スマホがカギになってBluetoothでロック解除できる南京錠「Noke」は未来を感じるスマートデバイス


カギを使わなくてもスマートフォンがあれば施錠・解錠が可能なBluetooth搭載のスマート南京錠が「Noke」です。2014年にKickstarterで出資を募集していたものがようやく製品化してGIGAZINE編集部に届いたので、スマートフォンと連携させる南京錠は果たして実用的なのか、実際に使用して試してみました。

Noke Locks | Smart Bluetooth Padlock, U-Lock | Keyless Sharable Smartphone Lock
http://noke.com/

スマート南京錠「Noke」が一体どのような南京錠なのかは、以下のムービーを見ると一目でわかります。

スマート南京錠「Noke」をスマホと2段階連携モードで解錠 - YouTube


◆Nokeの外観チェックからアプリとの連携まで
GIGAZINE編集部に到着したNokeは、白い箱に入っていました。


開けてみると、しっかりと緩衝材でこん包されていたので一安心。


2つの箱の中には3つのNokeが入っていました。


裏面には簡単な説明書き。


シールを引っぱってパッケージを開封します。


裏面のつまみを引っぱると……


Nokeの本体を取り出すことができました。ずっしりと重みがあり、頑丈に施錠してくれそうな感じ。


素材はシリコン製で、マイナス23度〜65度に耐えられる設計で、水や泥がかかっても内部の電子機器が壊れることはないとのこと。


横から見ると結構厚みがあります。


底面には鍵穴がありますが、カギを挿し込んで解錠するわけではなく、バッテリーが切れた時の緊急解除機能「ジャンプスタート」を動作させるためのパーツです。


重量は実寸で311gでした。


なお、Nokeはこのままだとただの文鎮で、施錠も解錠もできない状態。モバイルアプリと連携することで、初めて南京錠として使用できるようになります。アプリは以下URLからiOS・Androidをダウンロードすることができます。

Noke on the App Store
https://itunes.apple.com/us/app/noke/id1027574945

Noke - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fuzdesigns.noke

というわけで、今回はiOSアプリと連携させてレビューしていきます。まずはアプリを起動


アプリは無料ですが、アカウント登録が必要なので、まずは「Create Account」をタップ


名前・メールアドレス・パスワードを入力し、「I agree to the terms of service policy(サービスポリシーに同意する)」にチェックを入れて「Next」をタップ。


もしパスワードを忘れた時のための「秘密の質問」と回答を3つ記入して「Register」をタップ


「Login」をタップします。この時、登録したメールアドレスに確認メールが送信されるので、メールを確認して認証すればOK。


メールから認証が済んだら、登録したメールアドレスとパスワードを入力して「Login」をタップすれば、アプリとNokeが連携可能な状態になります。


◆Nokeをアプリに登録する
Nokeを登録するにはアプリトップで「+」をタップ


手持ちのNokeと連携させるよう表示されるので、Nokeのフック部分をグッと押し込みます。


アプリがNokeを認識すると、初回のみ説明のムービーが表示されます。「Next」をタップ


連携したNokeを識別する名称を入力して「Next」をタップ。


自分のNokeを識別するための画像を設定します。特にこだわりがなければ、デフォルト画像から選択する「Use Default」をタップ


好きな画像を選んでタップします。


解錠方法はスマートフォンの近くでフックを押し込めば解錠される「1-Step unlock(1段階解錠)」と、フックを押し込んでさらにスマートフォンで認証して解錠する「2-Step unlock(2段階解錠)」から選択可能。今回は「1-Step unlock(1段階解錠)」を選択します。


もし紛失などでスマートフォンがなければ、Nokeを解錠できないわけですが、そんな時のための手動パスワード「Quick-Click Code」を入力することができます。手動パスワードを設定するには「Create your own code」をタップ。


パスワードは8文字以上16文字以内で設定可能で、フックを「短く押す」「長く押す」の2種類を組み合わせて作成します。画面下の「Short」「Long」で入力していくのですが、よく分からない場合は、語呂を合わせやすいように、覚えやすいキーワードの子音と数字を「短く」、母音を「長く」などで設定すると良いとのこと。パスワードを入力したら「Next」をタップ。


手動パスワードがクラウドに登録されるので、処理が済んだら「Next」をタップ。


スマートフォンの近くで連携させたNokeのフックを押し込みます。


「Done」をタップすれば設定は完了です。次回からはNokeの連携だけなので、1分もあれば登録できるようになります。


◆スマート南京錠「Noke」を使ってみた
これでNokeの施錠・解錠が可能になったわけですが、実際にNokeをカギなしで開け閉めしている様子は、以下のムービーを見るとよくわかります。

