電車内の平穏を求めて携帯の電波をジャミングしていた男が逮捕される

By Francisco Osorio

日本では電車の中で携帯電話を使って通話することはマナー違反とされていますが、アメリカなどの諸外国では日本のようなマナーは存在しないため、電車内で通話している人をよく見かけます。そんな中、通勤中の乗客の通話による騒音を良しとしなかった男性が、携帯電話の電波を妨害するジャミング装置で自分の周りの電波を遮断していたとして逮捕される事件が発生しました。

Man accused of jamming passengers’ cell phones on Chicago subway | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2016/03/man-accused-of-jamming-passengers-cell-phones-on-chicago-subway/

アメリカ・イリノイ州のシカゴの地下鉄CTAでは、数カ月にわたって「地下鉄に乗ると携帯電話の電波が切断される」という苦情が相次いでいました。そんな原因を作っていたのは地下鉄を毎日利用していた63歳のデニス・ニコル被告で、持ち運び可能なジャミング装置を携帯していたところを発見され、現行犯で逮捕されています。ニコル被告の弁護士によると、「彼はただ自らの通勤の平穏と静寂を求めていたのです」とコメントしています。

電波信号の妨害は急病時などの緊急通報が利用できなくなる可能性があり、最高1年の禁固刑となる犯罪です。数カ月にわたって携帯電話の電波をかく乱させていたニコル被告ですが、逮捕前からほかの乗客によりジャミング装置を使っている姿が写真撮影されており、以下のように5本のアンテナのようなものが伸びた機器を持つニコル被告の写真がSNSやredditで出回っていたとのこと。


そんな経緯から鉄道会社とシカゴ警察に匿名の通報が入り、覆面捜査官による捜査が行なわれ、ニコル被告の逮捕につながったわけです。なお、地元紙によるとニコル被告は2009年にもジャミング装置の使用で有罪判決を下されており、1年間の執行猶予が宣告された人物であり、どうしても電車内の携帯電話の利用が許せなかったようです。

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