たった1時間で13500mAhが満タンになる大容量急速充電バッテリー「Pronto」レビュー


1日や2日でバッテリーが空っぽになってしまうスマートフォンやタブレットを持ち歩く際に役立つのが大容量のモバイルバッテリーですが、バッテリー容量が大きくなればなるほど充電時間が長くなってしまい、一度充電を忘れてしまいスマートフォンもモバイルバッテリーも切れて悲惨なことに……という経験をした人も多いはず。そんなモバイルバッテリーの問題を独自の急速充電システムで解決し、13500mAhの容量を1時間で満タンまで充電できるほか、わずか5分充電するだけでもスマートフォン1台分の電力を蓄電できるという急速充電バッテリーが「Pronto」です。2014年にKickstarterで出資を募集していたものが製品化してGIGAZINE編集部に届いたので、本当に急速充電を可能にしているのか検証してみました。

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◆開封&フォトレビュー
というわけで、容量13500mAhの「Pronto 12」と、容量4500mAhの「Pronto 5」が届きました。


前面のフタが開くようになっており、中にはそれぞれモバイルバッテリーが収められています。


簡単な説明書きもあり、Pronto 12は5分間の充電でスマートフォンを1台分・アクションカメラを1.25台分、タブレットを4分の1まで充電可能な電力を蓄えることができ、1時間充電すれば満タンになります。満充電の状態ならばスマートフォン7台分、アクションカメラ9台分、タブレット2台分、ノートPCを1回分充電できるとのこと。


Pronto 5は15分間の充電でスマートフォンを1台分・アクションカメラを1.5台分・タブレット4分の1台分まで充電できます。バッテリーが満タンになるまでの時間はPronto 12と同じ1時間で、満充電ならばスマートフォン3台分、アクションカメラ4.5台分、タブレットを3/4台分まで充電可能とのことです。


箱から出してみるとこんな感じ。左がPronto 12、右がPronto 5で、それぞれ充電器の種類が異なり、Pronto 12の充電器はノートPCのようなコンバーター付きのACアダプターと、シガーライター型のACインバーターに接続するためのシガーソケット型アダプターが付属しています。


2つのバッテリーを並べてみました。どちらもモバイルバッテリーとしては大きめのサイズです。


Pronto 12の重量は実寸で494g


Pronto 5の重量は実寸で234gでした


上から見るとどちらもiPhone 6 Plusと同じくらいの大きさ


横から見ると、Pronto 12は幅がPronto 5の倍くらい厚くなっているのがわかります。


大きい方のPronto 12を手に持ってみるとこんな感じ。13500mAhの大容量バッテリーなので仕方ないかもしれませんが、ずっしりと重みもあり、持ち運びにはちょっと不便なサイズです。Kickstarterの説明ではカラビナをつけられるとのことでしたが、布バンドに変更された模様。布バンドは外れやすいので、「バックパックにつけてガシガシ運ぶ」というのも難しそう。


黄色い部分はフタが外れるようになっており、フタを外すと左側に2.4AのUSB出力ポートが2口、真ん中に充電開始ボタン、右側にACインバーターに出力する12Vのソケット(12V OUT)と充電器を挿し込むソケット(INPUT)があります。


バッテリー充電時の電圧は12V/5Aで、出力時は5V/2.4A。また、シガーソケット型アダプターからなら12Vで出力可能なので、PCなども充電できるようになります。


表面にはLEDインジケータが2つついており、黄色のフタがついている面を上にした際に左側のもので充電時の出力レベル、右側でバッテリー残量を確認することができます。


小さい方のPronto 5を手にのせるとこう


左から充電器用ソケットとMini-USB給電ポート、充電開始ボタン、3AのUSB出力ポートが1口となっています。


実際に充電してみると、以下のようにLEDインジケータが点灯。一目で「急速充電できているか」「いまどれくらいの容量が蓄電できているか」がわかります。


◆本当に5分間でスマートフォン1台分の電力を急速充電できるのか?
というわけで、本当にPronto 12を5分間充電するだけでスマートフォン1台分の電力を蓄電できるのか検証していきます。まずは完全にバッテリーを放電し、スタートボタンを押しても全く反応しない状態にしました。


