なんと1個1万円超え、ゴールドに輝く「金箔ドーナツ」をニューヨークで食べてみたムービー


ニューヨーク・マンハッタンに隣接するブルックリンでは、1個100ドル(約1万2000円)という驚くほど高価なドーナツが話題を呼んでいます。ドーナツの上に金箔をぜいたくにトッピングし、生地も非常に珍しい色に仕上げられているというドーナツがいったい何のために作られたのか、どんな味なのかがForbesの記事でレポートされています。

The Priciest Part Of The $100 Golden Doughnut Isn't The Gold - Forbes
http://www.forbes.com/sites/katiesola/2016/01/12/golden-doughnut

豪華極まれりし金箔ドーナツを食べに来たのは、Forbesのケイティ・ソラさん。その時の様子がムービーに収められています。

The $100, 24K Gold Cristal Doughnut - YouTube


ややテンション高めな様子にも見えるソラさん。これからブルックリンのウィリアムズバーグにあるお店を訪れます。


そしてこれが黄金に輝く金箔ドーナツ。ドーナツ生地そのものは普通のものと大差ないようですが、生地の上にはシャンパンで作ったというアイシング、そしてその上にキラキラと輝く金箔がふんだんにトッピングされています。


黄金のドーナツ、と聞くとギラギラしたものを想像してしまいそうですが、さりげない雰囲気で上品に仕上がっているのは、ニューヨーク・ブルックリンという土地柄がそうさせているのかも。


左の男性が、この金箔ドーナツを作ったビヨルン・デラクルズさん。デラクルズさんの一家は、ブルックリンで高級フィリピン料理レストラン「Manila Social Club」を経営しているとのこと。


デラクルズさんが最初に金箔を使ったドーナツを作ったのは、あるイベント用にスペシャルドーナツを作った時とのこと。その後、新年のお祝いでお店のスタッフや家族に贈るギフトとして金箔ドーナツを作ってInstagramに投稿したところ、売ってくれという声が届き始めたそうです。


デラクルズさんはとにかく、クレイジーで高価なドーナツを作ってみたかったようで、中が紫色のドーナツ生地にシャンパンのアイシングをトッピングし、最後に金箔でデコレーションするというドーナツを考案。


しかし一方で、高ければどんな材料でもいい、というわけではなかった様子。


生地の素材には、フィリピンで使われる紅芋のような「ウベ(Ube)」を使っているのですが、それに良く合うシャンパン「CRISTAL」をチョイスしているとのこと。いくらでも高いシャンパンは見つかりますが、あえてこの銘柄をチョイスしているのは味にもこだわりどころだった様子。


ドーナツの生地は、ウベを粉にしたものから作られます。ウベは芋の一種で、ダイジョなどと呼ばれることもある品種。鮮やかな紫色をしているのが特徴です。


ウベ粉をクルーラータイプのドーナツに焼き上げたら、同じくウベから作ったムースを注入し、シャンパンのアイシングを上からのせて……


最後に金箔をワサッとトッピングしたら、金箔ドーナツの完成。


ということで、ソラさんの試食タイムがスタート。


おそるおそるの様子で金箔ドーナツを食べるソラさん。思わず「すごいわね(It's amazing)」と語っていますが、その気持ちはなんとなくわかる気がします。


紫が鮮やかな断面。食べた感じはまるでエクレアのような食感で、サクサクとした生地の中に冷たいクリーミーなフィリングが入っている様子。シャンパンのアイシングも、ウベが持っている土の感じを残し、バニラっぽさもある風味にきらめきを与えているそうです。外観のゴールドと、断面の紫のコントラストも実際に食べてみた人に楽しい驚きを与えています。


金箔をフワッとトッピングしたことで、3次元の立体的に輝く黄金の様子がゴージャス感をさらに際立たせています。


この金箔ドーナツは、New York Timesが2015年12月31日の記事で取り上げ、2016年の年明けに「First We Feast」に掲載されたことをきっかけに広がりを見せました。

Meet the Mastermind Behind The $100, 24-Karat Gold, Cristal Ube Doughnut | First We Feast


記事を見た人の中には「ギミック(まやかし)だ」と批判的な意見を持つ人もいたようですが、デラクルズさんは「そうですね、食べ物に金箔をのせることはそもそもギミックですから」と、さほど意に介していない様子。そもそもの成り立ちが特別なギフト用であることから、「批判的な人たちは……例えば、何かを企画したり、誰かに特別なプレゼントをしようと思ったことがないのかもしれないですね」と語っています。

事実、デラクルズさんのお店では、このドーナツを買い求める人が多く訪れているとのこと。ドーナツの販売は週に1度、土曜日だけで、1週間分の注文を集めてドーナツ作りに入るそうです。具体的な販売数は教えてもらえなかったそうですが、ある週には20組のお客さんからのオーダーを受け付けており、そのうち数組はなんと10個程度の注文を行っているとのこと。1個100ドルのドーナツが10個ともなるとその価格は1000ドル、つまり約12万円にものぼり、ドーナツに支払う金額としてはあまり例をみないレベルに到達していることがわかります。

ニューヨーク近辺で売られている最も高いドーナツでも、1個あたり2.5ドル(約300円)なので、デラクルズさんの金箔ドーナツはその40倍の価格ということになります。とはいえ、実際には「40倍おいしい」ということにはなるわけもないので、その価値をどこに見いだすかが最も気になるポイント。それはやはり、誰かにスペシャルなギフトをプレゼントしたいという気持ちの表現ということになるようで、これまでに金箔ドーナツを買っていった人の中には、結婚のプロポーズに使う人や、初めてニューヨークを訪れる母親へのサプライズとして買う人、妹の60歳のバースデープレゼントとして買っていく人などがいたそうです。

特別な人への特別な日のプレゼントとして、金箔ドーナツというチョイスは、けっこう「アリ」なのかもしれません。

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