LTE回線を利用する自律飛行型ドローンをIntelとAT&Tが開発


ドローン用の制御ソフトウェア開発企業を買収したり、低価格のコンシューマー向け自律飛行ドローンを開発したりとドローン(UAV)市場への参入に名乗りを上げた半導体大手のIntelが、モバイル回線キャリアのAT&Tとの提携を発表しました。LTE回線網を使ってIntelとAT&Tは「つながるドローン」でさまざまなテストやサービス開発を狙っているようです。

AT&T And Intel® To Test Drones On LTE Network -- BARCELONA, Spain, Feb. 22, 2016 /PRNewswire/ --
http://www.prnewswire.com/news-releases/att-and-intel-to-test-drones-on-lte-network-300223320.html

アメリカの大手キャリアのAT&Tが、Intelとの提携を発表。提携目的は、「LTEネットワーク網を使ったドローンの共同試験」としています。

ドローンを使えば砂漠や山間部などインターネット回線環境が整わない場所にモバイル回線を提供できるとみられているように、地上に比べて建物などの障害物の影響を受けにくい空中のドローンはさまざまなインターネットサービスへの活用が期待されています。そして、ネットワークと接続してインタラクティブに情報をやりとりできることがドローンを自律的に飛行させるために必要であるところ、自律飛行型ドローンを開発するIntelと、広範囲にわたって高速ネットワーク網を持つAT&Tの相互補完関係から、今回の提携が生まれたというわけです。


AT&Tは、空中をただよう「つながるドローン」を活用することで、山間部などの高度の高い場所でのネットワーク環境をテストしたり、旅客機やFAAで認可された航空機が送受信する航空情報とモバイル回線との混線の影響などについて調査したりできるとしています。また、ドローンを使って、画像やムービーなどの重要な情報をインターネット環境が整わない地域にも届けられるようになると考えています。

他方でIntelは、空中を自律飛行できるドローンは、農業から商品の配達などの巨大な潜在的活用の可能性を秘めている重要な次世代技術と考えており、LTE回線網を使って地上から操縦したり情報をやりとりしたりしてより安全に飛行できるドローンの開発ができると述べています。IntelはRealsense技術に加えてLTE回線網を活用することで、自律飛行ドローンをさらに高度なものにしていくものと考えられます。

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