10代の少女の妊娠に対する「思い込み」VS「本当の現実」

by Justin van Zyl

「10代の少女の妊娠」は近年問題視されており、アメリカではリアリティー番組が作られているほど。では実際のところ、10代で妊娠する少女はどのくらいいるのか?というテストをイギリスの国家統計局が公開しており、人々の「思い込み」を矯正するのに役立ちます。

Teenage pregnancies – perception versus reality | Visual.ONS
http://visual.ons.gov.uk/teenage-pregnancies-perception-versus-reality/


ウェブサイトで以下のようなテストがあり、「自分の思い込みはどれだけ現実と離れているのか?」というチェックができるようになっています。質問は「16歳未満の少女100人のうち、妊娠するのは何人?」というもので、スライドを動かすと緑色の女の子が増えていくので、「こんなものかな」というところに合わせたら「SUBMIT」をクリック。今回は「18人」に設定してみました。


すると緑色の女の子がどんどん減っていき……


最終的には1人にも満たない、0.5人という結果に。なお、解答の平均は15人だそうです。「NEXT」をクリック。


今度は「18歳未満の少女100人のうち、妊娠するのは何人?」という質問。


前回を反省して5人に設定し、「SUBMIT」を押します。


実際の数は2.5人でした。


チェックの結果、多くの人が10代で妊娠する少女の割合を多く見ていることがわかっていますが、実際のところ、10代で妊娠する少女の割合は年々減少しています。以下のグラフは1970年から2014年までの割合を示したもので、特に2007年あたりから16歳・18歳で妊娠する少女の数がガクンと減少していることがわかります。


10代の妊娠が減少傾向にある理由には「政府の取り組み」「少女たちの教育レベルの上昇」「『10代の妊娠』に対して否定的なイメージが持たれるようになったこと」などが考えられています。実際に、1999年からイギリス政府は10代の妊娠に対する政策を開始しており、セックスと人間関係に関するガイダンスを設けたり、セクシャルヘルスサービスを気軽に使えるようにしたり、など、さまざまな試みを行ってきました。

ただし、地域によって差はあります。例えばイギリスの中でもハロゲイトは全体的にイギリス全体よりも10代の少女の妊娠割合が低かったのですが……


プレストンではむしろ増加傾向にあることがわかります。


なお、ロンドンの中心部シティ・オブ・ロンドンの場合は近年の減少傾向がかなり顕著で、1997年ごろに比べて6%近く10代の妊娠が減っていました。


「最近の若い人は」と言われることも多い10代ですが、実際には親世代よりもはるかに模範的であることがデータで示されており、10代の妊娠についても偏った見方が行われているようです。

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