ダイエットや健康的な生活を続けるためアナログスマートウォッチ「Withings Activité Pop」を約2カ月使ってみました


健康診断であまりよろしくない結果が出たため、何とか健康な体を取り戻そうということで一念発起し、食事を制限して適度な運動をしつつ、日々の活動を記録することにしました。活動を記録するためのスマートウォッチや活動量計はたくさん種類があるのですが、「充電不要」「防水」「デザイン」という3つに絞った結果「Withings Activité Pop」というアナログ型のスマートウォッチにたどり着きました。電池が約8カ月間持つ上に5気圧防水、スマートウォッチや活動量計には珍しいアナログ文字盤を採用しているWithings Activité Popを約2カ月使ってあらゆる行動をトラッキングしてみました。

Withings Activité Pop
https://www.withings.com/jp/ja/products/activite-pop

◆外観レビュー
Activité PopのElegant Sandが編集部に届きました。Elegant Sandはベージュに近い色をしています。


透明のケースを引き出すようにして開封。


中にはActivité Pop本体、保証書、クイックスタートガイドが入っています。


クイックスタートガイドは日本語でも記載されているので安心。


Activité PopのElegant Sandはカジュアルなデザインで、アズキ色でプリントされたActivité Popの文字が淡いグレーの文字盤に映えます。


取り出すには少しコツがあり、白い箱を上方向に上げながら引き出します。ちょっと固いので、強めに引っ張ると取り出しやすいです。


あらわになったActivité Popの全貌。


バンドはシリコン製。


留め具部分には「Withings」と彫られています。


風貌は丸みがあるミネラルガラス。アナログ文字盤にメーターが表示されていて、これは歩数計になっています。1日の目標歩数を設定すれば、その達成度をメーターで確認できます。


ケースはステンレススチール製で、PVD加工が施されています。


裏ブタはこんな感じ。


Activité Popは、スイス製のWithings Activitéと違い中国製。


横から見ると、少し分厚いのが気になります。


同じスマートウォッチのApple Watchと大きさを比べてみます。


四角いApple Watchと比べるとActivité Popはコンパクト。


Apple Watchは裏ブタに心拍数センサーが搭載されているため、Activité Popの小ささがより目立ちます。


横から見ると、心拍数センサーがない分、Activité Popの方がかなり薄くなっているのがわかります。


実際に腕につけてみると、Elegant Sandは結構肌になじみます。


これはActivité PopのShark Grey。Shark Greyならスーツにも合わせられそうです。


なお、セットアップは、以下の「Withings Activite」のレビュー記事から詳細を確認可能です。

最長8カ月充電ナシで稼働&毎日の活動を記録してスマホと連携するスマートウォッチ「Withings Activite」使用レポート - GIGAZINE


◆実際に2カ月間使ってみました
Activité Popが自動でトラッキングしてくれるのはウォーキング・ランニング・スイミング・睡眠の4つ。どれもActivité Popを着けているだけで、「Health Mate by Withings」というアプリにデータを記録してくれます。


・活動量の自動トラッキング
Health Mateでトラッキングデータを確認するのには、主にアプリのタイムラインから可能です。タイムラインの「活動量」では、「歩数」や「目標到達度」を確認可能。また、体重や睡眠時間、歩数などを記録したデータはカード形式で表示されていて、画面を下にスクロールすると日にちごとのカードを確認できるようになっています。活動量の詳細を確認するには画面上部のオレンジ色の部分をタップ。


1日の歩数は棒グラフで表示されていて、朝から夜のどの時間帯に歩いているかを確認できます。グラフの下に「歩数」「目標到達度(目標は1万歩に設定)」「移動距離」「消費カロリー」を表示。


画面を下にスクロールすると、時間ごとの活動の「距離」「移動時間」「消費カロリー」を確認可能。例えば、一番上のカードは出勤時に自宅から電車に乗るまでを移動したときのデータです。


1日ごとではなく、1週間分の活動量を見ることもできます。2月29日~3月6日の歩数は水曜日でギリギリ1万歩、土曜日で約2万歩に到達。そのほかの曜日は軒並み1万歩以下になっていて、後から見直すとさまざまな反省点が見えてきます。この週の歩数の合計は5万8829歩で、目標達成回数は2回。総移動距離は49.9kmでした。