スマート南京錠「Noke」をカギなしで施錠・解錠 - YouTube


スマートフォンが近くにあれば、フックを押し込むだけで、「カチャリ」とカギが施錠されたり、解錠したりするようになりました。


アプリには連携したNokeが表示されており、タップすると……


「1-Step unlock(1段階解錠)」と「2-Step unlock(2段階解錠)」をタップして切り替えることも可能。


実際に2段階解錠でNokeを解錠している様子は以下のムービーから見ることができます。

スマート南京錠「Noke」をスマホと2段階連携モードで解錠 - YouTube


施錠したNokeのフックを押し込むと、スマートフォンに通知が届きます。アプリを開くと連携しているNokeの一覧が表示されており、該当するNokeの左端にある「Unlock」をタップすることで、南京錠が解錠されるわけです。例えば自転車につけている時に、カフェなどに寄ってBluetoothが届く距離に駐輪していると、1段階解錠だと他人に開けられる可能性があるため、2段階にしておけばスマートフォンを使わないと開けられないため安心して施錠できるようになります。


また、スマートフォンなしでフックの押し込みによる手動パスワード「Quick-Click Code」で解錠する様子は以下のムービーから確認可能です。

スマート南京錠「Noke」をQuick-Click Code(手動パスワード)で解錠 - YouTube


Nokeのフックは深く押し込むとLEDが白く光り……


浅く押し込むと青く光ります。設定したコンビネーションをフックの押し込みで入力することで、スマートフォンなしでも解錠可能です。


◆Nokeをほかのユーザーと共有して解錠
NokeはNokeアプリを持つ友人を指定することで、カギを解錠できる人を設定することができます。まずはアプリから共有したいNokeを選択して……


「Share With New User」をタップ


「+」をタップ


友人の名前とメールアドレスを入力して「Save」をタップします。友人の名前は自分が認識できればなんでもOK。友人にメールが送信されるので、承認されれば友人もNokeを解錠できるようになります。


共有したユーザーは個別に「Sharing Type(共有方法)」を設定することが可能。設定するには「Select」をタップします。


共有方法を全ての許可を与える「フルアクセス」、限定的な許可を与える「カスタムアクセス」、一度だけ解錠許可を与える「ワンタイムアクセス」、「リムーブアクセス」のいずれかに変更することができます。「Custom Access」をタップすると……


各種項目が表示されます。「S・M・T……」のアルファベットは解錠可能な曜日で、「All-day」をオンにすると1日中解錠させることができ、オフにすると時間指定が可能。共有期間も1日単位で設定することができるようになっています。例えば不動産屋でNokeを共有すれば、内覧などで必要な時にだけ現地のNokeを解錠したり、といった使い方ができるわけです。全ての項目を設定したら「保存」をタップ。


これで友人が自分のNokeを解錠できるようになりました。


なお、アプリの下部のバーにある右から2番目のアイコンをタップすると、自分や共有した友人の使用履歴を見ることが可能。例えば履歴を1つタップすると……


Nokeが使われた場所がマップに表示されるため、共有した友人が自分のNokeをどこに持っていったかをチェックできるわけです。


◆バッテリーの交換方法&バッテリー切れの際の緊急解錠方法
Nokeはボタン電池1つで約1年間駆動し、電池切れが近づくとアプリに通知が来るようになっています。電池を交換するにはNokeを解錠し、フックを持ち上げた状態で裏面を反時計回りに回すとカバーが外れるので、新しい電池に入れ替えればOK。


また、もし施錠したまま電池が切れてしまうと、物理的なカギがないため解錠できなくなるわけですが、そんな時は底面の鍵穴で「Jump-Start(緊急解錠)」が可能。


コインなどで鍵穴を回すとカバーが外れるようになっており、カバーを外すと中の端子が見えるようになります。


端子に向かって交換用のボタン電池を45度の角度で挿し込むと、一時的に通電するようになるため、スマートフォンが近くにあれば解錠可能になるというわけです。


「Noke」はアプリの連携も難しい操作はなく、一度連携してしまえばBluetoothの接続遅滞も感じることなくスムーズに施錠・解錠できました。「スマートフォンを南京錠のカギとして使う」というアイデアは今までにないものですが、簡単に開けられるにもかかわらず、間違って他人に開けられないようセキュリティ性は考えられている模様。自転車などの施錠に使えば、従来のカギとは全く異なる利便性を体感できそうなIoTデバイスとなっていました。

なお、スマート南京錠「Noke」の価格は1つ69.99ドル(約8000円)となっており、2つ以上購入すると1つあたり64.99ドル(約7400円)にディスカウントされます。ほかにもNokeで自転車をロックできるようになる自転車用マウントが39.99ドル(約4500円)、アナログキーとして連携できる「Noke Fob」が24.99ドル(約2800円)で販売中で、送料は別途22ドル~26ドル(約2500円~約3000円)ほどとなっています。

Noke Padlock | Bluetooth Smart Lock
http://noke.com/products/noke-padlock?variant=5829732481

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in レビュー,  モバイル,  ソフトウェア,  ハードウェア,  動画, Posted by darkhorse_log