あのニュートンが書き残した、不老不死の魔力がこもった「賢者の石」の作り方

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万有引力の発見で有名なアイザック・ニュートンは、物理学や数学の研究だけでなく、錬金術についても数多くの研究を行っていました。ニュートン直筆の写本は、大半を子孫が手放してしまいコレクターの手に渡っているのですが、その中から「賢者の石」の製法について書かれた写本が見つかっています。

Isaac Newton's Recipe for Magical 'Philosopher's Stone' Rediscovered
http://www.livescience.com/54162-newton-recipe-for-philosophers-stone-rediscovered.html


見つかった写本は、個人コレクターが数十年の間保管していたもので、「賢者の石」を作り上げるための手順がニュートン直筆のラテン語で書かれています。賢者の石とは、魔術的な特性を持ち、人間の不老不死に役立てたり、鉛を金に変えたりする力があると錬金術師が信じてきた架空の物質のこと。以下の写真がニュートンの写本の実物で、文字が一面に細かくびっしりと書かれているのが分かります。


この写本は17世紀にニュートンが書いたものと見られていて、2016年2月16日にカリフォルニア州パサデナのボンハムで行われたオークションに登場し、科学技術団体のChemical Heritage Foundationが落札しました。Chemical Heritage Foundationで希少書籍を管理しているJames Voelkel氏は、「ニュートンの写本をオンライン上で誰でも閲覧できるように、インディアナ大学と共同で作業を進めている」と語っています。

写本には、錬金術を使って水銀を生成する方法が書かれていて、アメリカ人錬金術師のGeorge Starkeyという人物が考案した製法をニュートンが書き写したものと見られています。Voelkel氏によれば、写本のタイトルは「Preparation of the (Sophick) Mercury for the (Philosophers') Stone by the Antimonial Stellate Regulus of Mars and Luna from the Manuscripts of the American Philosopher(アメリカ人錬金術師による、火星と月由来のアンチモン質の放射状金属を使用した、賢者の石を作るための水銀の調合方法)」とのこと。

Voelkel氏は、「この手記は、ニュートンが錬金術師として活動を行っていた証拠であり、非常に価値があります」と話しています。ニュートンが実際に錬金術の実験を行っていたかどうかは現在の所定かではありませんが、Voelkel氏は「ニュートンはStarkeyの考案した水銀の製法にメモを加えたり間違いを修正したりしていて、さらに写本の裏面にはニュートン自身が考案した鉛鉱石の蒸留方法が書かれており、ニュートンが錬金術の実験を行った可能性が非常に高い」と推測しています。

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