あまり運動を意識していなかった週はこんな感じ。この週は日曜日に歩数を取り戻そうと、外出して歩こうと意識したのを覚えています。


以下は家からほとんど出なかった日。グラフで歩数が増えているのは、コンビニとスーパーマーケットにいったときのものです。歩数は2753歩で、移動距離は2.19kmしかありません。こんな日もたまにはあるもので、次の日には「いっぱい歩くぞ!」とモチベーションを上げていました。


たくさん歩いた日のデータが以下の画像です。早朝から夜まで歩きまくっていて、歩数は1万9299歩。もう少しで2万歩というところでした。移動距離は15.8kmで消費カロリーは524キロカロリー。ものすごく疲れていましたが、寝る前にデータを確認してニヤニヤしていました。


このようにして何も入力することなくデータを自動でトラッキングしてくれるのはものすごく便利です。また、後からアプリで見直すのも、運動のモチベーションを保つのに役立ちました。


ここで気になるのがActivité Popのトラッキング精度。出勤時の家から最寄り駅(電車乗車時)までは、毎日同じルートを通るので歩数や移動距離はそこまで変わらないはず。以下の画像のカードでは0.6kmです。


こちらは0.7km。


これも0.7km。トラッキングの精度はかなり高めかなと感じたのですが……


この日は0.3kmと表示されていました。理由はわかりませんが、全てのデータを確認したところ、1週間に1回くらいの頻度で移動距離が明らかに少ないことがあり、少し残念。


Activité Popはランニングを自動で感知して「ウォーキング」ではなく「ランニング」としてデータをトラッキングしてくれるとのことだったので、運動がてら40分ほど走りにいってみました。


40分間ジョギングした後でアプリを確認するとグラフで真っ赤になっている部分があり、「きちんと計測できている!」と喜んだのですが……


カードを見ていると、走っていたはずのところに「ウォーキング」のカードが……。カードでは10分間のウォーキングを2回繰り返しただけになっていて、かなり落ち込みました。


調べてみると、Activité Popを販売しているソフトバンクの製品ページのFAQに答えがのっていました。FAQによれば「ランニングには、少なくとも40秒間の連続走行が必要。またペースが遅すぎたり、一定ではない動きを行った場合は、『ウォーキング』と認識されます」と記載されていました。今回の場合だと、走るペースが遅すぎたのかもしれません。


確かにペースが遅すぎたのかもしれないですが、自分の体力で限界まで走ったつもり。その後に、何度かランニングにトライしたものの、きちんと表示されることはありませんでした。調べてみたところ、きちんとランニングをトラッキングできているユーザーもいるので、きちんと測定するにはジョギング程度のスピードではなく、それなりのスピードで走る必要がありそうです。

「40秒以上の走行、およびある程度のペース」を満たすために、自分が出せる全速力で約2分間本気で走ってみました。倒れ込むようにしてスマートフォンを開いてアプリを確認したものの、そこに「ランニング」の文字はありませんでした。


Withingsの大きな特徴は5気圧防水でスイミングを自動でトラッキングしてくれること。この機能が購入の大きな決め手になったので、実際に計測しようとしたところ……


近所のスポーツジムでは腕時計の着用自体が禁止されていました。「これはいけない」と思い、プールがあるスポーツジムに片っ端から連絡してみたところ、全てのスポーツジムおよび市営のプールで腕時計の着用は禁止されていました。アクセサリーの着用はかなり厳しく、結婚指輪でもテーピングをしないと許可できないというところも……。ただし、昨今は活動量計を腕につける人が多いため、シリコン製バンドタイプの製品なら安全を確認して許可したり、特定の製品に限り許可したりしているというプールもありました。今後、活動量計を着用するユーザーが増えると、スポーツジムやプールも対応を考えていくとのことですが、腕時計型活動量計のWithings Activitéシリーズは少し不利だと感じました。なお、ウォータースライダーや流れるプールがあるようなアミューズメント系のプールの中には腕時計着用OKのところがあります。

Activité Popは、着けておくだけで眠りを感知して睡眠をトラッキングしてくれます。タイムラインの睡眠のカードには「眠りの深さを表すグラフ」「睡眠時間」「目標到達度(目標を8時間に設定)」が表示されています。カードをタップすると……


睡眠データの詳細を確認可能。グラフは薄い青色が「浅い睡眠」で深い青色が「深い睡眠」を現しています。この日は就寝時間が6時間39分、睡眠時間が6時間37分で、目標到達度は83%でした。