専用の充電器で充電スタート。左側のLEDで充電レベルはマックスを表示しており、急速充電されているのがわかります。


写真では10秒ズレてしまっていますがきっかり5分で給電をストップ。右側のLEDを見ると、ひとつだけランプが点灯しているので、全体の6分の1だけ蓄電できたことがわかります。


というわけで、5分間だけ充電したPronto 12で、バッテリー残量0%まで放電したiPhone 5を充電するとどこまで充電できるのか検証している様子は、以下のムービーから見ることができます。

急速充電バッテリー「Pronto 12」は5分でスマホ1台分を蓄電できているのか試してみた - YouTube


バッテリーが空になったiPhone 5をPronto 12と接続し、スタートボタンを押して充電開始。説明書によると「スマートフォン1台分」というのはスマートフォンのバッテリー容量により変化すると書かれているのですが、Kickstarterでは「iPhone 5を1台分」と説明していたので、バッテリー容量1440mAhのiPhone 5を使って検証することにしました。iPhone 5は放電前に機内モードにして、Wi-Fiやネット通信でバッテリーを極力使わないように設定してあります。


1時間ほど充電すると、Pront 12のLEDが点灯しなくなり、5分間蓄電した電力がなくなった模様。iPhone 5のバッテリー残量を見てみると、「69%」まで充電できていましたが、満タンまではたどり着かず。


ただし、別の日に同じ検証をしようとして、5分間ではなく7分間ほどPronto 12を充電してしまったことがあり、そのまま空のiPhone 5を充電してみたのですが、その時は79%まで充電できていました。「5分でスマートフォン1台分」だと1000mAhくらいのバッテリーでないと満タンにできなさそうですが、恐らく10分間も充電すればiPhone 5なら満タンにできるので、「急速充電」の機能に偽りはないことがわかりました。


◆通常半日かかる13500mAhの大容量バッテリーを1時間で急速充電できるのか?
また、Pronto 5とPronto 12はバッテリー容量が異なるものの、どちらも1時間で急速充電できるとのことなので、実際に1時間充電してみたムービーは以下から見ることができます。

急速充電バッテリー「Pronto」で13500mAhを1時間で充電してみた - YouTube


それぞれ専用の充電器を挿し込んで充電スタート。Pronto 5はUSBからも給電可能ですが、USBでは急速充電できないので要注意。


1時間後、2つのバッテリーのLEDインジケータはどちらも満タンを示しており、本当に1時間で容量4500mAhと13500mAhのモバイルバッテリーを満タンまで蓄電できることが判明しました。


また、しばらくPronto 12を持ち歩いて使ってみたところ、カバンの中で割とスペースを占めてしまうほか、重量が気になりましたが、iPhone 5s+Xperia Z3を充電しても1日でPronto 12の残量がなくなることはありませんでした。でかけるちょっと前の数十分間Prontoを充電しておくだけでも、十分な電力を蓄電できるので、安心してモバイル端末を使いまくることができました。

なお、容量15000mAhのモバイルバッテリーを使っている編集部員が1人いたのですが、満充電までにかかる時間は約6時間とのことなので、1時間で13500mAhを蓄電できるPronto 12は、複数のモバイル端末を持ち歩く人には重宝する急速充電バッテリーとなっています。Prontoシリーズのバッテリーは以下から購入でき、価格はPronto 5が79.99ドル(約9000円)、Pronto 12が149.99ドル(約1万7000円)です。

Fast Charge Battery Pack | Pronto 5 | Power Practical
https://powerpractical.com/products/pronto5-fast-charge-battery-pack

Fast Charge Battery Pack | PRONTO 12 | Power Practical
https://powerpractical.com/products/pronto12-fast-charge-battery-pack

また、以下のプレゼント企画からも無料でゲットできます。

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in レビュー,  モバイル,  ハードウェア,  動画, Posted by darkhorse_log