本当に宙を舞って飛び回れるホバーバイクを自作した猛者が登場
炎を噴いて走るジェットバイクやゲーム「アサシン クリード シンジケート」に登場するロープランチャーを作った発明家のcolinfurzeさんが、今度は人を乗せて空中を飛ぶことができる「ホバーバイク」を自作し、実際に試乗しているムービーを公開しています。
Homemade Hoverbike - YouTube
映し出されたのはガレージ。
ガレージの扉が開いて、自作ホバーバイクが運び出されます。なお、右側にいる男性がcolinfurzeさんです。
2人がかりで運ばれていくホバーバイク。
colinfurzeさんが作ったホバーバイクは、自転車の前輪と後輪に当たる部分にプラペラを搭載しています。
縦に4つ並んだうちの一番下のスイッチを押すと……
プロペラが猛スピードで回転し始めました。
colinfurzeさんがホバーバイクにまたがると……
ホバーバイクがフワリと宙に浮き上がります。
そのまま前方に進んでいってフレームアウト。
なお、飛行に成功したcolinfurzeさんは「イエー!!」と絶叫しています。
今度は広い公園で試乗。ホバーバイクはおよそ30~45cmくらい宙に浮いています。
上下に揺れながら空中を進み、時にはかなり高いところまで浮上する瞬間もありました。
高く浮いたところで、ホバーバイクの後部が地面に激突し……
転倒寸前で着地しました。
colinfurzeさんは両手でガッツポーズ。高速で回転するプロペラが危険そうに見えたのですが、運転席の前後にアクリル板をつけて安全を確保しているようです。
ホバーバイクは浮かせるためにかなり軽量化する必要があり、円形のフレームに網をつけているとのこと。プロペラを動作させるための燃料は、両足の間にあるスペースに設置されたプラスチックのタンクに入っています。
これは試作品をブランコの枠組みに取り付けて試乗しているところです。
ホバーボードをどのような形にして、どのような部品をつけるか何度も乗ってテストし、完成形に至ったそうです。
プロペラの周囲に銀色のカバーを装着させたモデルもありました。
ホバーボードを完成させるのも苦労したそうですが、最も難しかったのはバランスをとって操作することだったとのこと。
助手の人に支えてもらいながら練習に練習を積みかさねて、操作時のバランス感覚をやしないました。
時には思いっきり転倒して……
プロペラがバキッと割れてしまったことも……。
ホバーバイクで前に進むには体重を少し前方にかければよいのですが、体重を少しでもかけ過ぎるとバランスを失ってしまうとのこと。また、重量も開発の上で重要なポイントで、ポケットのカギを取り出したり、燃料タンクの燃料を半分にするだけで、ホバーバイクの動作に大きな影響がでたそうです。
ムービーの最後では、colinfurzeさんが真っ暗な場所でホバーバイクに乗っているシーンが映し出されました。
次の瞬間ホバーバイクの前方からロケット花火が大量に発射されます。
空中に浮くだけでは飽き足らず、ロケット花火設置台まで搭載したcolinfurzeさんでした。
なお、ホバーバイクのメイキング映像が以下の3つのムービーにまとめられているので、気になる人はチェックしてみてください。
Lets Make A Flying Machine-The Plan - YouTube
Lets make a Flying Machine-Thrust Test - YouTube
Making a Home made Hoverbike - YouTube
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