ハードウェア

球の軌道や戦績、トレーニング内容などが盤面に表示される卓球トレーニング台「table tennis trainer」


スポーツの上達のためには基礎となる内容を繰り返す反復練習に加えて戦術的なトレーニングなど多くの課題を着実に消化して行く必要があります。そんな時に役立ちそうなインタラクティブな卓球台が「table tennis trainer」です。

table tennis trainer | tommy´s portfolio
http://thomas-mayer.de/portfolio/table-tennis-trainer

この一風変わった卓球台が「table tennis trainer」。台の横には2台のカメラと映像を投影するためのプロジェクターが据え付けられています。


システム全景。手前側のテーブルの上には表示を制御するためのシステムが設置されています。この卓球台を作成したThomas Mayerさんは、大学の卒業制作としてこのシステムを開発したそうです。


実際にこの卓球台を使っている様子が以下のムービーに収められています。

interactive table tennis trainer on Vimeo


卓球のラケットを取り出した青年


卓球台の上に描かれた枠の中にラケットを置くと……


なんとログインが完了。このラケットにはNFCチップが埋め込まれているようで、台に内蔵されたセンサーと通信して誰がログインしたか分かるという仕組みです。このラケットもすごいですが、もっとすごいのがインタラクティブに使えるこの卓球台。


ログインが完了すると、さまざまなデータやグラフが出現。この画面が何かというと……


いわゆる「ダッシュボード」。自分の成績やトレーニング内容を卓球台の上で確認できるというわけです。


台の上のボタンに触れることで操作も可能。


そうして表示されたこの画面は……


「ハイスコア」の画面。対戦成績のほかにも、サーブの成功率や打球の速度などのデータも表示されています。


「トレーニングカレンダー」で自分の練習を管理することも可能。


実際のプレイ画面に移ると、まずは台の上に丸が2つ出現。


さらに、2つの円を貫く点線が登場


これは、サーブの練習をするための「サーブトレーニング」の画面。


実際に打ってみると……


このように、ボールが円の中に入ると色が変わるようになっています。


table tennis trainerは複数人のプレイに対応しているので、友達がやってきてもOK


友達もラケットをNFCリーダーに読み込ませると……


「マルチプレーヤー」モードに突入


対戦成績を表示させられるほか……


「タクティカル(戦術)トレーニング」を行うことが可能。


「アクティブトレーニング」では、打球の軌跡が台の上に表示されたり……


短い線がピンポン玉の方向を向く「マグネティックサーフェス」などの表示モードが存在している模様。


さらにハードコアな練習を行うための「フォーカストレーニング」も。


ラリー時の軌跡を全て表示する「パーマネントトレーシング」では、打球の速度が反映された軌跡を見ることも可能です。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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