「ハッピーバースデートゥーユー」はパブリックドメイン、過去の著作権料は返還されることに

by Janine

誕生日を祝う歌「Happy Birthday to You」について、2015年9月にワーナー・チャペル・ミュージックへの著作権帰属は認められないという判決が下りましたが、ワーナーは過去に受け取った「著作権料」を返還することになりそうです。

“Happy Birthday” is public domain, former owner Warner/Chapell to pay $14M | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2016/02/happy-birthday-is-public-domain-former-owner-warnerchapell-to-pay-14m/


「Happy Birthday to You」を巡り、映画製作者のジェニファー・ネルソン氏が著作権料徴収に応じず、著作権保有を主張するワーナー・チャペル・ミュージックを訴えていた裁判で、ジョージ・キング判事は2015年9月、ワーナーの主張を退けました。このとき、キング判事は私見として、この歌のもとになった19世紀の童謡「Good Morning to You」にしても、そもそも作者だとされるパティ・ヒルが書いたのかどうかと疑問を呈していました。

ネルソン氏、ワーナー、双方の弁護士は判決について2015年12月に基本合意。その内容が2ヶ月経過して明かされ、ワーナーはこれまでに得た著作権料1400万ドル(約16億円)をワーナーが返還する予定であることがわかりました。

ワーナーは1935年に「Happy Birthday to You」の著作権を“取得”、映画やテレビ番組で歌が使われるたびに使用料を徴収してきました。その額は年間で200万ドル(約2億3000万円)。有名なところでは、1994年公開のドキュメンタリー映画「フープ・ドリームス」は、この歌を家族で歌うシーンが重要なところで出てくるため、5000ドル(約57万円)を支払っています。


合意によると、2009年以降に支払われた著作権料は全額が返還され、それ以前については15%が返還されることになります。

ネルソン氏側のランドール・ニューマン弁護士は、この合意で重要なのは「『Happy Birthday to You』がパブリックドメインになった」ということで、アーティストにとって大きな勝利であり、歴史上の大事件だと語りました。

なお、Ars Technicaではニューマン弁護士から「他にも同じように『解放』する予定の歌がある」ことを聞き出しましたが、その歌が何かは教えてもらえなかったそうです。

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