スマホを全世界地震探知・通知ネットワークとして使うアプリ「MyShake」


地震の被害を最小限に抑えるためには、早期の探知と注意喚起が重要です。そんな地震の探知を、いまや社会のあらゆる場所に存在するスマートフォンを使って行い、将来的には地震の発生を即座に通知して警告するアプリ「MyShake」の運用が開始されています。

MyShake
http://myshake.berkeley.edu/

MyShakeはカリフォルニア大学バークレー校が進めるプロジェクトです。スマートフォンに内蔵されている加速度センサーを利用することで、地震の発生を即座に検知することが可能で、今後はサーバーにアップロードされたデータをもとに地震の発生を感知し、その周辺にいる人のアプリに地震の発生を通知する機能を搭載することを目指しています。


MyShakeはAndroid向けにリリースされているアプリで、今後はiOS向けにも開発が予定されています。今回は編集部のNexus 6Pにインストールしてみました。Android端末でGoogle Playにアクセスし、「インストール」をタップ。


インストールが完了したら「開く」をタップしてアプリを起動します。


これがアプリ起動後の画面。上部には「RECENT(最近)」「SAFETY(安全)」「SENSOR(センサー)」「PAST(過去)」の4つのメニューが表示されており、「RECENT」には過去7日間に発生したマグニチュード2.5以上の地震が表示されています。


画面をスクロールさせて日本近辺を表示させるとこんな感じ


アイコンをタップすると、伊豆諸島近辺でマグニチュード5.7の地震が発生していたことが表示されました。


「SAFETY」には、地震に備えた心構えや発生時の対処方法などが英語で書かれています。


「SENSOR」の画面では、端末に搭載されている加速度センサーが感知した動きがリアルタイムに表示されています。X軸(青色)、Y軸(赤色)、Z軸(緑色)の3軸の動きがグラフで再現されています。


グラフの左の方に表示されている3つの波は、それぞれ端末を上下、左右、前後に動かした時の動きが記録されたもの。実際に動かしてみるとよくわかるのですが、ほんのわずかな動きにもグラフが反応する様子がよく伝わってきます。


「PAST」には、過去の大きな地震が表示されています。この画面で見るように、アメリカ西海岸は地震多発地帯であることから、このMyShakeアプリが開発された背景を感じ取ることができます。


日本近辺だとこんな感じ。もちろん東北地方太平洋沖地震が表示されていましたが、なぜか阪神淡路大震災を起こした兵庫県南部地震や、記憶に新しい台湾の大地震は表示されていませんでした。


このアプリは、基本的にバックグラウンドで動作させ続けることを主眼に開発されており、そのためにバッテリーの消費を最小限にとどめるなどの工夫が行われているとのこと。地震の研究に役立てられるほか、将来的には重要な情報を得ることができるようになるようなので、インストールしておくと何かと役に立つのかもしれません。

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in レビュー,  モバイル,  ソフトウェア, Posted by logx_tm