へビー級王者ジョー・フレージャーに挑戦。最終15回にフレージャーの強烈な左フックを浴びてダウンしたアリは初の敗北を喫しました。その後、ラバーマッチを含めて3戦を戦ったアリとフレージャーの試合は、いずれもボクシング史に残る名勝負に数えられています。


1974年には当時の絶対王者に君臨していたジョージ・フォアマンにKO勝ち。アリが劇的なKO勝利を納めたこの試合は、ザイール・キンシャサで行われたこともあり「キンシャサの奇跡」として語り継がれています。


1981年に引退後、国連の平和大使にも指名されたアリでしたが、パーキンソン病を発症。1996年のアトランタオリンピックでは、震える手で聖火点灯の大役を果たしました。そして、ボクシングでのキャリアだけでなく社会活動での功績によって、2005年にアメリカ政府から自由勲章を贈られています。

アリの死去を受けて、生前、親交の深かった元・ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソンさんは、「神がチャンピオンを迎えに来た。さようなら、偉大な人」とツイートしています。

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