Twitterのライブ配信アプリで配信主が生放送中に飛び込み自殺をする事件が発生

By Dorli Photography

リアルタイム配信・ライブ中継をスマートフォン1台でできるサービスが「Periscope」で、Twitterが買収した後にアプリをリリースして、瞬く間に世界中で人気を集めています。そのPeriscopeでリアルタイム配信していた女性が、配信中に走行する電車に飛び込んで自殺するという事件がフランスで発生しました。

Suicide on Periscope Prompts French Officials to Open Inquiry - The New York Times
http://www.nytimes.com/2016/05/12/world/europe/periscope-suicide-france.html

2016年5月10日の16時49分頃、19歳のオセアンというフランス人女性が、パリから約40km南にあるエグリという駅で走行する電車に飛び込んで自殺しました。事件発生当時、オセアンさんはPeriscopeを使って生配信を行っており、「バズりたいからムービーを配信しているのではありません。人々に反応して欲しいし、受け入れて欲しい」と発言したとのこと。オセアンさんのただならぬ雰囲気に気づいたフォロワーが「もしかして自殺しようとしているのか」と聞いたところ、オセアンさんは「いいえ、自殺しようとはしていません。ただ、私を幸せにするものは何もない。朝に目覚めたいと思うこともない」と意味深な返事をしています。

フォロワーたちは「私たちはあなたを待っているよ」「あなたを見ることはいつも楽しいです」などとオセアンさんが落ち込んでいるのを心配するコメントを投稿していましたが、映像は突如真っ暗になり、誰かの「電車の下で犠牲者を発見。犠牲者を動かす必要がある」という声が聞こえてきたとのこと。映像が真っ暗になるほんの数秒前に、走行する電車の姿が収められていたそうです。

By Phil Hilfiker

生配信されたムービーはPeriscopeから削除されていて、現在はTwitterが保管しています。フランス当局は、自殺が配信されていた映像とオセアンさんのスマートフォンを押収して捜査を行っている最中です。

オセアンさんのスマートフォンからは、彼女が以前に付き合っていた恋人の友達に「元彼に暴力を受けレイプされた」と送信したメッセージや、元恋人が行った悪行が原因で自殺することをほのめかすメッセージも見つかり、フランス当局はオセアンさんの元恋人を慎重に捜査することを表明しています。

By Sano Rin

Forrester Researchというテクノロジー調査会社のアナリストであるThomas Hussonさんは「ライブ配信ツールを使って、今回のような出来事が生中継されてしまうのは避けられないことです。ライブストリーミングは、配信者が意図しない結末を招いてしまうことが多々あります。サービスを提供する企業は、ユーザーがどのようにライブストリーミングを行っているか監視していますが、ユーザーの行動をコントロールするのは不可能と言えるでしょう」と意見しています。

レイプの現場が生配信されたり、生配信中に火事になってしまったり、ライブストリーミングサービスを使った事件は後を絶たず何らかの対応が求められていますが、Hussonさんの言うとおり配信者や視聴者がリアルタイムにコミュニケーションしていると、何が起こるかは全く予測不可能であるのも事実です。

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