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同じムービーをYouTubeに1000回アップロードし劣化しまくると最後はこうなる


YouTubeはMOV・MPEG4・AVI・WMV・MPEGPS・FLV・3GPP・WebMのファイル形式をサポートしており、ファイルをアップロードするとエンコードされますが、音声コーデックや動画コーデックの設定によってオリジナルファイルから劣化してしまいます。一度だけならほとんど気にならないレベルですが、YouTubeへ同じMP4ファイルのムービーを繰り返しアップロードする「1000本ノック」を行なった強者が現われ、映像や音声がバッキバキに壊れていくものすごい様子がわかります。

VIDEO ROOM 1000 COMPLETE MIX -- All 1000 videos seen in sequential order! - YouTube


「ぼくは部屋で自分の音声としゃべっている自分自身を撮影しています。このムービーをYouTubeにアップロードするつもりで、それを何度も繰り返すんだ」


「YouTubeで同じMP4ファイルが何度もエンコードされると、どんな風に劣化して壊れてしまうのかが、僕の話し声や映像を見ればわかるはずだ」、というわけで、ここまでのムービーがYouTubeにアップロードした回数ごとに表示されていきます。


まずはアップロードを5回行なったところ。すでに映像がザラザラになっていますが、音声は少しノイズが入った程度にとどまっています。


アップロードが10回目になると、全体的に映像がにじみ始め、音声も少し機械っぽく変化しています。


25回目でもう人物が誰なのか判別が難しくなりました。音声もエフェクターをかけたような感じですが、話している内容は理解できます。


50回目になると、全体的に映像が水彩画のようにつぶれてしまい、着ている服などはなんとか識別できますが、顔はもはや誰なのかわかりません。まだなんとか「……どんな風に劣化して壊れてしまうのかが」などと話しているのがわかりますが、水中でしゃべっているようなくぐもった声になり、ノイズもめちゃくちゃ入っています。


75回目。もはや背景がなんなのか判別不可能になり、音声も何を話しているのか聞き取りが難しいレベル。


100回目でファミコン時代のドット画のようなグラフィックになってしまい、もはや何を話しているかもわかりません。


一気に200回目になると髪型も顔も着ている服も一体化しかけており、かろうじて人間とわかるくらい。音声は映画で聞くようなロボット言語を話しているように感じます。


500回目でポリゴン風のサーモグラフィみたいになってしまい、オリジナルのムービーとは完全に別モノ。


そして1000回目がコレ。背景や人物像が全く判別することができない状態になり、音声はカセットテープをシュルシュル巻き戻している時みたいな音が出ているだけで、言語とすら認識できないレベルにまで壊れてしまいました。

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in ネットサービス,   動画, Posted by darkhorse_log

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