わずか400円のインド産激安スマホ「Freedom 251」が中身は中華スマホで著作権を侵害しまくりと判明


わずか251ルピー(約420円)の激安を超えた驚異的な価格での販売が発表されて世界中を驚愕させたスマートフォン「Freedom 251」ですが、その中身は中国メーカー製のスマートフォンで、当初のデザインとまったく似ても似つかないスマートフォンであることが分かりました。

Tracking down India's $4 smartphone | The Verge
http://www.theverge.com/2016/3/18/11260488/india-ringing-bells-4-dollar-smartphone-controversy

Everything that is wrong with Freedom 251, world’s cheapest smartphone | tech$top | Hindustan Times
http://www.hindustantimes.com/tech/copyright-infringement-india-s-rs-251-smartphone-is-riddled-with-issues/story-3DrgODgrvjhnGcO07uIB4M.html

The “world’s cheapest smartphone” is looking awfully shady | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2016/02/the-worlds-cheapest-smartphone-is-looking-awfully-shady/

「Freedom 251」は、インドの産業力アップを世界にアピールするという目的もあり、インドの製造会社Ringing Bellsがインド政府のバックアップを受ける事で、3G版とはいえわずか400円強という激安価格を実現するという触れ込みで登場した端末でした。

ベゼル幅の狭い、洗練されたデザインのスマートフォンがわずか400円強ということで、インド国内だけでなく世界中に衝撃を与えました。


2016年6月に発売される予定のFreedom 251がどんなスマートフォンなのか、一度使ってみたいという問い合わせが殺到したことも自然な流れで、一部のジャーナリスト向けにテスター版としてFreedom 251が送られました。そして送られてきたテスター版Freedom 251がこれ。画面は小さくベゼル幅も広めで、iPhoneライクな物理ホームボタンを搭載するなど、イメージ画像と似ても似つかないデザインで、画面の上に不自然なシールが確認できます。


デュアルSIMモデルのようで、バッテリーを外した場所には英語とヒンディー語で「Freedom 251」の文字。


画面の上の不自然なシールをごしごし削ると……


「ADCOM」のロゴが登場。


テスター版Freedom 251は他社製のスマートフォンなのではないかという疑惑が出てくるのも当然で、すぐに中国メーカーAdcomの格安スマートフォン「Ikon 4」だと特定されました。なお、インドでのIkon 4の端末価格は4081ルピー(約6900円)です。

Adcom Ikon 4 Price in India - Buy Adcom Ikon 4 Gold 8 Online - Adcom : Flipkart.com
http://www.flipkart.com/adcom-ikon-4/p/itmeenjaphyhvtfp


まったく別物のデザインで、ベース端末がインド製ではなく中国製というとんでもない事実が明らかになったテスター版Freedom 251ですが、問題はこれだけではありません。


これはテスター版Freedom 251のスクリーンショット。Android 5.1ベースですが、iOSからの流用なのではないかと思われるデザインのアイコンがちらほら。


iPhone 5s(右)と並べても違和感はありません。


すでにFreedom 251のサイトではイメージ画像が置き換えられていることも判明。やはりFreedom 251はこのデザインに変更されたようです。


なお、Freedom 251の元のデザインについては、Internet ArchiveのWayback Machineに保存された以下のページで確認できます。

Freedom 251 india first most affordable smartphone by ringing bells.
https://web.archive.org/web/20160217065239/http://freedom251.com/


Hindustan TimesがFreedom 251を製造するRinging Bellsに問い合わせたところ、Ringing Bellsはテスター版Freedom 251がAdcom Ikon 4ベースであることを認め、「テスター版の開発が間に合わなかったため、急場しのぎでテスター版に仕上げた」と回答したとのこと。ただし、この事実はAdcomにとって寝耳に水でAdcomの広報担当者は「こんなことは聞いたことがない」と困惑ぎみで、何らかの法的措置を執る可能性を示唆したそうです。

その衝撃的な価格で注目を集めたFreedom 251の発売予定日は2016年6月30日なので、実際にどんな端末として発売されるのか、これについても注目が集まりそうです。

・関連記事
超激安400円台のスマホ「Freedom 251」 - GIGAZINE

約1000円の激安スマホ「LG Sunrise」は一体どんな使い勝手なのか? - GIGAZINE

わずか4000円の激安中華スマホの中身はどうなっているのか? - GIGAZINE

激安1万円のブックオフ×AcerコラボSIMフリースマホ「Liquid Z200」速攻レビュー - GIGAZINE

3000円以下の超激安スマートフォンが発表される - GIGAZINE

340

in モバイル,  ソフトウェア,  ハードウェア, Posted by logv_to