別の日のデータを見ると、グラフにオレンジ色の箇所があります。これは目覚めていた時間で、おそらくトイレにいったときに目覚めてスマートフォンをいじっていた時間だと思われます。


活動量と同じように睡眠データも1週間単位で確認できます。睡眠時間が少ない日は「次の日は早く寝よう!」と考えたりするもので、やはり睡眠を可視できるのはおもしろいです。ただし、あまりにも睡眠時間の短い日が続くと、グラフを見たときに暗い気持ちになるので注意が必要。


お昼寝をも自動で感知してくれるほど感度は高いのですが、全く動かない時間が続くと睡眠していたとみなされることがあります。以下の赤枠のカードでは11時24分から1時間41分睡眠していたことになっていますが、これはPCで2~3時間近く仕事をしていた時間。確かに一心不乱にノートPCを操作していたため、ほとんど腕を動かさなかったのですが……。この一件以来、動かない時間が1時間続くと、立ち上がって体を伸ばしたりするようになったので、結果的にOKです。


Activité Popの機能の中でも最も気に入ったのがアラームです。アラームはActivité Popがバイブレーションでセットした時間に起こしてくれるというもの。毎朝スマートフォンのアラームの音にビックリしたりイライラしたりしていたのですが、Activité Popはバイブレーションでゆっくりと目覚めることができ、ストレスが軽減された気がしました。ただし、スヌーズ機能はないので、保険として別のアラームをセットしておくのがベター。このアラーム機能は、充電する必要がないActivité Popならではと言えます。


さまざまな活動のカードが表示されるタイムラインとは別に、「ダッシュボード」でも活動量を確認できます。ただし、タイムラインになれてしまうと、ダッシュボードを見ることはほとんどありませんでした。どちらか合う方を使えばよさそうです。


・その他の機能
Activité Popの独自機能ではありませんが、Health Mateでは体重や心拍数を手入力で管理し、食事の摂取カロリーを「MyFitnessPal」というアプリから同期できます。タイムラインの体重のカードをタップすると……


体重推移のグラフを確認できます。2つあるうち細い方が体重を表していて、体重が増えたり減ったりをみるのは楽しいものです。手入力というのが少しずつめんどうくさくなっていくのですが、スマート体重計「Withings WS-50」を使えば自動で同期してくれます。


これは心拍数のグラフ。


心拍数はHealth Mateからカメラを起動して、スマートフォンのカメラに指先をあてて計測。カメラで心拍数を計測できるのは興味深いところです。


食事はMyFitnessPalでデータを入力、もしくはMyFitnessPalに登録されているメニューを選ぶと、Health Mateに同期されます。画像の「消費カロリー(1232kcal)」というのは食事で摂取したカロリーのこと。目標体重から算出された「1日の目標カロリー(1534kcal)」に「活動で消費したカロリー(183kcal)」を足したのが「合計カロリー(1717kcal)」で、そこから「食事で摂取したカロリー(1232kcal)」を引くと、後どれくらいのカロリー(485kcal)を摂取できるかわかります。


なお、Health Mateは、目標を達成したり新記録を樹立すると「おめでございます!」と褒めてくれます。こういった機能はモチベーションを保つのに大いに役立ってくれました。


Withings Activité Popを約2カ月間使用した感想は、やっぱりバッテリーのことを気にせずにずっと着用できるのはかなりグッドです。活動量計としては、歩数や移動距離、ランニングのデータ測定には少し難がありますが、日々の活動をだいたいでいいのでデータとして記録したい人や、ダイエットや健康的な生活の目安として使う程度なら十分使えます。どうしても正確な値を計測したい人は「心拍数センサー付きの活動量計」を使うのがベターです。ただし、心拍数センサーが搭載されていると、バッテリー持続時間が一気に少なくなるので、そのへんは考えどころかも。ウォーキングやランニングトラッキングは今後のアップデートで改善されることもあるので、期待したいところです。


なお、Amazonでは記事作成時点で1万5109円で販売されていました。

Amazon.co.jp: 【日本正規代理店品】Withings スマートウォッチ Activite Pop ( 歩数 / 消費カロリー / 移動距離 / 睡眠 / 50m防水 / 時間自動調整機能 ) Shark Grey 70080401: 家電・カメラ
http://www.amazon.co.jp/dp/B010UV1M6O

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in レビュー,  モバイル,  ソフトウェア,  ハードウェア, Posted by darkhorse_log