クリアまで最低8時間・セーブなし・ポーズ禁止・ボタン固定不能のクソゲー界のキングがVRで復活


アメリカのアリゾナ州ツーソンからラスベガスまで約360マイル(約580km)をただひたすら走り続ける伝説のクソゲー「Desert Bus」が、バージョンアップしてVRヘッドセットのOculus RiftとPlayStation VR向けにリリースされることが明らかになりました。

Penn's Sunday School
http://pennsundayschool.com/episodes/

Gamasutra - Randy Pitchford and Penn Jillette remaking Desert Bus for virtual reality
http://www.gamasutra.com/view/news/263404/Randy_Pitchford_and_Penn_Jillette_remaking_Desert_Bus_for_virtual_reality.php

Desert Bus 2.0 coming to Oculus Rift and PlayStation VR, Penn Jillette says | Polygon
http://www.polygon.com/2016/1/12/10756876/desert-bus-2-vr-oculus-rift-playstation-vr-penn-jillette

Desert Busは、メガドライブ用の周辺機器のメガCD向けに開発されたゲーム「Penn & Teller's Smoke and Mirrors」に収録されていたゲームです。正式なリリースはされなかったのですが、カナダの喜劇集団「LoadingReadyRun」のメンバーが同ゲームをプレイし、ユーザーの募金額に応じて継続か中止を決めるというチャリティーイベントを実施し、約7万ドル(当時のレートで約645万円)を集めるという快挙を成し遂げたことで注目を集めました。なお、チャリティで集まった募金はボランティア団体の「Child's Play」に寄付され、入院している子どもたちへおもちゃやゲームをプレゼントするのに使われました。

Desert Busがチャリティとして成功した理由の1つが、そのぶっ飛びすぎたゲーム性。Desert BusはBGMなしで、ただボタンを押してバスを操作するだけなのですが、プレイヤーが運転するバスは少しずつ右に寄っていくため、ボタンの上に何かを置いて放置することができない極悪仕様。しかしながら、このクソゲーをただひたすらプレイし続けるというのが話題を呼び、ユーザーたちは面白がってチャリティに参加したというわけです。

そのDesert Busに出演しているマジシャンのPenn Jillette氏が、配信中のポッドキャストで、Gearbox SoftwareのRandy Pitchford氏と共にDesert Busの続編となる「Desert Bus 2.0」をOculus RiftおよびPlayStation VR向けに制作中であることを明らかにしました。Jillette氏によれば、Desert Bus 2.0は前作と同じく1992年のアメリカが舞台で、同ゲームとセットで提供する別のゲームも開発中とのこと。また、オリジナルのDesert Busもセットに含む予定であるそうです。

なお、オリジナルのDesert Busがどれくらいクソゲーなのかは、ゲームレビュー番組「The Angry Video Game Nerd」のムービーを見るとよくわかります。

Desert Bus - Angry Video Game Nerd - Episode 119 - YouTube


Desert Busをプレイするのはアメリカ在住の映像クリエイター、James Rolfe氏です。


Desert Busのプレイスタート。


Desert Busは、ツーソンからラスベガスまで約360マイルをバスで走り抜けるゲーム。


ゲームが始まって、ドライブスタート。ですが……


何も変化が起こらず、バスはただひたすら走り続けます。


数々のクソゲーをプレイしてレビューしてきたRolfe氏もこの表情。


「何か起こるだろう」と思って見ていても、何も起こりません。


風景にあるのは道路と……


砂漠のみ。


時折、小さな石ころや……


看板が出現。風景の変化はこれだけです。


また、バスの中には誰も乗っていません。あまりのクソゲーっぷりにRolfe氏は「なぜ誰もいないのか。デニス・ホッパーが爆弾でも仕掛けたのではなかろうか」と愚痴をこぼします。


何らかの変化を求めてBボタンを押すと……


ルームミラーにぶら下がったクリスマス風の飾り物がキーコキーコと音をならしました。


「これだけかよ……」とあきれた表情を見せるRolfe氏。


しかもバスは時速45マイル(約72km)しかだせません。


時速45マイルで360マイルを進むということは……


ラスベガスに到着するまで8時間かかります。しかも、ラスベガスに到着してカジノで遊べるというご褒美はなく、ただ単に「1ポイント」だけもらえるという極悪仕様。


ゲーム開始前のイントロダクションでは、Desert Busがリアルライフシミュレーターであると説明がありましたが、いくら何でもむちゃくちゃ過ぎ。


8時間も運転してられない、ということでスタートボタンを押してポーズ。


しかしながら、スタートボタンを押しても、クラクションが鳴るだけ。つまり、Desert Busにはポーズという概念が存在しません。


次々と明らかになる鬼仕様に開いた口がふさがらないRolfe氏。


説明書には「スタートボタンを押してもポーズ出来ないのは設計ミスではありません。あなたの人生にはポーズ機能がありますか?」と書かれており、リアルライフシミュレーターへのこだわりが半端でないことがわかります。


Desert Busは、ゲームの高得点プレイヤーを実際にツーソンからラスベガスまでのバスツアーに招待するというキャンペーンを行っていました。


Rolfe氏によると、ゴールすることでもらえるポイントは99ポイントでカンストするとのこと。つまり、キャンペーンで確実に勝利するには792時間をぶっ続けでプレイする必要があるということです。


792時間もプレイしていられないので、Rolfe氏はクリップでコントローラーを挟み込みAボタンを固定。


これでゲームを攻略できるはずと確信したRolfe氏は、ゲームを放置してどこかに行ってしまいます。


しかし、先述の通り、Desert Busは操作しないと少しずつ右に寄っていく仕様になっています。


戻ってきたRolfe氏が見たのは……


道路脇で完全に停止したバスの姿でした。


Rolfe氏は「今までに数々のクソゲーをプレイしてきましたが、Desert Busはクソゲーの中でも最もクソかもしれない」とコメントを残しています。

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